デザイン魂のある連中
商品は宣伝されて、売れていくわけですが、宣伝しなくても売れていく場合がありますね。それは、他の同等品と比べて性能がとても良かったり、美味しかったり、便利だったりしながらも、商魂たくましいヒトの基に生まれなかっただけなので、そういうのを見つけると嬉しくなったりします。で、売れているかどうかと言う基準ではなく、ジブンの魂と呼応出来る商品かどうかが、ワタシの場合購買のきっかけとなります。最近、少しわかってきたのが、「くすんだ銀色」で「機能的」なものが、おそらく死ぬまで継続する8割バッターだということです。でも、その条件があっても、魂の引き合いが無いと買う気になりません。色が今ひとつでも、最近気になるのが、マツダの車です。ロータリーエンジンは見えないのですが、魂は引かれます。エンジニア魂ってやつでしょうか、根拠は薄いですが。もうひとつは、デザインです。トヨタや日産のように、あちこちのデザイン会社に受注して持ってきて、車造って売って、ってパターンじゃなく、多分マツダの専属デザイナーかなんかがいて、その方々が時間かけて目一杯いい仕事してる感じがするんです。乗ってる車はトヨタですが…。あと、シマノの部品がいいですね。横長のロゴもかっこいいけど、複雑な組み合わせのギアとかムダを削ぎ落とした部品っぽさに引かれます。自転車の変速機のシェアは多分世界一なんでしょうけど、その上にあぐらをかかずに、常に挑戦してる感じが魂を引きつけるんです。造られた商品から、造り手の魂が感じられたとき、ワタシは財布を緩めてしまうのです。目利きでもないので、銭失いですね。