ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

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  最後まで流れはよくなかったが。

  とにもかくにも，勝った。今日は本当に野村祐輔に尽きる。初回こそ不運なヒットでピンチを作ったが，それを断ち切ってからは盤石といってよいだろう。それでも，今日は攻撃の流れが非常に悪かった。まさかマイコラスならいつでも打てると軽く考えていたわけではあるまいが，こちらもやはり1回の誠也の併殺打が運の尽き，になりかねないところだった。確かに今日のマイコラスはよかったが，すいすいと逃げられると後々厄介になりかねないところだったので，ここだけは反省材料だろう。まあ，接戦はミスか長打とはよくいったものである。長打は出る気がしなかったが，なんでもジャイアンツの売りの「超攻撃的布陣」のキモであるマギーが８回に記録に出ないミスをやってくれたおかげで，いともあっさり２点転がり込んできた。もちろん，簡単な打球ではなかったからこそこういう結果になったのであって，その意味では打った安部と西川をまずは褒めなければならないのであるが，それにしても今日はある意味マギー様々である。こういった試合を着実に拾うことも，また大事なのである。ただし，その８回表の攻撃で，田中が不用意に離塁したところを森福に牽制でさされたのは大反省事項である。それが９回裏の失点に繋がったとも言っていい。ひとつ間違えばあわやという結果にもなりかねなかったのである。せっかくジャイアンツが浮き足立ってボロボロやってくれてたんだから，こういうときはやはりどっしりと攻めたいところである。たとえ追加点に繋がらなかったとしても，つまらないミスで流れを渡すことだけは絶対にしてはならないところである。そういうところを含めて今日は試合展開の流れが最初から最後までよくなかった。それだけに，今日の野村祐輔は断然の殊勲甲なのである。あとは，近年比較的相性のいい京セラドーム大阪でしっかりと勝ちきりたいところである。それができれば，酷暑の葉月戦線の戦いがずいぶん楽になるだろう。そのためには，とにかく明日，言い流れでしっかりと勝ちきりたいところである。ところで，昨日樹也が登録抹消されたが，ブルペンを暑くするのか先発陣のスペア候補を待機させるのかと思ったら，またメグは白濱を昇格させた。訳が分からない。會澤の充実ぶりに鑑みるならば３人目の捕手に必ずしも拘泥する必要はないと思われるし，それでも緊急事態に備えて３人目の捕手をおくならば攻撃のピースともなり得る船越か，ファームで結果を出している坂倉でなければならない。５月に白濱が昇格した折りにはあの甲子園での無様な３連敗の時期と重なっただけに，勝ち運ならぬ「白濱のジンクス」とでも言いたいような感じだったのだが，今回はその限りではなかったのはまあよかったというべきだろうか。なんでも一部ではメグが「レジェンド級の名将」に匹敵するという噴飯物の言説も流れているようだが，こういうところを見ると，少なくとも人遣いでは下の下と言わざるを得ないだろう。話が逸れた。まあ明日は，とにかく前回少しばかり苦労した畠を早いうちにKOしたい。とにかく明日も謙虚たれ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/25

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  とにかく油断禁物。

  別に團伊玖磨翁を気取るわけでも，もちろん標題に手を抜いているわけでもないのだが，やっぱり今日もこの線で行きたい。それほどまでに，明日からの3連戦は重たい意味を持つからである。カープの先発投手は明日は予告で野村祐輔，明後日は大瀬良大地で木曜日は勝ち運祐ちゃんであるのはほぼ間違いない。一方のジャイアンツ。明日は予告でマイコラスだが，明後日と木曜日の先発が今のところ不透明だ。それもこれもあの「谷嵐の息子」が謹慎中だからなのであるが，どちらかに畠世周が出てくることは間違いなかろう。これだけをもってカード勝ち越しは固い，あわよくばまたしてもアウェイ戦スウィープをと皮算用するのは，甘すぎると言わざるを得ない。マイコラスが難敵であることはまあ間違いないので省略するが，畠は前回対戦で案外苦労した相手である。あのときは攻撃陣がどん底だったからといわれるかもしれないが，じゃあ今どれだけ攻撃陣が活発になってるかと言われたら，かなり疑問である。まして畠は相手が相手とはいえプロ入り初勝利を挙げたばかりである。こういう相手は，かなり警戒しておかなければならないのだ。一方野村祐輔はそこそこ安定はしているが打線の援護に恵まれない傾向にあるし，大瀬良大地は前回登板でずいぶん締めをしくじったし，祐ちゃんにはまあまだ勝ち負けを背負わせてはいけない。３戦とも，カープにとって不安要素がないとは言えないのだ。それを鑑みると，決して楽な相手関係とは言えない。しかし，やはり連覇という旗印を掲げるならばここは最低カードキープが求められるのである。ならばどうすべきか。簡単である。点取りゲームに徹すればよい。打ち合い上等で臨む方が得策である。まずはマイコラスをどう攻略するかがすべてなのであるが，とにかく粘って球数投げさせることで攻略の活路を見いだすしかないだろう。その上で足の速いバッターが走者で出たら徹底的に揺さぶる。これしかあるまい。一応ここまで残った結果としてはカープはマイコラスは２度当たって２度ともKOしているが，それに溺れてただ単に振り回すことだけは絶対にいけない。攻撃のキーマンとしては，敢えて岩本を挙げたい。６番ファーストは今のところ新井さんとブラッドが併用されているが，どうもブラッドがここのところ下降線を描いているだけに，１つ休ませるのも手だろうと思う。となると，3打数3安打，OPS2.667という打ち出の小槌ぶりを発揮している岩本を今使わずしてどうするという気がする。もっともメグはあまり岩本を信用していない節があるのでなんとも言えないが。とにかく，今季のジャイアンツ戦の成績はすべてリセットしてかからないといけないだろう。いわば新たなる敵だと思って臨まなければならないだろう。その意味では，オールスターブレイク明けの6試合の中身を見るとどうもまだまだ甘いような気がするのである。とにかく，一戦必勝の精神で，かつ相手に頭をつけて食い下がるくらいの気持ちでかかっていってほしい。一番いけないのは，腰高で受けてふわっと立ってしまうことだ。とにかく，しつこいようだが，油断禁物なのである。とにかく今こそ謙虚たれ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/24

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  やはり油断禁物。

  試合結果とスコアだけ見たら，今日は申し分のない試合だったと言える。だから，余計なことは言わずもがなと思うし，結果論に類することは書くまいと思う。ただひとつ，今後のこと考えて反省すべき点があるとすれば，今日の試合，12点取れたことはまあよしとして，果たして12点しか取れない試合だったかと言うことだろう。もちろん，中盤から終盤にかけてドラゴンズの繰り出す投手をしつこく責めあげて点を搾り取ったことはよかったのだが，やはり4回裏。3点しか取れなかった展開ではないと言うべきだろう。一歩間違えば，それを契機に流れが変わってもおかしくなかった。と，いうわけで，なんとかカードをキープして貯金を積み上げたし，追っかけてくるチームが順当に星のつぶし合いをしているので，カープとしてはよろしき結果で終わった。先日も書いたが，2位以下のチームが団子になって星のつぶし合いをしている打ちは，上に立っているチームとしては怖くもなんともないのである。その意味では，連敗だけはしないということだけを心掛けていればよいのであって，あとはいかにカードをキープしていくかだけである。とにかくそれを続けていきさえすれば，2位以下のチームは勝手に干上がってしまうのだから。ところで，今日付けの公示でジョンソンが抹消された。ランニング時にハムストリングを痛めたとのことであるが，これを受けて先発投手陣をどう回していくかと言うことだけがひとつ問題となり得る。果たしてヘーゲンズを先発に持ってくるのか，あるいはヘーゲンズをリリーフに回して九里を先発で回すのか，あるいは第三の選択肢があるのか。メグウネの差配次第というのが怖いところである。個人的にはある程度腹をくくってお試し枠にしてほしいところなのだが，夏男候補の福井や戸田の調子が上がっていないのが気がかりだ。当分はリアリスティックにヘーゲンズを当てて，ある程度先が見えたらファームで好投している投手を試すというのが順当なのだろうか。おそらく，次のカード，長良川と千代崎での対ジャイアンツ戦をいかに戦うかが鍵を握るだろうと思う。おそらく長良川で当たるマイコラスをいかに攻略するか，千代崎の2戦目にジャイアンツが誰を先発で充ててくるか，3戦目の先発が予想される祐ちゃんがどのくらい踏ん張れるか，見どころはいろいろあるが，少なくともカープは最低限カードをキープしたいところである。まあ，とにかく今のカープに必要なのは一戦必勝の精神である。そして，油断禁物。隙を見せてはいけない。とにかく今こそ謙虚たれ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/23

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  油断禁物。

  昨日の試合内容は昨日のうちに書こうと思っていたが，ひさびさの夜遊びで帰りが遅かったのと心地よい酔いを醒ましたくなかったので，敢えて書かなかった。ひと言で言うと，昨日の試合，なんの内容もない惨敗である。理由は後述する。まあこの１敗くらいなら大して影響はないだろうと思うが，なんせ安からぬ木戸銭を払って見に行ったお客さんに対しては不誠実な態度だと言わざるを得ない。それでも電車に乗って帰っていたお客さんの顔を見ていたら笑顔があちこちにあふれていたのでなんだかなあと思ったくらいである。で，今日の試合である。勝った以上の内容はない。もちろん今のカープにとってはそれで十分なのだが，今後のことを考えると些か不安もある。なんとなくすっきりしないのだ。昨日今日とビシエドゲレーロにポカスカホームランを打たれていることは，よろしくはないがまあどうでもいい。今日の二人のホームランはまあ打った方を褒めなければいけないような内容だったし，試合の大勢に影響をさせなかった。むしろ，外のバッターがよってたかっても点にさせなかったことを評価すべきだろう。だからこそ，この二人の前には余計なランナーを置いてはならないのである。これは戦術の鉄則のようなものである。その意味では今日の薮田も堂上直倫にやらずもがなの四球を出したのは反省点だし，昨日のジョンソンの点の取られ方は最低である。こういうミスをやっているというところに，まあ気の緩みと言ってはなんだが余裕の持ちすぎのようなところを感じてならないのである。もう一つ挙げるなら，攻撃が線となって繋がっていないところが不安である。昨日など勝てなかった最大の理由は攻撃が単発で連続性がなかったことを挙げてよいだろう。5点しか取れなかった内容ではない。もちろん勝てていたかどうかは分からないのだが，その可能性は十分にあっただけに，残念でならない。今日もはっきり言うなら5回の丸の走者一掃タイムリーがなかったら危なかった。それ以外攻撃の連続性が見られなかったのが残念である。話を昨日に戻すと，バルデスなど球数投げさせたら自爆することは分かりきっていたのに，無駄な初球打ちをしたりカウント有利になってから飛びついてアウトになったりとあまりにももったいない攻撃が見られた。こんなことをしていたら，そりゃ勝てるものも勝てないだろう。はっきり言うならば，オールスターブレイク明けからのカープの調子自体は上がっていないと言うべきだろうと思う。前カードは精神論と竹槍でかかってきているような相手だったからよかったし，今カードも飛び道具に仕事をさせなければ封じ込められる程度のチームだったからよかったと言うべきである。まあ，こういうときは何でもいいから勝ちを拾っていくしかない。残念ながら現状のチーム状態で大幅連勝ということは難しいだろう。しかし，一方で白星こそ最大の良薬なのである。だからこそ，今一番怖いのは油断である。こういうときだからこそ，必死さがほしい。相手を怖れるなかれ，しかし，緩めるなかれ。言わずもがなだが今こそ謙虚たれ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/22

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  津田恒実忌に寄す

  昨日の試合を受けて，あるいはここ数日ニュースを賑わせている話題を見て書きたいことはあるのだが，なんとなくひと記事設けて書く気にもならない。なんとなく馬鹿馬鹿しいというか，そんなものに割くべき気力がないというか。なので敢えて触れない。ほとんど私も忘れかけていたが，今日は津田恒実の命日である。早いものであれから24年が経つ。私も年を取るはずだ。もうとっくに彼の享年を追い越してしまった。それはさておき，彼が亡くなった1993年は，カープが19年ぶりに最下位に転落した年であり，暗黒時代の幕開けと言ってもいい年である。その前年も4位だったことに鑑みると，球団の津田への処遇がよくなかった（一応自ら身をひいたことにはなっているが，実際は違うらしい）ことがなにか関係しているんじゃないかと思いさえしたこともある。まあ表裏なく誰からも愛された彼のことだからそんなことはあるまいが。忘れかけていた私にそのことを思い出させてくれたのは天からのお告げでも天上界の津田に引き寄せられたわけでもなんでもなく，WEB記事で出ていたのを見たからであるが，いうまでもなく津田に関するエピソードはNHKの大古滋久氏が広島局時代に手がけた「もう一度投げたかった」と津田晃代さん（津田の奥様）の「最後のストライク」でほぼ語り尽くされているため，もはや新しい発見というものは何もない。むしろあったらそれは眉唾かも知れぬ。と，いうわけで，私もそれ以上に付け加えることは何もない。むしろ，徒に美談として描くことを警戒したいくらいである。だから今日は，といっても残り1時間あまりになったが，せめて静かに弔いたいと思う。そのほうが，きっと津田も喜ぶことだろう。彼はいわば不器用な「一芸職人」だった。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/20

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  爽快感は薄いけれど。

  最後３イニングスだけは，まあナイスゲームと言っていいんじゃないだろうか。結果的に大差をつけて勝ったが，完璧に圧倒して勝ったという感じではない。なんといっても小野が好投したとはいえ５回まで手も足も出なかったというのは大減点材料だろう。まさか昨日勝ったからというので気が緩んだわけではあるまい。そこをしぶとく攻略できていればまあ文句なしといってよかったのではあるが。むしろ，今日の試合の好材料はマテオを攻略したことだろう。まさにタイガースにとっては頼みの綱の継投を一気に斬り捨てたらあとはもう当てられませんという姿をさらさせたと言うことは，今後の戦いにも必ずやいい方に傾くだろうと思う。そのほかまあ言いたいことはあるのだが，昨日書いたことと全く同じになってしまうので以下同文ということで省略する。まあ，よくカードをキープできたということにしておきたい。しかしながら，壮大なモグラ叩きゲームはまだ始まったばかりだ。出だしは相当危惧したのだが，まあ相手が弱みを見せたら一気呵成に潰せるだけの力はあることだけは示せたことはよかったのかもしれない。しかし，それだけじゃ駄目だ。あとは，がっぷり四つに組んでもじりじりと寄り詰めたり隙を見てぶん投げるだけの力を出すところを見たい。それができるようになれば，連覇への道は相当近くなる。日本一を狙うと言うには，まだまだだが。まあ，今年かなりの借りがある甲子園球場で，それを返しきったとまでは言わずともまあその橋頭堡くらいは築けたのではないかと思う。ここまで来たら，これからの課題はただひとつ，いかに敵を圧倒してもう二度と優勝を狙うなどと言えなくするほど戦意を喪失させることである。そのためには，本当に名実とも備わった圧勝劇をたまにでいいから見せてもらいたいところである。毎試合やってくれなどと言うことは言わないから。それを言うとどこかの無能らっきょハゲと同じレベルになってしまうしね。まあ勝ち運祐ちゃんのおかげということにしておこうか。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/19

