アルベロベッロに二日もいると、やることがなくなる。
近隣の町に足を伸ばそうと思ったら、今日は日曜で、なんと電車が1本もない!
交通手段は車かバスのみ。
しかも、隣の町に行くバスは、1日に数本。
行ったら帰ってこれないかも・・・・。
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日曜に営業してるのは、教会とみやげ物屋だけ。
みやげ物屋では、ワインの試飲とかクッキーの試食とか色々させてくれるので、何軒もはしごして、昼前に軽く酔っ払い状態。
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町の広場に、すごく絵になる車がとまってた。
運転してるのはおじいちゃん。
日曜の教会には、町中のお年寄りがやってくる。
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アルベロベッロのレストランは、観光地価格でちょっと高め。
でも、魚も肉も野菜も、なんでもある。
これはプーリアに行ったら一度は食べておきたい料理、チーメ・ディ・ラパのオレッキエッテ。
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チーメ・ディ・ラパは、別名ブロッコレッティ。
菜花に似てるけど、もう少し太くて、茎ブロッコリーよりは細い。
ブロッコリーレイブにも似てる(食べたことないけど)。
ずばりこれ!と日本語名が言えないじれったい野菜。
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そして、念願のブラチョーレのオレッキエッテ。
そうか、ブラチョーレをパスタのソースにする時は、こんなミニサイズにするのか。
肉料理として食べると案外大きなブラチョーレ、パスタにする時はどうするのか不思議だったけど、これで謎も解決。
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これは、ランパッショーニを初体験した料理。
店は、なかなか高級なリストランテ。
「2種類の玉ねぎのスフォルマティーニです。1つはチポッラ(普通の玉ねぎ)、もう一つはランパッショーニです」、と説明されて、おー、ランパッショーニだーと、期待に満ちて注文。
あー、あんなに苦いものだったとはー。
ゴーヤーよりはるかに苦い!
ちなみに、右の丸いのがランパッショーニ入り。
これが苦い料理だと、誰が想像できようか。
買い物したし、料理も食べたし、もうやることがなーい。
しょうがない、帰れなくなる危険は覚悟で、隣町のロコロトンドまで行ってみるか。
というわけで、バスでほんの10分ぐらいの隣町まで、決死の覚悟で出発。
ちょっと冷静になって考えれば、観光地のアルベロベッロでもやることがないのに、もっとマイナーなロコロトンドで、日曜にやることなんかあるのか、分かりそうなもん。
でも、ここまで何もないとは、想像もしてなかった。
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町は、ひっそりと静まり返っていた。
通りには、なぜか、魔女のような人形があちこちに吊るしてある。
不気味~、と思いながら写真を撮っていたら、車で通りかかった人が、道の真ん中に車を止めて、わざわざ教えてくれた。
「復活祭の何日か前になると飾るんだよー」
とか言っていたが、後ろに車が何台もつながりだしたのが気になって、よく覚えていない。
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ロコロトンドは丘の上にある白い町。
どの家も真っ白。
青いすだれが涼しげだった(寒かったけど)。
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大聖堂(多分)の正面を飾る騎士と馬。
なぜか馬のほうに目が行ってしまう。
このすきっ歯と、見よーとばかりの鼻孔。
鼻息が、ぶひひーんと聞こえてきそう。
彫刻の馬は色々見てるけど、プーリアの馬はなかなかいい味。
馬肉って意味じゃなく。
旧市街をのんびり歩いていたら、年配の女性の2人連れが話しかけてきた。
ノルウェー人だって。
近くの町に泊まって、車であちこち観光してるんだとか。
やっぱり、こんなところまでバスで来る人はいないよねー。
あっと言う間に観光終了。
でも、バスはまだ当分来ない。
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翌日、電車から見たロコロトンド。
そう言えば、ここはロコロトンドという白ワインの産地。
飲むの忘れたー。
次はレッチェ。
バロックの町だよん。
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