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カテゴリ:木工教室にて
冬らしい一日でした。雪が降り、止んで少し融けて、冷え込んで凍る、という典型的な春を間近にした天気でした。
月に2回の木工教室、1回休んだので、1ヶ月ぶりの教室でした。 相変わらず、寒かったです。 先生!せめて、1時間前にストーブに火を入れておいてくれえ。 は、ともかく。 途中半端になっていた、鉋の仕込みを再挑戦。 あらためて、先生の使っている鉋と比べると、刃が丸くなっていたので、中砥石からやり直し。 ついでに、鉋の刃の当たる部分を鑿で削るので、鑿も研ぎ直し。 最初に鑿やりました。刃が右側が上がってます。どうも、ワタシは研ぐときの癖があるようです。小さな刃でしかも長い柄がついているので、研ぐときモーメントがかかります。そのエネルギーをコミコミで、真っ直ぐ研ぐためには、砥石の上での刃の動きを考えなくてはなりません。 先生からアドバイスを受け、試行錯誤しているうちに、右手の中指が少しぱっくり割れました。冷たいので、血はすぐに止まりましたが、思ったような力が入れられません。 なるほど、これが修行だ。 何とか研ぎ終えて、いよいよ鉋の刃です。 刃の両側が曇ってます。つまり、均一に研げていないということ。曇りが消えるように砥石の端をうまくつかって研ぐようにアドバイスもらいました。下手すると刃が欠けるので慎重に進めます。 途中、何となく気がついて、刃の研ぐ角度を一定にするため、刃と砥石の間に、右手の親指を入れ、親指を砥石すれすれに動かすことで、研ぐ動きのぶれを少なくするように試してみました。 お、いいぞ。力が巧く入って、刃が真っ直ぐに研げている印象があります。 25回研いでは、確認することを繰り返し、だいぶ丸さが取れてきました。先生に見てもらうと、「まだまだ、丸っぱだなあ~」 これも、修行だ。がんばるぞ。 しばらく、同じことやってたら、親指にちくっと痛みがありました。 右手親指の爪半分と第一関節が砥石で研げてました。血が滲んでました。いてて。 後で手当すればいいや、と、仕上げ砥まで進めて、とりあえず刃らしく仕上げました。 もう一枚の小さな刃を、同じ要領で研いで、水気をよく拭いて、台に刃を入れましたが、イマイチ入りません。 さっき研いだ鑿で、ずりずり刃の当たる部分を削り、どんぴしゃで刃を入れることができたので、先生に調整してもらいました。 台直しの鉛筆の跡もありますが、刃が出てるかどうか肉眼での判定は微妙です。自分でもやってみましたが、見て確認と言うより、玄翁でコン!とやって試しに削って、またコン!という時間のかかる方法しかまだできません。 んが、しかし、硬いりんごの木(りんごやバラは桜の仲間、桜は拍子木に使われる堅い木です。)や節のある逆目のクルミの木(針葉樹より広葉樹の方が硬いんだな。)も、ちゅりちゅりと軽快に削ることができました。 試し削りですが、調子に乗って削りすぎました。鉋でこんなに艶が出るまで削ることができるんだなあ、と驚きました。 その他にも、屋外での鉋仕上げのことや、将軍の前でのかんながけの失敗の昔話も聞きました。 鑿も、鉋も仕込みがとりあえず完了しました。次回からは、ほぞ組か道具箱の制作です。指がまだじりじり痛いのですが、楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.02.22 21:43:07
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