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  ふざけた野球するんじゃねえ。

  試合が終わったあと，もうヒーローインタビューを見る気すらなくなった。そのくらい酷い試合だ。こんな試合でよくもまあ連覇だの日本一だの言えるもんだとしか思えない最低の試合だった。負けなかったからよかったじゃない。もしこんな総括をチームがしているようじゃ先はないとさえ思う。正直言って，９－０の展開でさえ，満足感はなかった。それでも野球の内容としては圧倒していただけに，このまま押し切ればまあいいかと持っていた矢先に大瀬良が崩れて３点取られ，９回はジャクソンのお話にならないピッチングで２点余分に取られて９－５。まあ負ける気は微塵も感じなかったが，今日の展開で５点も取られたこと自体がまず失態である。厳に反省してもらわなければならない。ただ，今日の試合に満足感が感じられなかった理由は，別に追い上げられた形を作られたことだけではない。攻撃からいえば，９点しか取れないような展開ではなかった。特に序盤。タナキクマルセイヤが討ち死にしたあと，MBAトリオが仕事をしてランナーをためて石原のポテンヒットで１点を取ってから思いだしたようにタイムリーを連ねて５点取ったからいいようなものの，相変わらず前の４人に局面打開力が欠如しているのが問題というべきだろう。石原のヒットだって，まあタイガースがセンターに西岡をおかざるを得ないという窮状から生まれたヒットだったのであって，まともなチーム相手だったら２回の５点はなかったかもしれない。それを思うと，手放しで喜べるものではないのである。加えていえば，３番手の伊藤和雄からワイルドピッチの１点しか取れなかったこともまた問題である。確かにそれなりの球は放っていたが，この程度のピッチャー相手にして攻撃が失速しているようでは先が思いやられる。とにかく，９点しか取れなかったのが終盤おかしくなった原因といいたいくらい，相変わらず攻撃陣は機能していないのである。ピッチャーについていうならば，言いたいことは山ほどあるが，今日の試合展開というところに絞るならば，打たせてはいけないバッターに打たれすぎである。昨日も結局糸原に打たれたのが墓穴を掘った原因なのであるが，今日もまた大瀬良が糸原にマルチヒットを打たれ，絶対に眠らせておきたかった西岡にもヒットを許した。問題の８回にはこの二人を四球で歩かせたのが間違いのもとだったのであって，要するに締めるところを間違っているのである。とだけ言っておこう。まあ，ひと言で言うならば，まだまだカープは投手も野手も甘いと言わざるを得ない。今日の試合内容は本当にまずいとしかいいようがない。今日の収穫は負けなかったことだけだ。もちろんそれはこのシリーズの本当に最低限のミッションなのだが，それでも今日はもっと力の差を見せつけて勝てる試合展開だっただけに，大いに不満だ。「レジェンド級の名将」だったら，きっとそのような勝ち方が出来るだろうな。メグが動けば動くほど泥沼に嵌まるところは，就任１年目から変わっちゃいない。こうなったら，明日はそれなりの野球を見せて勝ってもらうしかない。点差は相手あることだから一概には言えないが，虎さんをぐうの音も出ないほど痺れあげさせる内容の野球をやってくれと言うのみである。昨日もそうだったが，今日もまたがっかりした。むしろ昨日より疲労度は強いかもしれない。これじゃまともなピッチャー相手じゃ勝てないよ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/18

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  情けないぞ，どの口が日本一なんていうてる。

  試合が終わって，気が抜けた。そしてあきれ果てた。よくもまあこんな負け方をしてなんとも思わないもんやという気がしてならない。別にタイガースが強い野球をやったわけでもなんでもない。それだったら1－2なんてスコアにならないし，ある意味諦めもつく。しかし，タイガースだって何度も据え膳をこちらに突き返すような野球をやっているのである。それなのにこれを食わないどころかがちがちになって箸すら持てないような野球を見せつけられたら，あきれるほかない。よくこれで連覇だの日本一だの言えるものである。はっきり言って，今日の負け方は非常に悪い。追いかけてくるチームに勇気を与える負け方である。こうすればカープに勝てるというところを存分に見せつけて負けたと言っていい。もちろん，2位以下のチームに決定的な決め手があるわけでもないことは事実なので，今日の１敗くらいでそう簡単に揺らぎはしないと思うが，結果は結果である。とにかく，タナキクマルセイヤを分断したらかくもカープは脆いというところを示したというのが致命的である。完璧に抑える必要はない。流れを切るように持っていけば封じ込められるということは拙稿でも何度も書いたところであるが，それを見事に自爆という形で証明してしまわれたら，言葉も出ない。その意味では，非常に疑問なのは１回表の菊池の送りバントである。丸と誠也が当たっているのだったらそれでもいいかと思うが，現状は必ずしもそうではない。決して固く行くことがベターとは言い切れない状況なだけに，もっとチャンスを拡大する術は外にあっただろうという気がする。正直に言って，明日勝たなければ非常にまずい状況にまで追い込まれる可能性すらあるというべきだ。今日の試合の負け方が，なんかほんとうに勝負がかりで固くなっているように見受けられただけに，ほんとうに胸突き八丁で勝負になったら簡単に転がされる。それを打開するだけの策はメグには期待できないだけに，本当に現状の選手の頑張りに期待するしかないのだが，果たしてどうなるか。ちょっと悲観的になっている。まったく，情けない以上の言葉が出ないねえ。悔しかったら勝ってみろ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/17

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  やれるときにはやっちまえ。叩けるときに叩いちまえ。

  かつてはオールスターブレイクといえば1週間以上あったものだが，現在ではオールスターゲームを入れて4日間，オールスター出場選手にとっては実質ないに等しいものとなっている。これからの胸突き八丁は言うまでもなく酷暑の時期となるだけに，なかなか厳しいとも言えるが，それはどの球団条件は同じである。いわばこの時期に疲れを取ってさあよーいドンで仕切り直しということは通用しないわけであって，逆に言えばオールスターブレイク前にいい野球をやっていた方がその継続に繋がりやすいとも言えるのである。その観点から眺めるならば，オールスターブレイク前の野球，試錬ともいうべき9連戦を5勝3敗1分けで乗り切ったことはまあよしとしなければなるまい。確かに最初のホームでのジャイアンツ戦の野球内容は非常に悪かった。しかし，神宮であの「新井さんの奇跡」をきっかけに持ち直し，最初の勝負どころと思われたホームでのベイスターズ戦もそれなりにまとめた。何より，外連やハッタリを見せることもなく，特段鞭を入れることもなく，いわば馬なりでこれだけの数字が残せたのだから，この点は評価しなければなるまい。まず明日からは西宮でタイガースと3連戦，1日おいてホームでドラゴンズと3連戦という入りになるわけだが，もうこの際相手はどこだろうと関係ない。カープにとって大事なことは，とにかくどこが相手であろうと一戦必勝である。そもそも論として，これだけ2位以下を離していれば，これからの戦いでどのチームもエース級を揃えてこられることは間違いないのである。いや，2位以下のチームの順位はこれからの盛夏戦線でまだどうにでも入れ替わる余地があるのだから，必死になって一戦必勝でかかってくることは間違いない。だから，カープにとってもそれを腰高で受けてしまうような野球は厳禁である。それ以上に一戦必勝の厳しさを見せなければならないのだ。その意味では，まず相手が一応直下の敵であるタイガースというのはよいことかもしれない。案といっても気が緩む要素がない。当然選手も必死になってかかっていくだろう。まして西宮では二度も煮え湯を飲まされているのだ。選手のモチベイションが上がらないわけがないだろう。確かに，カープ的には今必死に鞭を入れていく必要はさらさらない。2勝1敗ならタイガースを屈服させることが出来ると言ってもいいくらいであって，いわばモグラ叩きゲームのように上がってきたら潰す，の要領でよいのである。要は大連敗と負け越しの連鎖さえなければよいと言っても過言ではあるまい。普通に優勝をしてそれで満足です，というのであれば。はっきりいって，カープはそんなことを目指してもらっては困るのだ。狙いはひとつ，日本一のチャンピオンフラッグだけなのである。そのためには，まあ今のセントラルのレベルに鑑みるに，リーグ戦の戦いはもうぶっちぎりでぐうの音をいわさずに勝つくらいのことが求められるのだ。そのくらいの勝ちかたしたところで，どうせCSでタイトな戦いをしなければならないのだから，いくらでも締め直すときはあるのだ。だからこそである。叩くなら今だ。盛夏戦線の出だしでガツンと痛い目に遭わせておけば，後々がほんとうに楽になる。その意味では，今ちょっとだけでも鞭を入れるだけの価値はあるといってよい。そうすれば，もっと酷暑が続く時期にしかるべく戦えばよくなるのである。なにより，敵はきっと懸命に鞭を入れて追ってくる。そういう相手に鞭を入れたけどかなわなかったというイメージ付けが出来れば，ただの勝ち越し以上のダメージを与えることができるのだ。やるなら今しかない。叩くなら今しかない。勝つしかない。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/16

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  その名はその名はPACIFIC

  今年のオールスターゲームは，パシフィックの2勝で終わった。もちろん別にメグの采配に何か問題があったわけではなく，今のセントラルとパシフィックとがガチンコで力比べをやったらパシフィックの方が強かったと言うだけである。まあ，オールスターゲームの采配などというものは如何に選手を気持ちよく乗せるかと言うことなのであって，それ以上でも以下でもない。今となっては遠い過去の話のようだが，2004年の「球界再編ごっこ」のときは，真剣に2リーグ制の危機が叫ばれたものである。その時のことは書き出すと長くなるので今回は割愛するが，その年のオールスターゲーム第1戦，確か7回だったと思うが球場中を包んだ「白いボールのファンタジー」の大合唱が，今でも耳に残っている。翌日行われた第2戦はまさに「SHINJO劇場」となって，たぶん球史に残ると言ってもいいお立ち台でのスピーチがあったことをご記憶の方も多いだろう。なぜそんなことを思い出したかというと，過去の球史と現状を照らし合わせるに，もうあの騒動は過去のものとは言い切れないきな臭い匂いを感じるのである。すなわち，第2の「球界再編ごっこ」があるのではないかという予感がするのである。とはいえ，まだ確たる証拠を握っているわけでもないので，個別具体的にどうなるという話は差し控えるが，なぜそんなことを思ったかということをまあつらつらと書いてみることとする。まず大前提として，あの2004年の「球界再編ごっこ」の首謀者が渡邊恒雄耄碌爺であると思っている向きがあれば，それは改めてもらわなければならない。はっきり言うなら，その絵図面を引いたのは宮内義彦である。そして，あの男はいまだに「1リーグ10球団構想」を捨ててはいない。それを忘れてはならないのである。加えていうならば，あのときの本丸は「近鉄とオリックスの合併」ではない。それはずばり，福岡ダイエーホークスである。あのときの経済上の大問題は，ダイエーの破綻処理のスキーム作りだったのである。いかに「福岡ダイエーホークス」が優良コンテンツとはいえ，破綻に瀕していたダイエーが持ち続けることの正統性いかんの問題があったのである。で，もっと踏み込むならば，1988年の南海と阪急の身売りは，南海は難波再開発，阪急は西宮再開発という問題が絡んでいたと言うべきである。要するに，財界や政界の動きを読めば，球界への影響いかんというのが，なんとなく見えてくるのである。たとえそれが特定の球団のドメスティックな問題であっても，そこに「1リーグ10球団制」を悲願とする宮内とその一味がいる限り，ドメスティックな問題で終わらない要因となってしまうのだ。ほんとうはここから先に推理を進めたいのであるが，前述の通りどのチームが危険因子を含んでいるということを指し示すのはその球団及びファンに対し失礼に当たるので，こういう場では触れないこととする。ただ，「球界再編ごっこ」は決して消えた話ではないと言うことだけを強調しておくこととしたい。もちろん，今のパシフィックリーグの各チームは完全に自前で強化しかつ収益を上げられるモデルを作り上げれているので，あのときのように渡邊恒雄耄碌爺が恫喝したからといってそう簡単に揺らぐとは思えないから，そうそう簡単に動く問題ではないことは確かである。セントラルでもカープやベイスターズなどは完全にジャイアンツから自立した収益モデルを構築したと言っていいから，渡邊恒雄が右向けといったら一斉に右を向く状況でないことも確かだ。しかし，だからこそ気をつけないといけないのである。最後にこれだけは踏み込んで書いておきたい。一番怖れなければいけないのは，「自爆テロ」である。勘のいい方はお気づきかもしれないが。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/15

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  店主謹白　本日休業

  今日と明日は，オールスターゲームの日である。かつては，オールスターの日にもいろいろない知恵絞って駄文をものしていたものだが，明日から3連休という今日は，なんとなく心折れてしまった。といえば何かもっともらしい理由がありそうだが，要するに気が抜けてしまったのである。私は応援する球団が二度にわたって消滅させられたものの心情的にはいまだにパシフィック贔屓だからパシフィックにも頑張ってほしいし，もちろんカープの選手も出ている上に今年はメグが采配振るっているのだからやはりセントラルにも頑張ってほしい。要するにオールスターゲームなどというのは心底心安く見ることの出来る一戦である。そういうこともあってか，なんとなくいろんなことが書けそうで案外言の端が浮かんでこない，そんな気がするのである。しかし，今年はなんとなく虫の知らせがあるのだ。今でも心の中に思い浮かぶ，いや，オールスターのどんな名場面よりも鮮やかに覚えている「あの光景」が，心の中によぎるのである。それは何か。という筋でひと記事ものしたいのだが，どうも今日はほんとうに気力がない。そもそも本業のほうがなんとなく気が抜けがちだったのであるが，要するにそれなりのことを書こうにも頭に文章が浮かばないのである。こんな日は，すべてを捨て去って，身も心も軽くするに限る。と，いうわけで，今日はひさびさに意味なき文章のみを連ねて看板を裏返すこととする。まだ豪雨の影響で被害を受けられている方がいらっしゃるのであまり大きな声では言いがたいのだが，広島の空はもう盛夏のそれである。しかし，あのときの空は，当時私が東京にいたと言うこともあるが，暗くて重かった。勘のいい方はお気づきかもしれないが。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/14

