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テーマ:木工(263)
カテゴリ:木工教室にて
さむいっすねえ。遅ればせながら、今年もどうぞよろしく、であります。
今年初の木工は、昨年からの続きで、二枚ほぞのオスを大量に、しかも結構正確に切り出す作業でした。 回転する鋸に対して、材料の乗っている盤を上げ下げしながら、切る深さを微調整する「昇降盤」だけで今日の作業は終始しました。 二枚ほぞのオスの位置を決めるのは、素人には何度やっても大変です。慣れればそうでもないんでしょうが、一度間違って切ると終わりですので、刃の厚さや大きさの違いでその都度”この手順でよかったのか?”と、考え込んでしまいます。 ま、先生が近くにいるので、どうしても判断が着かない時や、アブなさそうな作業の時はその都度尋ねるようにしてますけどね。 で、こんな感じで、力加減ひとつで、薄皮一枚程度のはんぱな残りが出てしまうこともあり、結局ノミで削ったりするわけです。 今日は、木工教室のオプションで、2時から3時半までは、民芸の会田さんという方の講話を聴きました。 ブータンの国民総所得は世界最下位だが、国民総幸福は世界第8位という話や、里山と民芸が密接につながっている話をうかがいました。 イタヤやブドウヅル、スズ竹などの民芸品を手にとって見る機会にめぐまれました。今や材料の調達も難しく、制作する方々も超高齢となり、作り方が途絶えそうな危機についても話しておられました。 何より驚いたのが、会田さんがこの会場に向かう為に乗った特急が車と衝突事故を起こした、ということ。 車の方は亡くなった様です。南無南無。 いまだに確か”単線”のこの路線は、ひとたび事故があると、北海道行き含めて全てに遅れを生じます。 冬の田舎で生きていくには、”がまん”という特別な時計が必要です。 そいでもって、本日加工したのがこのくらいです。 次回は、脚の角や持ち手を丸めたり、外から見てすっきりしたデザインにしたかったので、椅子がぐらつかないように補強するため内側への隅木を加工する予定です。 ああ、難しいなあ。でも、楽しいなあ、素人木工は。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.10 20:25:10
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