今日はどんな日?
ええ、ええ、本日もなんてことのない1日でした。 でも1つ、ぬおおおおっ!と目玉が飛び出そうになった出来事が。 本日、少し先のとがった靴と、比較的ゆったりとしたパンツを履いておりましたが、朝、地下鉄の階段を駆け下りていましたところ、階段の中央あたりまで来たところで、右の靴の先が、左足側のパンツの布に引っかかり、左足1本立ち状態に。 うおっとっと~、転げ落ちる~~! よろめきながら、左足だけで、バランスをとり続けること数秒(?)、おかげさまで、ひっかかった右足の先がようやく抜け、着地。ことなきを得たのでした。 この「転げ落ちる~!」という状態、いったい何秒あったでしょうか。1秒? いや、レイコンマの世界かもしれません。 このレイコンマ数秒の間に、人間というものは色々なことを考えるものです。 わたくしの場合は、ひっかってよろめいたこのとき、このレイコンマ数秒の間に、顔面から転げ落ちて、顔面が血まみれになって、階段の下でうつぶせ・大の字になって倒れている自分、そして救急車で運ばれて、病院のベッドで寝ている自分の姿までが脳裏に浮かびました。 「走馬灯のように駆け巡る」とはこのことですね。そして、着地してことなきを得るまでは、すべてがスローモーション。 これは、多くの人が体験することのようです。とっても不思議なことです。時間の流れというものは、決して同じではないのですね。 そこで、もう1つ、思い出したことがあります。以前、日記にも書きましたが、アユタヤでサイクリング中、野良犬どもちゃんたちに追いかけられたことがあります。このときも、レイコンマ数秒の間にさまざまなことが走馬灯のように駆け巡り、すべてがスローモーションになりました。 私は、このレイコンマ数秒の間に、非常に厳しい選択を迫られました。 野良犬どもちゃんたちが私の斜め後ろで、歯をむき出して追いかけてきているということを知ったとき、私には3つの選択肢がありました。 1.絶対無理、降参。2.自転車で走りながら野良犬どもちゃんたちを蹴るようにして追い払う3.とにかく逃げて逃げて逃げまくる 1は、私はまだ若い、死にたくない!ということで、即却下。 残るは2か3。2の場合、蹴った足を野良犬どもちゃんたちはここぞとばかりに噛み付くかもしれない。それは危険だ!狂犬病になるではないか! ああ、もう3しかない! 逃げる~~!ということで、私は、死に物狂いで自転車のペダルをこぎ続けました。気づいたら野良犬どもちゃんたちはどこかに消えておりました。 この3択が浮かび、3という答えを出すまでは、まさにレイコンマ数秒の間だったに違いありません。もし1秒でも、私の心に迷いが生じ、気がゆるんでおりましたなら、間違いなく野良犬どもちゃんたちの餌食になっておりましたっ!!!! 人間、いざとなったら、ものすごい力を発揮するものです。いまとなっては、こんな貴重なネタを1つゲットできた自分ヤッタネ!ってなものです。 でも、アジアでは、自転車には2度と乗らない!!!