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  甘さも過ぎるとつけあがる，ガツンと痛い目に。

  オールスターブレイクまでの成績，５２勝２９敗２分け，貯金２３，勝率.642。2位とのゲーム差8ゲーム，3位とは10.5ゲーム。この数字だけを見たら，とりあえずケチのつけようがない。立派な成績である。正直オープン戦の段階では今シーズンの帰趨を本気で心配していたのだが，今のところそれは杞憂に終わっているのはよいことである。まあ，いたずらに安心理論に乗っかるわけではないが，連覇の可能性は極めて高いものになったと言うべきである。理由はひと言で言えば，2位以下，早い話がCS進出圏内が団子レースになっていることである。今のところ4位ドラゴンズまでは圏内，5位ジャイアンツも今後の成績次第では可能性ありというべきだが，首位にいるチームにとって2位以下が団子になって追いかけてくることほど楽なものはないのである。言うまでもなく，追いかけてくるチーム同士で星のつぶし合いをしなけければならないのであって，それはまさに首位のチームにとっては高みの見物以上でも以下でもないのである。だから，団子が大きくなればなるほど，逃げる立場としては楽なのだ。昨年は追いかけてくるチームがジャイアンツだけだったので，夏場に一時期ゲーム差を詰められかけた。いや，思い起こすべきは1996年。あのときははっきり言って特定球団がジャイアンツに対して無気力とも取れる野球を繰り返したからこそあんなことが起こったのであって，少なくとも今年はそう言うことが起こる可能性は極めて低い。ある意味CS制度の恩恵とも言えるのである。だからといって，今後の戦いが楽になるという保証は何もない。むしろ，今こそ締めてかからないと今後何が起こるかは分からない。だから，まだカープの連覇に当確を打つ気にはなれない。正直言って，不安材料はある。まず投手陣。ここに来てジョンソンと野村が調子を取り戻してきたのはいいことなのだが，問題はここまで投手陣を引っ張ってきた薮田と岡田の今後の調子いかんである。二人とも，先発ローテーションで一年を全うした経験がない。その意味ではこれからの盛夏戦線をどう乗り切れるかは未知数だからである。この二人が思うように勝てなくなったときに救世主が現れるかが浮沈の鍵を握ると思っている。攻撃についていうならば，やはりタナキクマルセイヤにかかるウェイトが大きい分だけそこがアキレス腱となるのもまた真なりなのである。この4人が分断されたときにいかに得点能力が落ちるかというところは今シーズンだけでも散々結果として出て来たところである。それを補ってきたのが下位打線，松山でありブラッドであり安部であり，そして新井さんなのだが，彼らが調子を下げてくるととたんに苦しくなる。ここに割って入ってくるだけの選手が出てくるかどうかが，後半戦に思うように点が取れるかどうかを左右するものと思う。その意味では，ほんとうにひと夏の輝きでもいいから盛夏戦線をかき回す夏男がほしい。その候補となり得るのは，投手では福井と祐太，野手では岩本と堂林，ではないかとひそかに期待している。そして，うまく使ってほしい飛び道具が言うまでもなくシャビエル様だ。投手では敢えて加藤の名前を挙げておきたい。暑くなってくれば力を出すタイプではないかという気がしてならないのである。あとは，ほんとうにメグの差配次第である。メグがうまく立ち回っていれば勝てていた試合もあるだろうというのが偽らざる思いだ。正直なところ，細かいところは高や河田や琢朗や東出に任せて，どんと座っておけばいいのではないかと思う。そのくらい腹をくくったら，選手もこの監督を胴上げしようという気持ちが強くなるのではないか。ただ，去年は黒田と新井のためにというモチベイションがあったのに対し，今年はそういう求心力がなくてもそれなりの成績を残しているということは，メグもそれなりに成長したと言えるのかもしれない。少なくとも同じ間違いを何度も繰り返してチームを焼け野原にした前任者よりはましだ。実は「赤松のために」だったりして。まあなんでもいい。後半戦も前半戦を凌駕する勢いで勝ち進んでほしい。気の早いカープファンはもう連覇モードになっているようだが，まだまだ，緩めるには早いと思う。今だからこそ，「一点やってはいけないよ，今は締めるとき」なのである。今こそ締まっていこう。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/13

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  いい形で締められたねえ。

  久し振りに，これぞジョンソンというピッチングで相手を制圧して勝ったという気がする。昨年は幾たびも見られた光景ではあるけれども，今年はこれが初めてと言っていいのではないか。ようやく，ジョンソンがほんとうの意味で間に合ったと言うべきだろう。攻撃は相変わらず濱口を捉え切れず，エスコバーにも苦労したけれども，序盤になんとか２点取って粘り，７回にガンちゃんの一撃で３点取ってそれなりの形に出来た。これまた久し振りにこれぞガンちゃんという鋭いライナーを見た気がする。さすがは夏男というべきか。まあ最後の「八艘飛び」はご愛敬だが，もともと左投手を苦にしないタイプだし，もっともっと起用されて然るべきだろう。まあ，この一打でさすがに当分は使われるはずだ。スターター起用があるかどうかは分からないが。昨日の負け方が負け方だっただけに，今日はなんとしてでも勝たなければならなかった一戦である。そのことに鑑みるならば，実にいい勝ち方をしたというべきだろう。なんといっても相手がベイスターズである。これから先の戦いに鑑みれば，ホームゲームでのカードを取られるなどというのはもってのほかだった。その意味ではまあ勝ちさえすればよかったのだが，加えて今日の内容がよかったことはさらによしとすべきだろう。あとは，ほんとうに故障者が続出しないことを祈るしかない。今日の試合でも，ブラッドの途中交替というアクシデントがあった。まあだからこそガンちゃんの一打が生まれたのだし，その意味ではまだカープに勢いがある，まさに塞翁が馬で済まされるのだが，ブラッドのアクシデントがどれほどのものか，あるいはこのようなアクシデントがほかの選手に伝染しないかと言うことがひとつ心配の種である。ついでにいうと今日の試合でもベイスターズバッテリーはずいぶんカープのバッターのインサイドを執拗についてきていたし，たぶん今後もそういう攻め方が続くと思わなければならないのだが，それに伴って増えるであろうのはデッドボールと自打球による負傷である。これからの盛夏戦線に骨折や打撲による離脱が続くことがないことを祈るしかない。これまでの戦いについての総括は，気が向けば明日以降にでも書きたいと思う。私個人の見立てからすれば，２位と８ゲーム差の首位というのは，まあよく勝てたねえと言うほかない。私は欲張りだからまだまだ現状には満足していない。落とした試合の中でもうまく立ち回れば勝てた試合がいくつかあると思っている。後半戦はそういう試合を少しでも少なくしていくことが大事だろう。そうすれば，自ずと連覇という最低限の目標は近づいてくる。しかし，それで緩めてはならない。あくまでも我々の狙いは日本一のチャンピオンフラッグである。そう言えば今年のオールスターゲームはメグが采配を振るうんだった。別にどうだと言うことはないが。それよりフレッシュオールスターでオールウェスタンの４番に座るメヒアがどんな活躍をするかを見てみたい。まだまだ，これからを締めていかねばならぬ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/12

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  今日は仕方ないよ。

  正直言って今のカープの力で８連勝も１０連勝も出来るとは思えないので，連敗のあと４連勝出来ただけでもまずはよしとしなければならないだろう。しかも，今日の試合内容が実によい。全くといっていいほどいいところがない。点差こそついていないが内容は無様な惨敗である。負けるべくして負けたのだからかえってすっきりする。これが一見「惜しい負け」というのが実は一番いけない。得てして隙とか采配ミスが介在してい落としているケースが多いからである。なので，明日に向かって切り換えればよい。その代わり，明日は懸命に泥臭くともひとつの白星を取りに行かなければならぬ。それができるか出来ないかが，オールスターブレイク明けの折り返しの盛夏戦線に響いてくることは言うまでもない。ていうか，連覇を旗印にするならば，明日は死んでも負けてはならぬ。まあ，願わくば今日の試合。勝たねばいけなかった試合であったことは間違いない。まがりなりにも２点先制したのである。きっとほんとうの「レジェンド級の名将」であればあらゆる手練手管を用いてでも勝ち切れただろうと思う。その意味では，メグはまだまだだ。ちやほやするには早すぎると思う。どちらかといえば櫓の下でつり下がっている風体というべきか。なんか話が逸れてしまったので元に戻すと，まあ今日は今日。明日は明日。見るからに無様な試合だったことは間違いないが，野球に芸術点も印象点もないのだから，１敗は１敗だ。とにかく，切り換えるべし。そして，明日は必ず勝つべし。明日こそ必ず勝たねばならぬ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/11

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  バティスタ一本哲人粉砕

  まあ５回くらいまでの試合の流れに鑑みれば，正直ウノゼロ負けすら覚悟していた。いや，先週野村祐輔が登板したときのように終盤痛い失点あってという筋書きすら頭に浮かんだ。そのくらい，先週の，いや昨日の悪い流れを見事に引きずっていたような攻撃しか出来ていなかった。それほどまでに，哲人今永のピッチングは完璧だった。正直なところ，今日の今永に失投らしい失投はほとんどなかったといってよいだろう。しかし，その数少ない一球が，よりによってバティスタのところで出てしまったのが今永とラミちゃんの不幸というべきなのだろう。規格外の飛距離を誇る本塁打職人にとって，それはおいしい獲物以上でも以下でもなかった。そして，哲人はまさに一球に泣いた。いや，それ以上の災厄をベイスターズにもたらした。ほとんど眠りかけていたカープの攻撃陣が加賀と田中を一気に飲み込んだ。たぶんラミちゃん的にはこちらの方が痛いかもしれない。要するに，カープとしては追っかけてくるベイスターズを破ったという以上のものがあると言うことである。まあ，今日はこのくらいの講釈を付ければいいだろう。本当に，バティスタ様々である。あのホームランがすべてを変えたとしか言えない。野村祐輔も今日はまさに闘魂のピッチングを見せた。しかし，このところのカープ打線のトレンドからしたらやっぱり援護がなくて惜しかったねとなる危険性すらあったのだ。そういうものも含めてバティスタが一振りで救ったのである。さすがはシャビエル様だ。まあ，１５４９年に日本に来たシャビエルは宣教師であって神の使徒ではないが。こうなったら，この勢いを明日に繋げねばならぬ。明日はまたベイスターズはサウスポー石田の先発が予告されているが，そんなもの関係ないとばかりに松山と安部が田中を攻略したから，その余勢を駆って明日こそすっきりと勝ちたいものだ。明日もまた勝たねばならぬ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/10

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  なんともすっきりしない喪失感のみ残る。

  最後引き分けに終わってメグが暢気にハイタッチしている画像を見て，なんともやりきれない気分になった。確かに負けなかった。そして，現状では首位に立っている以上引き分けというのは勝ちに等しいという面もある。それは上に立っているチームの特権である。その意味ではまあこの１試合を勝てなかったくらいペナントレースの展開上どうってことはないのだが，どう考えても普通に野球やったら勝てた試合である。それを取れなかったということを本来なら強く反省すべきだろう。本当に強いチームであればきっとそうするに違いない。勝てなかった要因はいろいろ挙げられるだろうが，まあワンアウト３塁のもらったチャンスにキクマルで点が取れなかったことに尽きるだろう。今日はこの二人，全く効いていなかった。１３安打打ってしかも５番の松山が猛打賞という流れで３点しか取れなかったということは，いかに上位打線が機能していなかったかという証拠である。別に監督が暢気に構えている分にはどうでもいいが少なくともこの二人には自分のせいで勝てなかったという強い危機感を持って明日以降の試合に臨んでほしいものである。今日の試合を通して見ると，本当にこの試合をなんとかして取るぞというスワローズナインの強い気持ちがひしひしと感じられた。これは認めざるを得ない。しかし，だからといって勝てなくてもいい理由にはならない。本当に王者たろうとするチームであれば，それを正面から受け止めてなお最後には試合をものにするだけの気持ちの強さが必要なのではないか。確かに９回表の攻撃，特にライアン君を返り討ちにした新井さんの打席にはその片鱗が感じられた。しかし，試合全体を見た印象としては，なんともそれが稀薄というか，それを立ち腰で受けて転がされかけたという印象しかないのである。そのほかこの試合に関していいたいことはもっとあるのだが，このくらいで収めておきたい。ただ，こんな野球やってたら次のカードはいかにホームゲームとはいえ苦労するぞということだけは付け加えておきたい。これだけ書いてもまだすっきりしない。たぶんいくら書いてもすっきりしないのだろうが，蛇足を承知でさらに付け加えるなら，メグにはもうそろそろ自分の好き嫌いだけで選手起用するのはやめてほしいと言うことである。明日こそ本当に勝たねばならぬ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/09

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  難敵撃破も気を緩めるな。

  昨日は，クローザーに転向したばかりのライアン君を，アーチ３発と２死からのしぶとい攻撃で攻略した。そして今日は，負けが込んでいるとはいえどもカープ戦になるとしぶとい石川雅規を，序盤からのしぶとい攻撃で攻略できたことは，とにかくよかったというべきだろう。昨日の試合が劇的な勝ち方だっただけに，今日は何がなんでも勝たなければいけなかった。今日負けてしまうと昨日勝ったといういいイメージが全部スポイルされるところだった。特に一番いけないのはいかにも内容がありそうに見える惜しい敗北である。昨日の試合が９回の６点以外はとにかくぼろぼろの試合だっただけに，その悪い方をずるずると引きずってしまう危険性が大だっただからである。その意味では，今日の薮田と並ぶ殊勲甲は田中である。先頭打者で石川に１５球投げさせて挙げ句二塁打を打ったことが石川攻略の大きな糸口だったと言うべきだろう。あとは，ここでまあ書くまでもあるまい。初回の先制点こそすぐに返されたが，すぐに勝ち越し点を取り，その後は昨日に続く４本塁打で圧倒することが出来た。まあこれで昨日の試合の悪かったところをすべて払拭することが出来たかもしれぬ。いや，そうでなければならない。これで今季相性が悪かっただけではなく非常にふがいない試合が多かった神宮でとりあえず勝ち越しを確定させた。しかし，今日の勝ちはあくまでも通過点。本当に今シーズンの片をつけたければ明日勝っておかねばならない。いうまでもなくスワローズは市民球場では昨年から長期連敗中である。これで神宮でも勝てないとなると，相手にカープに対する苦手意識を刷り込むことが出来る。それが今シーズンの戦いにおいてどういう影響を与えるかは，言うまでもあるまい。明日のスワローズ予告先発は由規だから，難敵には違いないが，それでもなお必死にな攻略しなければならない。これからの戦いは，毎試合毎試合難敵とぶつかるのである。敵もカープに対してエース格をぶつけるローテーションで臨んでくるのは必至である。すなわち，日々是決戦である。カープにとってセントラル連覇という最低限の目標がゆずれないのであれば，当然乗り越えなければならない関門なのである。だから，昨日は昨日，今日は今日。明日はより一層厳しく勝負しなければならない。明日こそ勝たねばならぬ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/08

