パネルディスカッションを終えて
今日は三重県で塾のパネルディスカッションをしてきました。僕を含めて3名のパネラーがコーディネーターの方による9つの質問に対してそれぞれ2分ずつ答えるというものでした。物凄く面白かったです。今の自分の塾のあり方が言葉にして再認識できました。他のパネラーのみなさん、コーディネーターの方、参加者全員がそれぞれに熱意のある意見をもっておられました。質問に対して、僕が答えた内容を書いていきます。僕は5年間、大阪の中小塾に勤めてきました。そこで感じたことは大手塾は、少なくとも大阪ではトップ高に合格するための授業を売っているということです。一斉指導で合理的でスマートに。トップ高を目指す生徒にとっては素晴らしい商品だと思います。しかし、当たり前ですがこの商品が誰にでも価値のあるものかというと違うと思うのです。僕のやっている個人塾は、個人と向き合う授業です。その生徒がなぜ勉強するのか、僕たちはひとりひとりのモチベーション(勉強に対する意識)を管理しておかなくてはならない。生徒は勉強していてしんどい時ほど「なんで勉強なんかせなあかんの」という質問がきます。当然の質問だと思います。そもそも5教科の知識は、社会にでたら役に立たない知識だからです。しかし僕はそれに、必ず答えていきます。それは正解ではないでしょうが必ず意見をしないといけないと思います。今の社会の構造、現状を僕の知りうる、考えられる範囲で伝えたい。勉強をすることは、シンプルに良い高校、大学に行くためです。大学に行くことで、人生の可能性は拡がりやすくなるのです。なんで勉強するのか認識もせずただ黙々と勉強することに僕は意味を見出せない。僕は個人個人と向きあってそこでスキルを蓄積していきます。勉強が得意な子も苦手な子にも、それぞれに対応できるスキルをです。大手ほど生徒はいないけれども大手より多様な生徒がいると感じられる塾を目指します。