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カテゴリ:店長日記
DMC JAPAN FINAL 2008の模様を先日の記事でお伝えいたしましたが、今日はDMCで使用された機材についてご紹介したいと思います。 大会で使用される機材はターンテーブルにTechnics SL-1200MK6、DJミキサーはJAPAN FINALは 「エフェクト機能が無く、改造されていない2チャンネルミキサー」を使用することが出来ましたが、すべて出演のDJは使い慣れているSH-EX1200を選んでいるようでした。 カートリッジはortofonシリーズ限定で、その中でもconcorde Scratch、Q-bertが多かったです。 Single部門で見事チャンピオンに輝いたDJ CO-MAはOMタイプを使用しており、本人曰く「普段はSHUREでヘッドシェルに取り付けるタイプが慣れているから」とのことでした。 ゲスト陣のパフォーマンスで使用されていた機材で一番使われていたのはRane Serato Scratch Liveで、HIPHOP、R&BでのDJプレイでは海外国内問わず定番となりましたね。 DJ SARASA、DJ BAKU、DJ NETIKが使用していました。 特にDJ BAKUさんはすでに生産完了したKAOSS MIXERを使ったどんなジャンルでもミックスしてしまう超絶テクニックで有名ですが、現在発売されているKM-202、KM-402とは若干仕様が異なるので、もしDJ BAKUスタイルをやってみたいという方がいましたらPioneer DJM-909とKAOSS PAD3という組み合わせが良いのではないでしょうか。実際今回のショーケースではPioneer DJM-909も使用していました。 多くのDJがSerato Scratch Liveを選ぶ中、華麗なサンプリングスクラッチアートを披露してくれたDJ KEN-ONEはNATIVE INSTRUMENTS TRAKTOR SCRATCHを使用。 フットサンプラーBOSS RC-50で自らが演奏したフレーズをリアルタイムでサンプリングしビートを構築していきます。DJミキサーはスクラッチャーに圧倒的な支持を誇るRANE TTM56。 スクラッチの素材はすべて自分で作成しているというKEN-ONEは以前はM-AUDIO CONECTIVを使用していたのですが最近TRAKTOR SCRATCHに乗り換えたそうです。 CONECTIV、TRAKTOR SCRATCH、Scratch Liveはどれもタイムコードコントロールレコードによる音楽ファイルの操作が可能なDJソフトですが、 実はTRAKTOR SCRATCHのコントロールレコードだけ他社より2倍の時間の情報が書き込まれているのでスクラッチしたときの反応が非常によく、特にレコードをゆっくり動かした時のレスポンスは秀逸です。 TRAKTOR SCRATCHはTRAKTORが発売されたころからテクノやハウスに多く支持されているDJソフトですがHIPHOPやR&BのDJにも是非使っていただきたいソフトです! 最近日本語ファイルにも対応し、日本語版のiTunesのプレイリストも使用可能になり、ますます便利になりました。 HIPHOPクラシックを美しい生演奏で聴かせてくれたFATLOOP Special Session Band feat. JIF-ROCKではCLAVIA Nord Electro(ひょっとしたらNord Stage?)、KORG R3、KORG TRITION Extreme、Roland Fantom G7が使用されていました。 CLAVIAのNord Electroはバンドのキーボーディストにかなり支持されているキーボードですね。PowerRec鍵盤堂のサイトに特集ページがありますので興味がある方は是非ご覧ください(^ー^)ノ KORG R3は最近バンドでよく使用されているアナログモデリングシンセサイザーで、バンドサウンドに埋もれることなく音抜けがよいと定評があり、手軽にボコーダーが使用できるところも人気の一つです。 Roland Fantom G7は発売されて間もないですが、最近使用しているミュージシャンを多く見かけます。なんと言っても音のクオリティが抜群によく、その上膨大な音色数をプリセットで搭載しているので、これがあれば音色に困ることはまずないでしょう(^ー^)。 いろんなワークステーション型シンセサイザーで音色をチェックしてみたのですが、今のところ個人的にはFANTOM Gがダントツでした!!ホントすごいと思います! HIPHOPクリエーターに人気のKORG TRITION Extremeはすでに生産が完了していますが、5系統のインサートエフェクト+2系統のマスターエフェクト+Valve Forceという真空管を組み合わせることでキャラ立ちするぶっといサウンドが出せます。 現在KORGから発売されているワークステーション型シンセサイザーはOASYSか、m3ですが、もっと手軽にTRITONの音色を手に入れられる機材としてオススメなのがKORG X50です。 KORG X50 こんなにコンパクトで軽量なのに、波形はTRITONそのもの!発売当初は20万以上したシンセも今ではこんなにお求め安い価格になってしまったのかと驚いたものです。 X50はシーケンサーが搭載されていないのでバンドのキーボーディストやAKAI MPCなどのシーケンサーで曲作りを行っている方に是非使ってもらいたいシンセサイザーです。 以上、機材側からみたDMCレポートでした(^ー^)!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月12日 21時12分00秒
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