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  これで流れが変わるといいが。

  正直なところ，今日の予定稿は試合途中で八分ほどできあがっていた。途中でもう試合を見ることも聞くこともやめてしまっていた。とにかく，今日の試合運びには，いやはっきり言ってメグの差配には怒りを禁じ得なかった。いったい何を考えて野球やってるんだ，いくら下位チームとの差があるといったってこんな試合やってたらきっと大事なところで足下掬われるぞととしか思えなかったのである。風呂に入る前に少しだけテレビを見たら８回表終了で３－８。こりゃ駄目だと思って以後は情報を断った。まあほかにやらなければならないことがあったからなのだが，要ははらわたが煮えくりかえっていたのである。そこから，９回表に，いくら急造クローザーとはいえまがりなりにもライアン君から，６点取るなんて想像もつかなかった。実はその場面だけは一応映像を見ている。たまたま合間にテレビを見たら，というよりカープがどんな負け方をしたか見てやろうと思っていたら，６－８の数字が目に入り，その直後に新井さんがライアン君の球を捕らえて明治神宮野球場のバックスクリーンに運んだのである。これはもう奇跡的といわざるを得ない。正直言ってこれだけはもう理屈では推し量れるものではない。それにしても，まあ前半の試合運びはまさにメグの失策と言ってもいいくらいだったが，それを土壇場で選手全員で取り返した胆力は，褒めなければならない。本当に８回裏までの野球は下の下だったが，結果勝てば何でもいいのである。むしろ，こういう奇跡的な大逆転というのは，得てしてチームに勢いをつける結果となるから，まあよかったといわざるを得ない。結果としてメグがブラッドの代わりにバティスタを起用し，代打で起用した西川をそのまま三塁で使ったことが９回の大逆転を産んだのだから，その意味では攻撃についてはメグの判断は正しかったのかもしれない。単に試合を投げていただけだったりして。とにかく，今日は細かいことをつつけばたくさん出てくるが，結果に免じて何も言わない。いや，言うべきではあるまい。あとは，明日明後日とこの結果を勢いに転化して勝ち続ければいいのである。それができれば結果が出なかった選手も救われるし，むしろ彼らにとっても反攻のバネになるのだ。それにしても，バティスタ。やっぱりその存在は危険だ。５点ビハインドがあったからかもしれぬが，よくホームランを打ったものである。あれが単なるヒットだったらきっとこの結果は出なかったに違いない。やはり問答無用でホームランを打てるパワーというのは捨てがたいのである。大事に育てていかねばならぬ。星こそ見えねど願い叶う夜となるか。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/07

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  続々・名将の去りゆく際に梵鐘鳴る。

  なんか，今日は言葉が出ない。ひと言で言うならば，そしてそれが適切かどうかも分からないのだが，とにかく悔しくて悔しくてたまらない。その矛先はもちろん昨日と一昨日の無様な敗北にある。結果はもちろんのこと内容もなく，必死にカープを崩す野球をやってきたジャイアンツに対して腰高で受けて同じように転がされた２試合。勝敗が入れ替わったかどうかは知らぬがもっと必死になってジャイアンツを追い落とすような野球をやっていれば，今日などはきっと楽勝だっただろう。それが腹立たしいのである。それほどまでに，流れというものは恐ろしいのである。首位をキープしてある程度のゲーム差をつけているからこそ，その流れを自ら断ち切るような野球は一番してはならないのである。その意味では，本当に今日勝ってよかったとしか言いようがない。負けていたら来たるべき真夏の陣が非常に恐ろしいことになっていたのかもしれないのだ。ホームで負け越したという以上にこの３連戦で特筆すべきことがあるとすれば，ジャイアンツは徹底的にカープの弱点を突く野球をやってきてそれが有効であることを示したことである。とにかく球数を投げさせて打てなくても四球で粘り，四球で出たランナーはとにかく隙を見て走らせる。今日のジョンソンが崩れかけたひとつの要因もこれだと言っていいだろう。一方のカープは，これに対抗する手段をついに出せずじまいで終わった。苦戦の原因はまさしくこれに違いない。まあ，このくらいにしておく。なんかほじくり返せばほじくり返すほど恨み言しか出てこない。明日から神宮か。スワローズとのアウェイ戦は相性云々よりも今年の６試合全部どうしようもない試合だから，ひとつ気合を入れ直して必死にバチバチと戦ってほしい。ただそれだけ。やはり梵鐘は吊すに限る。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/06

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  続・名将の去りゆく際に梵鐘鳴る。

  １点先制された時点で，もう今日の試合を見る気がなくなった。きっとこのまま負ける，ことと次第によっては０－１で負けるかもしれないと思っていた。で，予感通りの結果が出てしまった。それはある意味こんな日もあるで済ませてよいのかもしれないが，それにしても試合内容が悪すぎる。こんな試合で木戸銭取ってはいけないというレベルというべきだ。非常に残念というか，なんというか。まあ，それは９回表に続々と席を立ったお客さんが示しているというべきだろう。ひと言で言えば，負けたけどしょうがないという気になれないのだ。なんかチーム全体で今のカープは強いチームであると誤解している節があるのではないか。もちろん，非常に強い勝ち方を見せていることは確かだ。その意味では強いチームなのだが，セントラルの他球団を完璧に凌駕するほどの力はないと言うべきだろう。勝っているから強いチームなのは間違いないが，非の打ち所がないほど強いというわけではないのだ。何を書いても非生産的なので，今日はこれ以上書くことをやめる。まあ，こんな野球やってたら９月に泣いてもしらんで，というほかない。ていうか，昨日今日のジャイアンツの試合を見て謙虚に反省してさっそく明日真似をしてみたらどないやという言葉だけ付け加えさせてもらいたい。まさに二葉亭四迷だ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/05

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  名将の去りゆく際に梵鐘鳴る。

  今日は，サンフレッチェ広島・森保一監督の辞任発表というニュースが昼前に流れたところである。５年間の治世中優勝３回という結果を残したのであるから，立派に「名将」という括りに入れていいと思われるのだが，残念ながら今季ここまで残した成績が成績である。その結果責任を負う形になったことはやむを得ないことかもしれぬ。もちろん，現状のサンフレッチェ低迷の責任をポイチさんひとりに負わせてよいものかという疑問はあるし，その点についていうならば言いたいことは山ほどある。蓋し，大廈の倒れるときよく一木の支うるところに非ず，ということなのではないか。ポイチさんの今シーズンの方法論に間違いがあったことは確かだし，それが結果として自らの首を絞めた面があったことは確かなのだが，どうもサンフレッチェ広島を取り巻く根底のところが腐っているのではないかという思いが強い。まあ，今日はこれ以上は触れない。そういう日だからこそ，今やセントラルの覇者であることを満座に示さんとしているカープは，別にまともな野球をしろとはいわないから攻めて白星という形を出してその矜恃を示してくれることを期待していたのだが，結果は，ちょっと残念では済まない形になった。この試合をもって今日は運が向かなかったということは，なんか出来かねるような気がしてならない。まあ長いペナントレース中にはこんな試合もあるくらいの感じでいいのかもしれないし，きっとそうだろうと思うのだが，どうもすっきりしないのである。そのざらつき感を説明するのは難しいし，たぶん理解してもらうことも難しいので，敢えて書かないが，力負けのようで決して力負けでない，自滅のようで自滅でない，といったらいいだろうか。それでもひとことだけ書くとすれば，なんで左の田口が先発したからといってスターターを動かす必要があったかねえというところに尽きるのかもしれない。せっかくこのところサウスポーが出ようがどうだろうがスターターを固定して安定した戦いをしてきたところなのに，松山を下げ，安部を下げ，バティスタを無理矢理ねじ込んだオーダーを組む意味がどれだけあったのか。かなり疑問である。結果的にバティスタのために落としたと言っても過言ではないだけに余計にそう思う。せっかくのいい形を崩して結果負けたというところに，現状の２位とのゲーム差を持ってしても不安が消えないのである。少なくとも私は。なんか，明日の試合が不安になってきたような気がする。大丈夫かねえ。覇者たる道は果てしなく遠いが，転がり落ちたら一瞬である。悪い予感は結構よく当たるんだけどねえ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/04

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  嵐の前の夜空に呟く。

  既に広島は風にわかに強く，しかも生温かい風となっている。いうまでもなく明日広島は台風３号の横断コースに入っているのであって，少なくとも明日の日中は暴風雨が予想されているところである。広島という都市が地政学上どうでもいいところに位置している，からかどうかは分からないが，こと台風については予報円の中に入っても逸れていくことが多い。しかし，今回は影響がもろに及ぶことは避けられないだろう。明日は夕方からは雨が止むようだが，まあ普通に考えて市民球場での試合が行われるのは難しいかもしれない。水曜日も木曜日も天気は怪しいので，ことによるとこの３連戦は全部流れてしまう可能性すらある。本心は金のことしか頭にない「党中央」はきっとやきもきしているに違いないが，いくら今のカープが強くともお天道様にだけは勝てないのだから仕方があるまい。それはさておき，明日からは対ジャイアンツ３連戦である。ここまで対戦成績１０勝１敗，カープはドラゴンズをホームで３タテしたがジャイアンツはベイスターズにホームで３タテを食らっているという状況での対戦だけに，「党中央」ならずともこの３連戦をなんとか開催にこぎ着けてほしいという向きは多かろう。かくなる私もそれがあらまほしきこととは思っているのだが，やはりお天道様には逆らわない方がいいのかもしれないと思う。カープの過去の例からして天候が悪いのに無理矢理開催にこぎ着けた試合，ことにジャイアンツ戦ではだいたいろくなことがないという前例によるものでもあるのだが，じっくり冷静になって考えてみると，過去の数字がそのまま出るかどうかは分からないとも言えるのである。まず明日。既に予告先発あって野村祐輔対田口麗斗。まず田口との相性があまりいいとはいえない。１点勝負に持ち込まれたら，何が起こるか分からないのが野球というスポーツである。明後日はおそらく岡田明丈対畠世周となるだろう。これだけ見たらカープ優位は動かないようだが，日曜日も柳に相当手こずったことを考えると，初物の相手だけに油断は出来ない。しかも畠は呉市出身で近大福山高校出身。いわば凱旋登板である。こういうモチベイションはやはり軽視すべきではあるまい。そして木曜日は戸田隆矢対菅野智之が予想される。余裕を持って勝てるとは言えないことは論を俟たない。ということもあって，悪天候の中強行するくらいならば，正直９月に回しておいてもいいのではないかというのが私の見立てである。７月上旬というのはむしろ６月よりも梅雨らしい天気になる季節である。おそらく選手にも第二の疲れのピークが来る頃かもしれない。こういうときに悪天候の中強行することは，やはり自然の摂理に反するのではないか。むしろ今は雨をも味方につけてぼちぼち休みながら馬なりで流していくことも大事ではないかと思うのである。まだ今のところ広島市内に雨は落ちていない。降るなら早めに雨のピークが過ぎ去ってそれなりのコンディションで明日の試合が出来るようになるか，一日中雨が降り注いで気分よく中止になるかのいずれかがよい。いずれにせよ中途半端が一番いけない。果たしてお天道様は，どうでるか。飛び石日程で連勝を重ねることもまた大事。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/03

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  ここ一番に，磯村あり。

  テレビの解説，野村謙二郎。ラジオの解説，山崎隆造。まあどっちを取っても眠たいかうざったいかは確定的であった今日の試合。これで昨日のような試合だったらまだスタジアムではさぞいい気分だっただろうねえと思っていられるのだが，まあ正直，暑いばっかりでとても木戸銭取って見せられたらたまらない試合だっただけに，本当に不快指数はマックスになっていた。いや，あまりにも度を過ぎてむしろ本当に眠たかった。６回までは。７回も正直無死２塁が２死２塁になった時点で，だめだこりゃと思った。せめて磯村が繋いで８回は田中から，といってもこの田中の不出来さがまた底を打っていたのであまり期待も出来なかったのだが，の攻撃で始められればという程度の期待感しかなかった。その磯村である。丸以外のほとんどのバッターが捕らえ切れていなかった柳のストレートを完璧にはじき返してスタンドにたたき込んだことが，まさに今日の試合の白眉というべきである。昨年も甲子園で延長戦で決勝打を打っているし，なんといっても中京大中京では甲子園優勝捕手であるのだから，大舞台での勝負度胸というものはそれなりにある男ではあるけれども，正直まさかと思っていた。いや，柳を含めたドラゴンズサイドもまさかと思っていただろう。それが百戦錬磨の岩瀬をもってして乱れた８回裏の攻撃に繋がったのだろうという気がする。結果的においしいところは誠也が持っていった形になったし，本当に長打が欲しい場面で満額回答を出した誠也は褒められるべきだが，なんといっても今日の殊勲甲は磯村であると断言する。あの場面，仮にヒットなり四球なりで繋いだとしてもきっと流れは変わらなかったに違いない。あれは本当にホームランで一気に１点差に追いついたからこそ８回の一気呵成の流れに変わったものと信ずる。３点ビハインドの下位打順であったわけだからほんらいならば打順が進むに従って繋ぐのが鉄則なのだが，そんなものを一気に吹き飛ばすような何かがあったといっていい。そう，とてもじゃないが，繋いで点を取れるような空気じゃなかったから。それほど今日の打線の流れは悪すぎたし，その空気を作ってしまった大瀬良大地の内容もまた悪かった。普通ならば，これは完璧な負け筋である。それを覆すには，やはり長打しかないというのが正直なところなのだ。これがまさに本塁打の魔力というべきものである。その魔力を，完璧な負け筋で引き出した磯村は，やはり評価されなければなるまい。これで，まあ５月のナゴヤドームの借りを少しは返したといっていいかもしれない。で，次はジャイアンツ。ホームでベイスターズに三タテ喰らって息絶え絶えになっているところである。油断は大敵だし，今日の柳に対するようなバッティングをしていたら困るのだが，ホームゲームで末期の水を取って差し上げることも決して不可能なことではあるまい。それにしても，今日のテレビの実況。野村謙二郎が高説たれるのを聞かされるだけでもうざったいのに，それに輪をかけて実況の森拓磨のへたくそなこと。広島ローカルならば百歩譲ってまあ今後勉強しようねで済ましてよいのだが，今やCSに乗ってそれが全国に流れているのだ。もっとしかるべく修業をさせなきゃいかんだろうと思う。何が「完全カープ主義」なんだか。長打の魔力におぼれて低迷したチームもあるのだが。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/02

