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Apr 28, 2007
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カテゴリ:
初めて飲んだイタリアのロゼワイン、それがカステル・デル・モンテだったなあ。
ロゼどころか、ワインだってほとんど飲んだことがない頃だったから、きれいなバラ色をした、ケチャップみたいな名前のこのワインは、かなり強烈なインパクト。
それ以来、私の中ではロゼと言えばカステル・デル・モンテ、となったのでした。
今思えば、初めて飲んだプーリアのワインでもあったんだー。





その時飲んだのは、リヴェラのカステル・デル・モンテDOC・ロザート。
こんなきれいなワイン
ラベルのデザイン、随分変わったなあ。
ぶどうは、カステル・デル・モンテ城の近くで栽培されたボンビーノ・ネロ。
カステル・デル・モンテDOCには白も赤もあるけど、なぜか飲む気になれないんだなあ。
私の中では、このワインはあくまでもロゼ!


カステル・デル・モンテとは、実はお城のこと、と知ったのは、いつのことだったか。
確か、ワインのラベルにお城の絵が描いてあったような・・・。
でも、その城が八角形をした謎に満ちた城だと知ったのは、だいぶ後のこと。
カステル・デル・モンテの写真が一杯のサイトはこちら


城ができたのが13世紀で、造ったのはフリードリヒ2世で、世界遺産の1つになっていて、イタリアの1セント硬貨に描かれていて、映画『薔薇の名前』の舞台がこの城をイメージして造られた、ということを知ったのは、もっとずーっと後。





人がカステル・デル・モンテを訪れる理由は色々あるだろうけど、私の場合は、カステル・デル・モンテがイタリアワインとの出会いの原点の1つだったから。
名前を思い浮かべるだけで、なぜか郷愁が湧き上がってくるんだなあ。
今思えば、城を見るより、その地に立つことに意味があったみたい。


でも、世界遺産のわりにはかなり地味で、人気も低めのこの城、アクセスの手段は車のみ。
しかも路線バスが走るのは観光シーズンだけで、3月はバス便もない。
じゃあ最寄の町からタクシーで、と思ったら、最寄の町、アンドリアではタクシーは見つからないらしい(ちなみに、『地球の歩き方』には、アンドリアからタクシーと書いてある)。


と言うわけで、はたしてカステル・デル・モンテに行けるのか、まったく分からないまま、取りあえず電車でアンドリアに行ってみたのでした。


アンドリア駅


ここがアンドリアの駅。
線路の上を通らないと駅から出られないので、おじいちゃんの駅員さんが、のんきに世間話しながら誘導してくれます。

想像してたより、かなりローカル。
そして想像していた通り、駅前にタクシーになんか1台もない。
さーてどうする。

続く~








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Last updated  Apr 28, 2007 10:13:44 AM
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