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カテゴリ:木工教室にて
今日は、木工教室で、子ども椅子の制作の続きでした。
前回は、材料を切り出し、角のみを使い、ほぞのメスを加工しました。 今日は、その穴に合わせて、昇降盤でオスを加工です。 まずは、メスの奥行きに合わせて二方に溝を入れます。 ガイドに当てて、一回り溝を入れるのですが、当て方の強弱が溝の段差を生んでしまいます。 段差があると、組んだときにがたつきの原因になるので、何度か修正しながら、段差を無くしました。 それから、上の写真のように、メスの幅よりも0.1mmほど広く縦引きの回転鋸で、幅を出していきます。 何度か調整して、幅を決めたので、その痕跡が見えるでしょ。 幅の目安は、「すっと入って、持ち上げると抜けない」程度だそうで、すこぶる難しいかったです。でも何とか、調整して幅が決められました。 一つ決まると、あとはルーチンの作業です。 この細工、凸部分の四方に凹みがあるため、一旦組むと強度が出るそうです。 ただし、互いに接する平面部分にがたつきがあれば、その細工も全く意味をなしません。 工作機械はいい意味でも悪い意味でも、正確です。 今日は何度も、材料を押さえる手の力加減で、0.1mm以上の狂いが出ました。 円盤形の鋸で直線加工する時は、上の写真のように、直角の突き当たりの部分など、鑿で掻き取る部分も当然出てきます。 工作機械は早い作業ができ便利この上ないですが、手道具と同じで、癖を覚え、自分の身体の動きとのシンクロを会得する必要があります。 部品が多かったり、強度が保証されているしっかりとした木工製品の単価が高いのは、この作業にかかわる技術料に関連があると感じました。 今日は、この作業の後、座面を落とし込む部分の桟の加工で、45度の切断と、脚部の角部分に、はじめてルーター加工を施しました。 坊主面という、滑らかな角になりました。 まだまだ、おっかなびっくりの製作ですが、次回で、何とか完成しそうですよ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.14 23:04:02
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