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  晴れ時々pridegreen　#095

  天使：なんか久しぶりねえ。2か月ぶりかしら。かつては書くに詰まったら何かにつけて引っ張り出されてたのに。悪魔：まあ，それだけ真面目に書く気になったと言うことなんやないか？その割には，ずいぶんサボる日も増えてる見たいやけどな。天使：その間カープはまあいろんなジェットコースターがあったけど，気がついてみたら2位とのゲーム差７．５で貯金20。落ち着くところに落ち着いたわよねえ。悪魔：まだまだ予断は許さんと管理人は見ているようやけどな。しかし，追っかけてくるチームにこれといった決め手に欠いているような状態だけに，まあ後はモグラ叩きゲームでええわけやし。天使：なんか去年と違って今年のカープ，派手にドンパチやってるというよりは地味に強いって感じかしらねえ。悪魔：時期外れの石原さとみか？でもそれは言えるかもな。どんな形に持ち込んでもそこそこ勝ち負けになってるし，もちろん勝ってる方が圧倒的に多い。ひとつだけ言えるとしたらしょうもない逆転負けが目だつくらいかな。天使：それは言えるわよねえ。でもそれがなかったら今頃セントラルをぶっちぎりで勝ち抜いてるわよ。なんせ相手あることだからそうそううまくいくとは限らないわよ。悪魔：ほーっ，ずいぶん正論吐くようになったやないか。こんなところで転向したらコアなファンが離れるで。天使：ずいぶんな言い方ねえ。私が管理人の心の声を聞いてこっそり悪口言ってたみたいじゃないのよ。悪魔：それ以上でも以下でもないようにしか思えんがなあ。まあそれはさておき，今日はまた派手にやったやないか。ブラッドの3連発に弟分のバチ砲の特大ホームランで小笠原をKOか。こういう試合もなけりゃなあ。天使：バチ砲って，なんかバティスタさんが先代林家三平師匠に弟子入りしたみたいじゃないのよ。でもなんかサイケデリックな感じでよさそうにも思えるけど。悪魔：あんたも相変わらず古いこと知ってるなあ。年齢詐称疑惑がそのうち出回るで。しかしこれでブラッドがゲレーロにホームラン数でいっぺんに追いついたか。しかもゲレーロの遥か真上を通っていっただけに，敗北感も一入と違うんかなあ。天使：きっとそうよ。ゲロ砲（註：決してくさしているわけでも何でもなくてナゴヤドームでそういうボードを挙げてるドラゴンズファンがいた。念のため）さんも明日は自分こそと思って余分な力が入るに違いないわ。悪魔：そのゲレーロに散々やられて５月のナゴヤドームでは三タテくらったんやから，今度は仕返しせんとな。まあ今日までは終わったこと。明日勝って貯金を21にして，下とのゲーム差を広げないまでも縮めさせないようにしたら，まあ連覇というのは難しいミッションではないやろな。天使：きっとそうよ。いや，そうだといいけど。うーん，そうに違いないと思いたいけどねえ・・・悪魔：なんや，まだものたらんか。管理人も大概やけどあんたも欲張りになったなあ。天使：誠也君のバッティングがねえ。去年の「神ってる」のときと比べたらちょっと落ちてるんじゃないのかしら。きっと，週刊誌に写真撮られて以来おねえちゃんと夜遊びするのを自粛してるのよ。だから力が出ないのよ。今年は「揉みってる」なんでしょ？悪魔：・・・・・・何を言い出すのかと思ったら。やっぱりあんた，今日はこれまで猫をかぶってたな？いや，酒でもあおってたか。って，なんや，その酒瓶。これはポーランドの「ジュブルフカ」やないか。そんなもんストレートで飲みおって，いくら桜餅の風味がするというてもなあ。天使：だって，サンフレッチェのあのザマを見たら，呑まずにやってられるかっての。何よ，あのザル守備。開幕戦を見たときから何かおかしいと思ってたけど，3点取って負けてたら世話はないわよ。まったく，悔しかったら誰か進退で責任を取ればいいのよ・・・・・・しくしく。悪魔：なんや，酒癖悪いやっちゃなあ。怒り上戸の次は泣き上戸か。まあ，サンフレッチェのことについては，また今度じっくり話し合おうやないか・・・・・・天使：えーい，責任者でてこーい，ひっく。ポイチさんといえども容赦しないわよ。悪魔：ほんまに出て来たらどないするつもりや，って，なんでわしが生恵幸子師匠の役回りをせなあかんのや・・・・・・（TENSHI and AKUMA will be back soon......）サンフレッチェはええ加減なんとかせい。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。なお，今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

  2017/07/01

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  今日は晴れてよかった。

  ちょうど２４時間前くらい，まさに昨日何か雑文を認めようとしていたところ，雷鳴とともに壮絶な雨が降り始めてきたから，これは明日朝が早くなるかもしれぬと思ってそうそうに床についた。で，明朝。またしても壮絶な雨と壮絶な雷。あの土石流で尊い命が失われたあの日と同じ状況になってきたので，これは今日の試合はまあないだろうと思った。いや，そんなこと考える余裕すらなかった。こんな中であのハゲらっきょは平気で夜遊びをして惰眠をむさぼっていたのかと思うと信じられないのだが，それはさておき。今朝は一転雨は上がったのだが，天気予報は限りなく悪かった。試合開始直前の広島市内は怪しい雲もでてきていたから，これは先制逃げ切りがベター，と思っていた。ましてや，前回アウェイとはいえスウィープを喰らったドラゴンズ相手だし，なんせタイガースをアウェイでスウィープして４連勝中である。水曜日の負け方が負け方なので，一抹の不安さえあった。事実，１回２回と１点ずつ刻まれたときには，まずいなと思った。しかし，結果は言うまでもない。ブラッドの一発で負のオーラを吹っ飛ばし，最後は集中打でバルデスをKOした。なにより，心配された雨は降らなかった。今日の試合内容についてはいろいろな見方が出来ると思うが，今日は敢えてそういう細かいことには触れない。とにかく，上り調子の相手をがっちりと受け止め，最後はまさに土俵にたたきつけて勝ったのである。この勝ち方が出来たことをもって，まずはよしとすればよいのではないか。確かに，こういう試合が出来るならば，強い。まさに王者の勝負である。あとは，本当に，継続である。単発でこういう試合が出来ますというだけじゃまだまだ物足りない。毎日こうだとこりゃ泣けてくる，と我々に思わしめるくらいじゃないといけないのだ。それは給与区の理想であってそんなこと最初から出来ないよと嘯く向きもあるかも知れないが，それを目指さずして連覇とかなんとかいうことはあり得ない。しょせんカープはまだ昨年長いトンネルから脱したばかりのチームに過ぎないのだ。やることは，まだまだたくさんある。こうなったら，皐月の名古屋で喰らった屈辱を一気に広島で返さなければならない。そのくらいのことが出来れば，本当にセントラルの他球団の戦意を喪失させることが出来るのである。タイガースとは７．５ゲーム差，勝率５割にのせてようやくAクラスでございと胸を張れるベイスターズとは９．５ゲーム差。ちなみにベイスターズと最下位スワローズとのゲーム差が７だから，このまま走ることが出来れば，あるいはその差を詰められることさえさせなければ，これらの球団に下を見て戦わせることが出来るのだ。だから，今こそ一戦必勝なのである。緩めてはならない。今こそ締めるときなのである。甘さも過ぎるとつけあがる，ガツンと痛い目に，という時期なのである。そのためには，今日のような勝ち方を，カードに１回は出来るようになればよいのだが。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。何はともあれ今日はよくやった。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/30

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  どうにも気になることもあって。

  正直，楽勝で勝てなければいけない試合だったし，それを落としたというのはあまりポジティヴに評価してはならない。たまには負けることもあるさですませてはいけない部類の試合だった思う。まあ，もっと競り合っている展開であれば，大反省しなければならないといいたいところだけれども，現時点ではそこまで深刻に考える必要はないと思う。映像はあまりチェックできていなかったのだが，どうも審判のストライクゾーンに問題があったようだし，露骨なホームタウンデシジョンを喰らったとでも思って切り換えればいいのではないか。さらにいうならば，今日もはっきり言って上位打線が機能していたとはいいかねる。ここを封じられると思うように点が取れないというところを露呈してしまったというのは残念であるが，それでも８点取ったということをせめてもの救いとすればよいと思う。なのであまり心配はしていないのだが，ちょっとだけ気になることがある。それは正直ちょっとだけでは済まない今後の不安材料になるかもしれないのだ。それはまず第一に，なぜ岡田を３回で替えてしまったのか，ということ。もちろん故障に類するアクシデントでもあったというならば話は別だが，たかだか４－０が４－４になったくらいであわてる場面だったとは思えない。はっきり言って動くのが早すぎたのではないか。結果論に如かずかもしれないが，なんとも腑に落ちないのである。あるいは羮に懲りて膾を吹く，の類かもしれぬ。いかにもメグらしい短絡的思考ともいえる。残念ながら人遣いと大局観ではラミちゃんの方が上らしい。まあ分かりきっていることだが。そしてもうひとつ。どうも昨年ほど，攻撃に反撥力が感じられない。マスコミや一部カープファンが煽るほど攻撃力が強いと言えるのかということに些か懐疑心を抱いているのだ。端的に言うと，今日のように先制して躓いたあとの攻撃が，実に脆い。すぐにシュンとしてしまう傾向にあるといってよい。反撃を喰らうと腰高で脆いのだ。そこからしつこく何をかはせむとばかりに食らいついていく野球が見えない。その点に，若干の不安を覚えるのである。今はまだゲーム差がある。しかし，万一それが迫ったときに，今のような野球では些か心配だ。杞憂に終わってくれることを望むのだが，少なくとも一部カープファンが煽っているような無責任な楽観論に乗る気にはなれない。今こそ締めるとき，であるはずだ。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。敗北にもきちんと学ばないと。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/28

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  だいぶん落ち着いてきたかな。

  濱口を攻略できなかったところは大いに不満だが，勝ち方は悪くない。むしろ，彼我の力の差がずいぶんあることを証明したといってもよいのではないか。その意味では，この感触を忘れずに明日からもがつがつと当たっていけばいいだろうと思う。もちろん，万一のことがあったらこれは痛いなんてもんじゃないのであって，明日以降の展開にも禍根を残しかねない試合になったところだったが，結果として帳尻を合わせればよいのである。むしろ，上位打線があれほど機能しなかったのに下位打線で作ったチャンスをものにして逆転したという点を評価すべきだろうか。今日の殊勲甲はやっぱり新井さんになるのかもしれないが，今日の試合の流れという点を見るならば私は會澤を推したい。もちろん攻撃面でもそうなのだが，結果として大きくこの試合を左右したのが１回裏の梶谷の盗塁阻止である。ここまで盗塁阻止という面では大きく後れを取っていたが，こういう場面できちんとディフェンスの仕事が出来たということを評価すべきだし，そういう点を抜きにしてもあれがなかったら初回から連打を浴びた可能性もないとは言えないのである。おいしいところは新井さんが持っていったとしても會澤が攻守に実にスパイスのきいたよい仕事をしたというべきである。今日はまあこのくらいでよいのではないか。文句なしのナイスゲームとはいいかねるがどんな展開に追い込まれてもしつこく粘って粘って白星を取れるようになったことをよしとすべきだろう。その意味では，まあ明日だ。別に派手にドンパチやる必要もないし，完璧な野球をする必要もない。当たり前のことをやってそれ相応の結果を出しさえすれば自然と結果が出ることを証明できればそれでよい。そうすれば追いかけてくるチームの戦意を喪失せしめることが出来る。上を見るよりも下を向かせてAクラス保持に汲々とさせるように追い込めば，それでよいのである。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。ただし気を緩めるな。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/27

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  今日はひさびさどーでもいーはなし。

  本来なら昨日の続きを書くつもりだったのだが，どうにもまだ沸点に達した思考回路の熱は容易に下がらない。やっぱり1日2日でも短すぎたようだ。ということもあって，書くのをやめた。だいいちあまり気乗りしないような内容になるのは目に見えているのであって，そういう文章は不出来になるに決まっている。それに加えて，若干の私事にわたることを述べさせていただくならば，本日6月26日は，私の誕生日である。年齢を重ねるとあまりめでたくも何もなくなるのであるが，今年は4回目の年男に当たる。次に干支が一回りしたときには還暦になるのだ。まあだからといって何もいうことはないのであるが，攻めてそこまではカープの黄金時代が続いてほしいものだ。なんせ，二十余年もの間暗黒時代に浸っていたのであるから，そのくらいのことを望んでも罰は当たるまい。ということもあって，今日のこの日に不景気なことを書く気にもならないのだ。だから，きょうは雑談に徹することとする。たとえるならば，ざこば師匠の「ざっこばらん」，の足下にも及ぶまいが，そのひそみにならうというあんばいで。さて，最近はWikipediaという便利なものがあって，この日に歴史上何があってということはすぐに調べがつくのである。当たり前のことであるが同じ誕生日の著名人，歴史上の人物がいるのであって，全部挙げたらキリがないが，カープに関わった人には堀場秀孝，鍋屋道夫という私と同世代以上のファンならば名前を覚えているであろう球人がいる。サンフレッチェには，選手としてはいないようだが，かつてコーチとして籍をおいていたランコ・ポポヴィッチがいる。そのほか，順不同アットランダムに挙げていくならば，三木鮎郎，ドクター中松，ジェリー藤尾，渡辺茂夫，斎藤努，太田房江，具志堅用高，角三男，山本スーザン久美子，皆口裕子，多治見麻子，鳥谷敬，豊ノ島，増井浩俊，中西里菜というなんとも煮詰まったそうそうたる面々が揃っている。人以外に目を移すとモーツァルトの交響曲第39番，拓殖大学，NHK大阪放送局，国際連合，ドイツキリスト教民主同盟，現行民事訴訟法とも同じ誕生日である。だからといってどうだといわれても，何もない。ちなみに，全く同じ日に生まれた著名人としては，かつて2004年にタイガースに在籍したロドニー・マイヤーズという投手がいる。その頃は忙しくてあまり野球をチェックできていなかったのでほとんど記憶にないが，来日初登板で札幌ドームでラミレスにサヨナラヒットを打たれ，さらに同じ札幌ドームで延長11回裏に3点リードをタイロン・ウッズに逆転サヨナラ満塁ホームランを喰らってはき出したという逸話が残っている，らしい。話を少し戻すと，やはり私個人的には，角三男対堀場秀孝の因縁の対決の印象が強い。年は１歳違い，三菱重工三原に在籍して広島マツダ，電電中国の補強選手として活躍するなどヒロシマ球界にも縁の深い角に対して，慶應大学→プリンスホテルとまさにアマチュア球界の王道を歩みながら結局ドラフト外で1983年にカープに入団した堀場。堀場のルーキーイヤーである同年はもちろん角はジャイアンツのストッパーとして君臨していて，カープはジャイアンツに開幕から6連敗を喫することとなる。それを止めたのが角に対して代打で起用された堀場のサヨナラヒット。これを見た古葉監督はその後角に対するヒットマンとして堀場を起用し続けることとなる（ただ，その後めぼしい戦果を挙げた記憶はあまりないのだが）。古葉監督という人はこういう対人的な因縁というものをよく利用した人で，このほかにも西本聖対長嶋清幸，小松辰雄対長内孝，尾花高夫対山中潔，山本和行対小川達明というマッチアップもあった。少し余談めくが角三男が先発をクビになったひとつのきっかけは，1978年7月に札幌円山球場でジャイアンツ投手陣がカープに対して1イニング10四球6押し出しという怪記録をやらかしたときの先発投手だったこともあるのかもしれぬ。一方の堀場は，その後古葉監督に殉じてホエールズに移籍した後，ジャイアンツで現役生活を終える（ただし角はファイターズに移籍していたので交わりはない）。その後BBM社に籍をおいていたこともあったが，現在は故郷の長野に戻って県議会議員なんだそうである。で，こういう話をだんだんと延ばすとやがて止まらなくなるのでこの辺でおくとして，今飛び込んできた今日のニュースとして，将棋の藤井聡太四段がついに二九連勝の新記録達成，しかも四段昇進後初対局からの記録。きっと今後も語り継がれる一日となるのだろう（なお，これを書いている時点でWikipediaには上がっていないが）。ちなみに，今日は全く脈略もなく書く予定であったので筋書きもなければ落ちもない。まあ，こういうフォーマットを作っておけば来年も同じ手が使えるかな，という思惑がある程度である。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。ポポヴィッチ監督という線はないのかねえ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/26

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  Rome was not built in a day.

  カープは，いい勝ち方をしたと思う。5-0だからスコア的にも悪くないし，先制，中押し，といってももう中押しがだめ押し以上の効果を発揮したのであるが，さらにだめ押しと点の取り方もまあ悪くはない。いや，完勝と言ってもいいのかもしれない。これからの戦い，カープとしてはとにかく勝てばよかったのであって，内容不問というべきであったから，勝ったことをもってよしとすればいいのである。しかし，今回の相手についていうならば，前回対戦はアウェイでずいぶん痛い目に遭って，カープもそれをきっかけに一時期躓いたのである。それに鑑みるならば，まあどこかのらっきょ頭のあほうの言い方を借りるようであまりいい気分ではないが，とにかく圧勝，といわないまでもどうやこれがカープの力や，という勝ち方を見せる必要があったのである。その意味でも，まあよかったのではないか。いや，この3連戦を通してみるに，タイガースの方が勝手に意識過剰になって思うような野球をしていなかったようにも見受けられた。それが継続できれば，まあ連覇というのはそうそう難しいミッションではないだろう。まあ次のアウェイ戦次第ではあるのだが。しかし，いつぞやも書いたところであるが，カープも所詮去年25年ぶりに優勝した程度のチームである。その間常に優勝争いをしていて云々というならばいいが，間の二十余年間は全くの暗黒時代と言って過言ではなかっただけに，今年こそ組織としての真価が試される，有り体に言うならば去年がまぐれだったかどうかが問われるのである。はっきり言うならば，王者たるには長い道のりを要するが，その座を失うには1秒かけてもまだ多いのだ。だから，とにかく驕らずにこつこつと白星を積み上げていくしかないのである。で，本当ならば，この続きをつらつらと書き連ねたいのであるが，正直今私は思考回路が沸点に達している状態である。それを収めるには，たぶん１日２日でも短すぎるような気がする。なので，少し頭を冷やすことが出来れば，明日にでも続きの部分を書き連ねることが出来るかもしれない。ひとつだけ言えるとすれば，これだけだろう。ポイチさん，もう監督としての結果責任を進退で取るべきじゃないのか。あなたが足掻けば足掻くほど，それは崩壊へ向けての詮ない作業に他ならないと思う。これ以上，チームとファンをドア船に乗せるようなことはやめてほしい。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。今こそノアの方舟を求めむ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/25

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  雨滴る夜空に嘯く。

  ノーゲームが宣告されて以降，広島市内にはずっと本降りの雨が降り注いでいる。試合続行不可とした判断は正しかった。これはやむを得ないし，そもそも人智の及ぶところでないから諦めるほかない。カープ的には確かに残念だったようにも見えるが，今日の試合のペースからしたら2点リードがセーフティである保証は何もなかった。だから，ノーゲームを淡々と受け入れて切り換えるのが正解である。確かに個人成績的に見れば西川や會澤には残念だったかもしれないが，一方で薮田にとっては今日の不出来な結果がなかったことになるのであるからラッキーとも言えるのである。人生万事塞翁が馬。そのくらいに構えておくべきだろう。一部にはタイガースに勝ち損ねたという風潮もあるやにおぼゆるが，私からしてみればこれはあまりにも不遜な態度と言うべきである。確かに，昨日の試合など見るとさすがにカープはパシフィック相手に一歩も引かなかっただけのことはあるというところを見せた。しかし，今日などは一転，攻撃に冴えがなく，薮田の内容も悪かった。特に，1点勝ち越したあとの3回無死1・3塁で中軸打者が仕事が全く出来なかったのはいただけない。もちろんこのあたりはさすがは能見というべきところなのであるが，今後タイガースと優勝争いをするであろうことを考えると，能見をいかに攻略するかが重大な論点となるところである。もちろん今日の天候のことだから一気に攻略してもなかったことになった可能性が高いのだが，そこはやっぱり，しっかり攻めきってほしかったと思う。まさか1点取ったら終わりと考えて試合進行を早くしようとしたわけではあるまい。だから，今日の試合はまだどう転ぶか分からなかったと言うべきであって，万一逆目がでてうっかりコールドで逃げられでもしようものならそれこそ泣くに泣けない。だから今日の試合がなかったことになってまた代替試合があるということをむしろ幸運としなければならないのである。確かにカープは2位との差をそれなりに広げてはいるが，しょせん去年25年ぶりに優勝しただけのチームに過ぎないのであるから，今だからこそ謙虚に相手と対峙しないければいけないのではないかと思う。まさに傲れる平氏は久しからず，である。だから，まずは明日どう戦うかということに注目することが大事だろう。カープはなんやかんやで勝ち運はある大瀬良大地，タイガースはカープに勝てない左腕の座を岩田から襲名しつつある岩貞祐太である。しかし，大瀬良は正直いつ崩れるか分からない危険と隣り合わせのようなところがあるし，岩貞は安定感はあるから僅少差ビハインドの展開で終盤にまで持ち込まれれば厄介だ。本当に攻撃陣次第，いや首脳陣の差配次第であると言って過言ではない。もっとも，明日の天気予報がまた悪い。そうそうに中止にして次の対ベイスターズアウェイ戦へ向けて英気を養うのか，無理してでもやるのか，そこがまた論点のひとつになってくるだろう。とにかく，驕るなかれ，侮るなかれ。しかし，恐るるなかれ。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。でも明日こそ必勝。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/24

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  とりあえずほっとした。

  終わってみれば，スコア的には圧勝だったが，それほどの爽快感はない。なんとなく重っ苦しいつかえが取れた，ほっとしたという印象が強い。情報戦だったのかどうかは分からないが，オープニングは薮田で行くと煽っておいて始まってみればまあ予想の範囲内であるがジョンソンを持ってきた。そのジョンソンの出来ははっきり言って上がっていなかったから，今日もどうかと思ってみていたが，確かによくなかった。6回1失点とまとめた結果ではあるが，タイガースの拙攻に助けられた感が強い。まあ，1回の表だけでも三者凡退に抑えたから，それが勝因と言っていいのかもしれない。攻撃について言うならもう文句なしだと言いたいが，欲を言えば終盤にもう3点くらいほしかった。かつこのタイガース戦のことを考えてみれば，そのくらい始めにがつんと叩いておいてもいいところである。それでも，やはりこれまた出来はよくなかったメッセンジャーを攻めて3点先制し，1点返されたところでまた2点追加したところで正直勝負あったと言うべきだったのだろうか。まあ5回に柳瀬を攻めて8点取ったのはよかった。ただ，柳瀬が不出来だったというか，これはもうタイガースのキャッチャーのインサイドワークの問題と言っていいだろう。詳細はよそさんのことだから書かないが，まあ少なくともブラッドに対して半速球をやや外寄りに投げ込んだらどういうことになる日ということくらいは分かっていただろうにと思うのだが。本当はこの程度にしておきたいのだが，敢えて今後の戦いのことを考えて申し添えるならば，今だからこそ結果を出しておかなけりゃならないというレベルの選手のパフォーマンスが物足らない。誰とは敢えて言わない。そんなこと自分で分かっていると信じたいし，そうでなきゃ明日から二軍でよい。今のままじゃとてもじゃじゃないけれど「りくのおうしゃ」になれないぞ。いつまで経っても縁故起用と言われるぞ。まあ，本当に立ち上がりをしくじったらいくらホームとはいえまたタイガースにしてやられるのではないかという危惧もあった。しかし，今日見る限りではどうやら杞憂だったのかもしれない。もっとも，天気予報は微妙だがまだ明日も明後日もあるのだから，油断はならない。だからこそ，今日はもう隙を見せずにぐうの音も出ない勝ち方がほしかった。それは明日以降の宿題と言ってもいいかもしれない。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。明日もまた必勝。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/23

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  午後11時のモノローグ　その81

  昨日おとといと二日続けて更新を飛ばしたが，別に書くことがなかったわけではない。書きたいことはあったのだが，二日続けて寝落ちしてしまってとても書くには至らなかったのである。ただでさえ持病の関係で眠気がでる薬を服用しているのであるが，それに加えてある病気，といっても勘のいい方はお分かりになるだろうから敢えて書くといわゆる「ＳＡＳ」も持っていることが分かり，こちらも治療中なのである。で，当初はこの治療が功を奏して劇的に快方に向かい，睡眠はおろか体調不良の方までもよくなってきていたのであるが，ここのところまた少しく怪しくなってきている。とにかく座って何か考え事とか逆にぼんやりとしているときがいけない。まさに隙あらば睡魔である。それがとにかく日中といわず夜といわずいたずらをしてくるが故に，すぐに寝落ちをしてしまうのである。で，時あたかもペナントレースの中休みである。交流戦をどう分析し，来たるべきリーグ戦再開に向けてどう生かすかというところを書けば一丁上がりとなるのかもしれないが，どうもそれも面白くない。別に斜に構えているのでも何でもなく，よくよく考えたら交流戦期間中に全部書いてしまって何を書いてもそのリピートになるだけだからという方がいいのかもしれない。まあ，敢えて屋上屋を架すとしたら，今年の成績が勝率1位のホークスと同率だったからといって決して満足してはならないし，それがそのままリーグ戦再開後の戦いに出せるほど甘くはないと言うことである。明日は夜に予定が入っているため，また更新できるかどうかは分からない。本来であればリーグ戦の戦いに突入する直前ということもあってまたひと唸りしたいところでもあるのだが，なんかどーでもいーような感じもする。決して他のセントラルの球団を侮っているわけではない。むしろ逆である。何かいきなり入りの6試合からぼこぼこにされそうな気がしてならない。杞憂だと笑わば笑え。むしろ根拠のない楽観論を排斥する側に与したい。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。必死さを見せてほしい。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/21

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  戦い済んで日は暮れて。

  カープはホークスに敗れたことで，交流戦の勝率が同率でありながらも，対戦成績で負け越したがために勝率１位になれなかった。非常に残念である。そして，あまりにも悔しい。今日の試合を勝ちさえすれば手の中に入ったはずのものであるので，二重に悔しい。結果としてホークスと同率であったということをもって，あるいは過去交流戦は散々な目に遭っていて交流戦の勝率１位なんて夢のまた夢だったところをそれに近づけたということをもってそれなりの意義があるとする論調も見受けられるが，私は敢えてそれには与さない。いや，むしろ積極的に排斥したいとさえ思う。理由は，昨日書いたとおりだから繰り返さないが，それでもひと言で言ってしまうならば，栄光の「あちら側」に立つのと「こちら側」にとどまるのとでは，見える景色が違いすぎるのである。これが，カープが日本シリーズを３度制したとき以来ずっと優勝争いの常連で，その間３，４年に１回くらい優勝し続けてきたのであれば構わない。しかし，実際はその間に２５年あまりの暗黒の時代があったわけである。その間に選手やカープという組織に，あるいはファンに染みついた「負け犬根性」というものは半端なものじゃなかった。もちろん，昨年の優勝で少しは払拭できた面もあるが，日本シリーズを制するには至らず，むしろ肝心なところでの勝負弱さ露呈するのみとなってしまった。これを完全に払拭するためには，やはり対パシフィック球団の試合での成功体験というものが必要なのである。そう，再び「栄光のあちら側」に行くことが必要だったのである。そのチャンスをむざむざ逃してしまったのは，残念至極であるとしかいいようがない。今日の試合，あるいはこの対ホークス３連戦についていうならば，点差以上に彼我の実力の差というものを痛感させられたというべきであり，それ以外の感想はすべて却下と言っていいかもしれぬ。ホークスだって大駒が何枚も落ちていたのである。しかし，そこに大駒と行かないまでもそれなりの力を持ったピースがぴたりと嵌まり，出た選手の個性を最大限に生かす采配がぴたりと嵌まっていたのである。本当に勝つ野球に特化したらこういうことも出来ないといけないんだという典型を見せつけられた気がする。しかし，だからといって負けていい理由にはならない。相手が強ければその裏をかいてでも，あるいはどんな外連を繰り出してでも勝ちに行かなければならないし，そのチャンスは平等にあるのだ。結果として負けたことはどうしようもないが，はっきり言って必死になってホークスに食らい付いていって勝ちを取りに行こうとするところが見えなかったのがあまりにも悔しいのである。話を戻すと，どんなにカープファンが強がろうと「栄光のあちら側」にいけなかったことは事実であり，その意味ではこの交流戦で残した数字は虚しいものになったのである。だから，これを真摯に反省して，まずは足下を固めてセントラルの優勝を一日でも早く決めるように頑張ってほしい。反省だけならサルでも出来るのである。それをもとにいかに結果を出すかということを見せていただきたい。それにしても悔しい。難しい試合だったとは思うが，勝てなくはなかったような気がする。やっぱりなあ。あれがメグセンスの限界なんだろうなあ・・・・・・（以下略）最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。少なくとも選手には悔しいと思ってほしい。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/18

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  勝ったことをもって是とする。

  別に私が入れ込んでも仕方のない話であるのだが，今日の，いやもう日付は変わって昨日だが，この試合を迎えるに当たり，朝から験担ぎをして試合観戦に備えた。その内容については口に出すと効果が減殺されるような気がするのとあまりにも馬鹿馬鹿しくも思えるので書くことはしないが，とにかく鰯の頭もなんとやらの心境になっていたことは確かである。別に負けたところで，まだまだカープにとってペナントレースの大勢に影響はない。ただ連敗はあまり続くと不細工なので避けるに越したことはないというようにも見えるが，この試合，絶対に負けてはならなかった。理由については書くまでもないだろうが，いざ日本シリーズに出場したら対戦の可能性があるホークスに公式戦であまりにも無様な負け方が続くと妙に苦手意識が働く虞があることからそれを払拭しなければならないということ，そしてなにより，負ければ交流戦勝率１位の座が消えることのふたつである。だから，今日は意地でも勝たねばならなかったのだ。前者については当たり前すぎるのでこれ以上は書かないが，後者については若干の補足が必要かもしれない。キーワードは「成功体験」である。確かに昨年カープは公式戦をぶっちぎりで勝ち抜いた。しかし，日本シリーズで無様な敗退をした。その意味では対パシフィックとの戦いを制するということは，昨年のリヴェンジへの足がかりになるということ，そして，過去散々交流戦で苦しみ，時には無様な敗退を続けて必ず交流戦で失速する原因を作っていただけに，その過去の悪夢を払拭するには交流戦を勝ち抜くという劇的な成功体験が必要であると思うのである。だからこそ，今日は負けられなかった。そして，試合内容は多少不細工だがとにかく勝った。今日はこれでよいのである。まあ今日の試合だけについていうならば，接戦といえば接戦だが内容のあるいい試合とは言い難かった。しかし，結果論でいえば接戦を制したことは確かだ。それに，いい野球をやって勝つのは当たり前で，それが出来なくなったらそれは終わりの始まりである。年間１４０試合余りもあれば，そう毎日毎日いい内容の試合ができるわけもない。覇権への必要十分条件は，いかに悪い内容の試合を拾っていくかである。今日はそれができた。だからこれでいいのだ。田中菊池誠也がもっと打っていればさらにすっきりした内容で勝てたに違いないし，このホークス戦のこの３人の攻撃面でのパフォーマンスは地に落ちているが，それでも勝てたということが意義深いのである。それは即ち，丸の孤軍奮闘によるところが大きい。もちろん文句なしの殊勲甲である。と，いうわけで，明日はまさに交流戦の雌雄を決する大一番になった。もうここまで来たら試合内容云々は関係ない。９回を終わってより多くの点数を取ったものが勝ちという公認野球規則の精神に則ったメンタリティが求められる。ここ２試合の内容に鑑みればまたまた苦しい試合になることは目に見えているが，とにかく何でもいいから点を取れ。食い下がれ。横綱相撲は要らない。どんな外連やハッタリを使っていいから勝て。それしか言うことはない。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。勢いだ繋げ続け。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/18

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  やっぱりメグが監督じゃ勝てねえよ。

  私はカリメロ，もとい工藤公康は監督としてはあまり評価していないのだが，今日の試合など見せられたら，やはりメグとは格が違うと思ってしまった。点差こそ３-５だが，少なくともカープに勝てる要素は皆無だった。何が違うかといって，組織としてジョンソンを攻略にかかって見事に成功したホークスと，全く無策でただ単にバンデンハーク相手に力で対抗しようとしたカープの野球の質の差である。これを見抜けない向きは，私にいわせれば莫迦だ。ホークスの野球が決して金に飽かして選手を集めているだけではないことの証明である。はっきり言って今のホークスだから５失点で済んだのであって，普通の状態のホークス相手だったらもっと見るに堪えない惨敗を喫していただろう。それでもまだ勝負の女神の前髪を掴むチャンスがあったとしたら１回裏だったのだが，この回の采配にこそメグの采配センスのなさを見るべきである。田中がヒットで出た。２点ビハインドとはいえ，１回裏からあわててパワープレイに出る必要もなければ飛び道具を繰り出す必要もない。そこで菊池はただ打つだけ，丸の時に田中が例によって見え見えのカウントで盗塁を仕掛けたら甲斐の強肩に憤死。その直後に丸がホームランと，全くちぐはぐだった。そこには一貫した思想もなければなんとかして年的バンデンハークを攻略しようとする意図も感じられなかった。これじゃあだめだ。丸が３本ホームランを打ったので今日のスタンドのお客さんの中にはそれだけで満足して帰った向きもいたかもしれないが，ホームラン３本で３点しか取れなかった，しかもヒットはそれなりに出ているのにというのはむしろ非常に恥ずかしい内容である。こういう野球で木戸銭を取ってはいけないとさえ思う。いずれにせよ，丸の個人成績が上がったこと以上に評価すべきではあるまい。これで，交流戦勝率１位の可能性は限りなく低くなったというべきだろう。もちろん明日明後日と連勝すればいいのだが，今日の試合内容を見せつけられて明日は勝てるなどと思うのはまあおめでたいというべきだ。とにかく，野球の質が違いすぎる。パシフィックの試合なんて見ようともしない脳内フローラさんたちのためにいうならば，今日のホークスのオーダーは一軍半もいいところである。もちろん故障者が続出しているからなのであって別にカープのことをなめてかかっているわけではないのだが，それでも私にも欲目というものがあってもう少しカープは今のホークス相手ならばまともな試合をやるだろう，勝機もあるだろうと思っていたのを，完膚なきまでの叩きのめされた感じがする。もう明日明後日は期待しないで見ることとする。明日は野村祐輔対松本裕樹だから今日よりはチャンスがあるかも知れないが，はっきり言ってこれほどまでの采配とベンチワークの差を見せつけられたら信用ならない。野村祐輔には，かつて故長谷川良平翁と金田正一翁が口癖のように言い合っていた，「１点やったら危ない，２点やったら負け」という言葉を噛みしめてもらいたい。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。うまいことはそうそう続かない。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/16

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  こぉひぃぶれぃく　その３

  さて，結果的にこのカードはカープがまたしても3連勝，通算してカープが9連勝と相成ったのであるが，正直この結果には驚いている。忘れっぽい善意のカープファンはもう忘却の彼方にいってしまったかもしれないが，その前は実はバファローズが7連勝している。しかもその内容たるや，散々なぼろ負け続きで，正直なところ何がきっかけでこうなったのかすら分からない。一昨年の京セラドーム大阪では，もうバファローズ自体が死に体であったことを挙げざるを得まい。それでも，試合内容はほとんど互角だった。昨年の市民球場では，誠也のミラクル神懸かりがあったからといいたい向きは多かろうが，実を言うとその頃のバファローズは故障者の山でスターター自体がもはや終わっていたような状態である。もちろんチーム状態はやはり底を打っていたのであって，それであの試合内容であるから，ひとつ間違えば星取りはドミノ倒し的に黒が増える可能性すらあったのである。で，今年である。過去2年と違って，バファローズ攻撃陣の調子は格段に上がっていたし，交流戦も好調だったし，何より金子千尋，東明大貴，ブランドン・ディクソンはカープが徹底的に苦手にしているピッチャーである。とてもじゃないが，こんな結果が出るとは，想像もつかなかったし，些か驚いている。なぜこういう星取りになったかということを考えれば，やはり殊勲甲は薮田和樹だというべきだし，それ以外の回答案はすべて却下である。現に，三次での初戦，攻撃陣は金子千尋に完全に翻弄されていたから，薮田が失点した時点でジ・エンドになった可能性が高かった。ところが，その薮田が金子千尋何するものぞとばかりに一歩も引かぬピッチングをしたからこそ，バファローズに隙がでた。その隙を逃さずに虎の子の1点が取れた。それが８回裏。申し訳ないがこれが７回裏だったら「ジャクソン・リスク」を考えればまだ危なかった。８回裏だったからこそ，９回に今村で凌ぐことが出来た。この薮田の頑張りがなければ，この３連戦の結果は全部逆目がでてもおかしくなかったのである。事実，そのくらい宮城での連敗の内容は酷かったから。と，いうわけで，とにもかくにもカープ的には交流戦の最高勝率の芽が出て来た。このチャンスをものにしない手はない。しかし相手はホークス。内川とデスパイネを欠くとはいえ，打線の破壊力や投手陣の安定度はカープの上を行くし，投手陣の駒もカープよりは上だ。ただし，現状の勢いということを考えれば，その限りではあるまい。まずはバンデンハーク撃破へ向けて攻撃陣が一丸となることだろう。最後に私事ながら。昨日の段階で弊ブログが解説４０００日の節目を迎えた。よくもまあここまで続いてきたものよと我ながら馬鹿馬鹿しいと思わざるを得ないが，ここまで来たら気力の続く限り続けてみたいと思っている。もちろん次に目指すは５０００日だが，その頃にヒロシマ球界はどうなっているだろうか。蹴球チームは消滅しているかもしれないけどね。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。っこまで来たら徹底的に勝ちを取れ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/15

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  コーヒー・ブレイク　その２

  それにしても，まさかのまさかがあるもんだ。終盤の試合展開からしてもうどちらが勝つにしてもホ長打かエラーしかなかろうと思っていたけれども，その最高の形を，2年続けて誠也がやってのけるなんてことはまあ想像も出来なかった。しかし，さぞかし福良は今頃ほぞをかんでいるに違いないと思うが，昨日眠らせることに成功した誠也を東明が第一打席で起こしてしまったのがすべての誤算というべきだったのだろう。あとは，やはり中継ぎ投手の差で中盤に得点を重ねられた，そのため終盤の長打攻勢でも追いつくのが精一杯だったというのがバファローズサイドから見た今日の試合の反省要因と言うべきだろう。じゃあカープにとって今日の試合が万々歳と締めくくれるかといえば，やはり違うというべきだろう。間違いなく今日の試合，9回で逃げ切らなければいけなかった。継投も後手を踏んだし，やはり出したら出したで出てしまったジャクソン・リスク。正直言って今日の継投などメグが何をやりたかったのかよく分からない。あれでは昨年の日本シリーズから全く進歩がないと言うべきだ。今亜子とをやっていたら，日本一どころかセントラルの覇権すらおぼつかない。明日，いや今日は岡田明丈対ディクソン。ディクソンはカープの苦手とするタイプなのでかなりの苦戦が予想される。特に前半目だった拙攻ぶりに鑑みれば，カープ的には相当厳しい。もっともバファローズ的には指名打者制が使えないことが若干響いている面があるので，明日は恥も外聞もないパワープレイで外国人3枚を並べてくる可能性もあるだろう。案外隙はその辺から生まれるかもしれぬ。まあ，このシリーズも明日まで。これで明日誠也やバティスタあたりが長打を打って試合を決めれば，また新たな伝説をもって走り出す契機になるかもしれないのだが。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。とにかく内容のある接戦を期待したいもの。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/15

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  Coffee Break　その１

  また例によって対バファローズ戦はこの標題で，どちらが勝っても適当に鵺のようなことを書くことにする。もっとも，私は野球会社としてのオリックスは大嫌いだし，宮内義彦なんて万死に値すると思っているし，監督としての福良は評価していないから，そろそろやめてもいいのだが，選手に罪はないし，魅力的な選手もいるからやはりこの看板を下ろせないのである。さて，昨年も交流戦最後のホーム6連戦の前に宮城で楽天に連敗，しかも非常に悪い内容の連敗を喫したことはいうまでもない。このときはその後の戦いを悲観してこのように認めたのだが，その後のまさかのまさかが続いたのはもう繰り返すまでもあるまい。しかし，今年はもう本当にカープはとどめを刺されるかもなあと思っていた。なんせいきなり対峙するのが金子千尋である。なんせ過去まともに打ったというより点取った試しのないピッチャーである。1点取られたら危ない，2点取られたら負け，そういうタイトな勝負になるのは必至だったからである。それを勝ち抜けるだけのチーム状態であれば，宮城でスウィープして帰ってきている。酔って今日はかなり厳しいという結論に達したからである。で，実際に金子千尋はよかった。前回登板で打ち込まれたのが嘘のようだったが，逆に言えばそれだけ金子千尋にとってカープは楽勝で勝てる相手という認識だったのだろう。精神戦で優位に立っていたからこその今日のピッチング内容だというべきかもしれない。８回1失点だから，いくら金子千尋が取っている年俸を考慮しても十分に仕事をしたといってよいかもしれぬ。しかしである。カープには，切り札が残っていた。薮田和樹。チームが苦しいときに燃える男である。今日も相手が金子千尋ということで，意地でも負けてなるものかという非常に強い思いがあったのだろう。今日のピッチング，文句のつけようがない。そしてそれ以上余計な言葉で形容する必要もない。EXCELLENT，これで十分である。明日は市民球場に戻って予告先発は大瀬良大地対東明大貴。果たしてどんな試合になるか。今年は交流戦の首位攻防となっているこのカード，ぜひ今日以上に内容のある試合を期待したいものである。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。まあカープは3連敗しなくてよかったね。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/13

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  なんか情けないねえ。

  昨日は昨日でまだ納得できるところがあるが，今日の試合をこんな形で落としているようじゃ，だめだ。話にならない。まあ，交流戦ここまでそれ相応の成績を残しているとはいえ，勝った試合は格落ちのピッチャーを叩きのめしただけ，まともなピッチャー出されて競り合いに持ち込まれたら勝てないということを如実に証明しただけである。要するに，弱いのだ。弱いといって語弊があるなら，パシフィックを相手にして勝ちきれるチーム力はないと言うことである。この事実を認めない限り，いつまで経ってもカープは本当の意味で強くはなれない。祐ちゃんはよく投げたと思う。というより，彼はまだチームの勝ち負けに責任を負うべき立場のピッチャーではない。6回2失点。まさか5回に押し出しで同点にされたことを咎めるあほうはカープファンの中にはいるまい。むしろ，その間に2点しか取れなかった攻撃陣が問題なのであるが，なぜかそちらを責める論調もまた見当たらない。おかしなものだ。蓋し，今のカープの課題はむしろ攻撃面である。ここまで攻撃陣を引っ張ってきたブラッドと安部が完全に下がり調子である。それを補ってきたのがバティスタなのであるが，そうそうバティスタとて毎回毎回長打を打てるわけではない。むしろ，バティスタに負担をかけるような打線の巡りになっていること自体がおかしいのである。要するにどこかで機能不全を来しているというべきなのであるが，それに対する処方箋が見当たらない。いや，メグにはそんなことはできない。だから接戦になったらてんで駄目なのである。まあ，チームに勢いをつけるホームランを打ったばかりの堂林をファームでもぱっとしない小窪と入れ替えるという愚行を平気でするような指揮官など，最初から駄目に決まっているが。投手陣でいうならば，やはりしつこいようだがジャクソン・リスクに尽きるだろう。はっきり言ってジャクソンはパシフィックの強打者には通用しないのではないかという疑念を私は抱いている。だから駄目だというのではない。相手あることだから向き不向きがありうるということを言いたいまでだ。少なくともメグウネのお家芸である形通りの並べ詰めではうまくいかない可能性があると言うことを考えなければいけないと思うのだが，まあ無理だろうな。もちろん，今日の敗戦などペナントレース全体を通してみるなればほんのわずかな躓きにも当たらぬ小休止に過ぎないかもしれない。だからあまり悲観するに能わないとも言えるのだが，しかし，今年の目標は何であるのかを考えれば，ちょっと対策を真剣に練らなければならないところにさしかかっているという方が妥当だろう。我等の狙いは優勝旗，そうさ日本一，のはずである。であれば，パシフィック対策，ことに短期決戦対策と言うことをもっと真剣に考えるべきだろう。しかし，今のスタッフにそれができる才能が皆無であることがやはり問題であると言えるのではなかろうか。暗黒時代の血で煮詰まった首脳陣に強かに勝ちきる野球を求めるという方が間違いではないのかという問題提起はしておきたい。火曜日からはホーム6連戦であるし，昨年はここから弾みをつけたのであるからその再現を期待するしかないのだが，昨年との大きな違いは4位とはいえ交流戦好調のバファローズ。そして虎視眈々と首位を狙うホークスと相まみえるということである。正直言って，かなり辛いと思う。打線は湿りきっているし，接戦になったらメグの差配ではお話にならない。この予想が外れることを祈るが，私はこの6連戦をカープが勝ちきるという保証はいたしかねる。残念だが，それが現実だ。まあ，バファローズ戦に関して言うならば，私にとっては別にどちらが勝ってもいいので，また斜に構えて気楽に見ることとする。もっとも，私は福良は監督としては認めていないので森脇監督時代ほどの肩入れはあまりで気ないのであるが。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。こんな野球やってたら知らないよ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/11

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  仕方ないでは許されまい。

  いくら何でも全部勝てという気はないので，ある程度の敗北は受け入れざるを得ないのは確かである。その意味では，今日は相手にうまく嵌められたといってしまえばそれまでである。まあ，今の樂天に負けるとしたらこの形しか考えられないので，やむを得ない敗北という事も出来る。しかし，先制点を取ったこともまた確かである。それならば，そのまま押し切らなければならない。その意味では，あってはならない負けだったという言い方もまた出来るのである。このAmbivalentな感傷をどう止揚するかは人それぞれだろうが，私はやはり後者の思いに傾く。だから，ちょっと残念な敗北だったと思うのである。もちろん，今年の美馬学は絶好調だし，今日も内容がよく，嶋のインサイドワークもよく，ついでに主審の露骨なホームタウンデシジョンもあって苦しんだことは確かである。しかし，1点しか取れないような内容だったかといわれれば些か疑問である。はっきり言うならば，キクマルの機能不全が大きかったと断ぜざるを得ない。やはり彼らはまだひとりで局面を打開する力はないと言うべきなのだろう。継投についていうならば，結果論で言うのではなく，野村祐輔を何イニング投げさせるのか，その後どう繋いでいくのかということをしっかりシミュレーションできていなかったんだろうなと言うほかない。やっぱりメグセンスじゃ接戦は勝てないということなのだろうか。そのほか思いを並べていけばまだまだ書けることはあるが，敢えてこれ以上書かない。とにかく明日である。カープは勝ち運の祐ちゃん，相手は元「夜の帝王」岸である。岸はカープ戦とデーゲームに弱いというところがあるし，投げた試合全部チームが白星の祐太を押し立てるということになると，運周りはなんかこっちに来そうな気もするが，もちろん過去の実績や実力では岸の方が断然上であることは言うまでもない。しかし，それでも勝たねばならぬのである。相手がエース格でした，負けても仕方ないですねで済ますのは極めて敗北的に過ぎて唾棄すべき思想である。連覇したければ，日本一になりたければ，こういう試合をしつこくとり続けなければならないのであるし，それができなきゃいまいくら首位でも秋風吹くころには然るべき順位で収まってしまうのである。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。明日こそ必勝。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/10

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  当たり前の勝ち方が出来たことをもってよしとしよう。

  カープが先発に押し立てたのは，休養明けとはいえファームでの調整十分のクリス・ジョンソン。一方楽天は塩見貴洋予定のところ緊急の差し替えで出て来た戸村健次。このマッチアップならば，まあ順当に行けば勝たなければならなかったのであって，その逆目がでなかったことはまあよかった。あとは肝心の試合内容だが，まあ順当勝ちといって差し支えないのではなかろうか。もちろん，６点取ってからしばらく点が取れなかったこと，点の取られ方はいずれもちょっとまずいことは反省材料かもしれないが，そんなにうまくいってたら毎試合２０点くらい取って二桁連勝を続けるだろうから，目をつぶってもよかろう。とにかく，２回３回の点の取り方はよかった。長打あり機動力あり，２回にこつこつ点を積み重ねて先制したかと思えば３回はランナーをためて長打。得点のバリエイションも正直楽天との格の違いを見せつけたと言っていいのかもしれぬ。まあ，ある意味先制中押しだめ押しの形になっているから，終始試合の主導権を握ることが出来たというべきなのだろう。今は特に誰がすごくいいというのではない代わりに誰が悪いという存在が格別見当たらないことが処理の秘訣だろうか。敢えて言うなら，やはりバティスタだ。今日も無死２塁が１死２塁に代わった後に右方向へ強烈な打球の先制２塁打。これが攻撃に火をつけたと言っていいし，敢えてレフトで起用しているのもいい。すなわちこれは今後も継続して起用することを意味するからなのであって，現に松山は目の色が変わっているような気がする。ここで打たなきゃあとがないという気持ちが準レギュラー格の選手に備わってくるならば，しめたものだ。ジョンソンは，まあ可もなく不可もなしと言っていいのではないか。６回２失点というのはまあジョンソンクラスならデフォルトでなければならないのであって，最低限これをクリアできたことは今後に期待を持っていいということだと思う。点の取られ方はちょっとよくなかったが，６－０からだから大勢に影響なしだった。もっとも今後競り合った展開でどうなるかというのは，まだ見えてこない。今日はよかったが，問題は明日以降である。昨年だって，同じ宮城で初戦快勝したものの２戦目３戦目と非常に悪い内容で転がされているのである。その命運を握る明日の先発は野村祐輔対美間学。美馬は今季絶好調である。日曜日は中村祐太対岸孝之が予想される。いくらデーゲームとカープに弱い岸とはいえ，油断できない相手であることは確かだ。今日と同じほど簡単に点が取れると思う方が間違いだろう。逆に言えば，これを取って連勝を伸ばすことが出来ると，今シーズンの覇権を半分くらい取れると言っても過言ではないかもしれぬ。その意味では，まさに運命の分かれ道，だろう。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。とにかく勝って兜の緒を締めよ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/09

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  勝利のための，リスクマネジメント

  昨年の日本シリーズでさんざんな目に遭った札幌ドームで，逆に三連勝したのだから，それだけで十分よいことである。非常によくない内容で連敗したときにはどうなるかと思ったが，そこからまき直して5連勝だから，なおよい。だからこそ，今のうちに修正すべきところは修正しておかねばならぬ。その意味で，今日のターニングポイントになりかねなかったのは，やはり８回裏だろう。いわば型どおりにジャクソンを投入したら連打を食らって１点差に詰め寄られてなお無死２塁という場面が出来たところである。正直私は，この場面でもう駄目だと思った。結果としてファイターズ打線がジャクソンを捕まえきれずに二の矢三の矢がぽしゃったおかげで最悪の事態は回避し得たが，果たして勢いのあるチーム相手だったら，どうだったか。今のカープを見る限り，一番の不安定要素と言えば，やはり継投である。中崎ジャクソン今村の形が出来てるじゃないかといわれそうだが，どうも私から見ればジャクソンリスクというものを気にかける必要があるのではないかと思うのである。けだし，攻められるともろい面がある，いったん点が入り出すと止まらない虞がある。もちろん圧倒的に抑えている展開の方が多いのだが，守勢に回るとどうももろいところがあるのが気がかりなのである。だからこそ，勝ったときにそれを反省しなければなるまい。よかったから勝てました，悪かったから負けましたじゃいけないのである。もちろん一足飛びにポストジャクソンを考えるのは難しいかもしれないが，ジャクソンが悪かったときにどうやって継投を完成させるかというところを考えねばならぬだろう。形に当てはめたからあとはもう仕事はおしまい，ではいけないのである。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。勝って兜の緒を締めよ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/09

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  まるとシャビエルと私。

  昨日の試合は，ずいぶんぐだぐだだったような気がするけど，それでも逆転で勝ったから別に文句はない。しかし，何も書けなかったのは，やはりこのところ悩まされている体の変調による。昨日は昨日で，いざPCの前に座ったことまでは覚えているが，いつどうやって電気を消して横になり眠りについたのか，全く記憶がない。別にアルコールを飲んだわけでもないから，どうやら本格的に変調を来し始めているようだ。と，いうわけで，大して昨日のことは覚えても意ないしそんなことを後付けの知識で書くほど無責任ではないので，何も触れない。敢えて言うなら，今日の有料版「ひろしま市民と市政」の「球炎」の内容が悲しくて笑えるほどとってつけたような内容だったことである。明けて今日。私にとっては特別な日である。それまで家族同様にかわいがってきた愛犬まるの命日，即ち今日は一周忌である。昨年はまさに傷心のひとことで辛い思いをしていたところを戸田隆矢が好投して勝ってくれたことはよく覚えている。その戸田は昨年の肝心なところでの自らの行状がたたって今に至るまで一軍登板はないのだが，その代わりに，危険な能力を持った男の開花に力を貸してくれたのかもしれない。いうまでもない，シャビエル・バティスタである。昨日は初スタメンでノーヒットだったが，ボールのとらえ方は悪くなかった。ぶんぶん振り回して当たれば飛ぶというバッターではないという証明と言っていいだろう。バットコントロールが，実に巧みだ。きっとスターターでヒット一本でもでればまた変わるだろうと思っていたら，それが逆転ホームランである。結果的にこの一発がきっかけで斎藤佑樹をKOしたようなものである。これで10打数5安打7打点4本塁打，まさに立派のひと言である。これは明日もまた楽しみだ。昨年はこのシリーズの初戦が旭川だったので札幌ドームでは1勝1敗に終わったが，今年は札幌ドームシリーズの勝ち越しを決めた。こうなったら，明日も勝ってファイターズを抑え込んでしまうほかない。いや，そうしないと駄目だ。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。投手の格の違いで勝てたとは敢えて言わない。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/07

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  シャビと祐ちゃんと私。

  昨日の試合は，もちろん全部チェックしていたのだが，どうもここのところあまり体調がよくないこともあってか，昨晩PCの前に座った後，気がついたらベッドに横たわっていたような次第である。その間の記憶が非常に曖昧である。というわけで，何か書こうにも書くことが出来なかった。先日来偏頭痛が続き，とうとう然るべき病院の診察と検査を受けたりもしたのだが，脳神経の変調ではないらしい。とすると余計に不安だけが募る。昨日の試合について書くとするならば，もうおおかた新聞やWEB媒体で出尽くしているだろうから，これ以上屋上屋を架すことはしない。とにかく中村祐太とバティスタに尽きる。中村祐太は，初勝利こそまあ打線の援護に恵まれてと言う要素が強かったのだが，徐々に内容がよくなってきて，無駄な失点も少なくなり，特に序盤の失点をしなくなった。まさに成長曲線が右肩上がり。ここまで来たら，単に勝ち運という言葉だけでは済まされないだろう。立派な実力である。まさに出だしのころの前田健太を彷彿とさせるものがある。バティスタについて言うなら，本当に先が楽しみと言わざるを得ない。今のカープにはブラッドしかいない問答無用でスタンドにたたき込めるバッターである。明日からの6連戦，北伐の陣は当然指名打者制が採用されるし，明日のファイターズ予告先発はサウスポーの加藤だから，当然出番があるだろう。ここで長打を連発するようなら，本当に本物だというべきだろう。いや，あの打撃と飛距離は，まぐれでできるものではない。と，いうわけで，明日からの6連戦は，昨年日本シリーズで痛い目に遭った札幌ドームと交流戦で無様な惨敗を喫したコボパーク宮城である。しかし優勝したいなら，そしてその先のことを考えるのならば，意地でも勝ち抜かなければならないゾーンである。そしておそらくこのカードのどこかでジョンソンが戻ってくることになるだろう。そうなると，ピッチャーの駒は揃う。あとは攻撃陣だ。こちらも役者は揃いつつある。あとは，本当に，メグの差配だけである。しかしこれが一番気がかりなのだから，仕方がない。とにかく一戦必勝。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/05

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  Xavier BATISTA;The Brilliant Slugger!!

  はっきり言って，今日の試合もずいぶんかったるい試合だった。このまま負けでもしたら，ずいぶん後に尾を引いたに違いない。しかし，その可能性は極めて高かったと言っていい。そんな流れを，シャビエルが一振りで替えた。1点ビハインドの無死二塁。一軍初打席での立ち居振る舞いは，実に堂々としていたが，それでもうまくヒットでも打ってくれれば御の字と思っていた。確かにウェスタンでの活躍は規格外のものだったが，それをもってしてもいきなりホームランというのは，まあ難しいだろうと思っていたからである。しかし，彼の危険な能力は，そんなものを超越したものであったらしい。ともかくも，NPB史上60人目のプロ初打席初本塁打である。そしてこの一振りでお立ち台に上がったのだから，まさに値千金という言葉さえ陳腐に感じられるくらいである。それはただ単に逆転本塁打であったからではない。チームの悪い流れを，そして連敗中の悪い要素がそのまま出ていた今日の試合の流れを，一振りで切り裂いたからであるからに他ならない。とにかく，これでカープにとって新たなスタア誕生の瞬間と言って過言ではないだろう。それは，待望久しい本格派スラッガー誕生の予感さえさせるのである。もちろん，それを切に願うものである。もっとも，カープにとってプロ初打席初本塁打というのはいやなジンクスがあるのであって，かつてカープでプロ初打席初本塁打を打ったのは森厚三，阿部慶二，広池浩司，比嘉寿光。実はこの4人とも通算本塁打はその1本だけである。投手である森と広池はまあともかくとして，阿部は通算安打2本，比嘉が3本。ホームランどころかヒットの積み重ねすらままならないまま現役を終えている。バティスタには，このジンクスをも打ち破る活躍が期待されるし，きっと出来ると思う。今日はこのくらいでいい。本当にバティスタ様々だ。明日のマリーンスの先発は佐々木千隼だから，メグセンスではきっと積極的に使われることはないと思うが，しかしあんなものを見せられたら，使わなきゃ損だ。そしてカープは勝ち運の祐ちゃんを押し立てる。非常に楽しみだ。メグの差配ぶりだけが不安材料だが。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。とにかくこれをリスタートにして一戦必勝。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/04

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  戦いすんで夜は明けて。

  私事で恐縮だが，昨日はいろいろあって結局一息ついて落ち着けたのが23:00ころ。その間断片的にラジオの中継は聞いたし，文字列も追ってはいたのだが，まあなんせあの試合内容が試合内容である。なんかもう振り返る気にもなれなかった。一晩寝て目が醒めたら少しでも書く気が起ころうかと思って，昨日はほったらかした。で，起きて各種情報を整理しての感想。やっぱり無様でどうしようもない。全くいいところが見られない。断片的によかったところをさても過大な戦果に仕立て上げて昨日は惜しい試合だったんだと言うことを強調したいのかもしれないが，あんなもの，優勝したかったら勝たなきゃ嘘だ。もちろん9イニングスで。それができなかったと言うことは，やっぱりまだまだと言わざるを得ない。些末な論点に触れるつもりはないし，非生産的だからそのつもりもないのだが，とにかく結論から言えば，攻守に駒不足といわざるを得ない。12回になって残っていたピッチャーがブレイジアと佐藤祥万という時点で勝負あったと言われても仕方あるまい。ブレイジアは，嵌まればいいのだが，所詮一本調子だから，捉えられたらあっけない。ダフィーが代打で出た時点で危ないとは思っていたが，案の定である。佐藤について言うならば，ここまで使うのが怖くて躊躇われるようなピッチャーならば，なぜ一軍に置いておくのかという話である。まあ，二人とも今日から一軍にはいないだろうけれども（メグが頑なにバティスタを使わなければ知らないけどね）。攻撃面について言うならば，駒不足と言うより，駒の使い方を知らないのだろう。それだけ言うにとどめる。はっきり言って，無様な延長負けを喫した直後のデーゲーム，こちらは野村祐輔をたてるといえども相手も昨年カープが自信をつけさせてやった二木康太が出てくるだけに，はっきり言って苦戦が予想される。またメグのことだから二木に対して頑なに左打者を並べるに違いないのだが，そういうことを超えてバティスタをスターターで起用するくらいの蛮勇があれば面白いことが起こりそうな気がするのだが，まあメグセンスでは無理だろう。あまり期待をせずに見るのが相当かもしれぬ。なんせ，前日ホームランを打った選手を平気でスターターから外せる監督さんだから。最近はあまり言われなくなったが，このホームでの3連戦，広島でいうなら「とうかさんシリーズ」である。もっとも，まさに球場を出ればとうかさんの屋台や赤い灯青い灯が待っていた時代とは違うから，興行的にもだからどうしたという位なのかもしれぬ。それでも，やっぱり勝ってほしい。まして連敗をしてしまったのであるから，今日くらいは，石にかじりついても勝たなきゃ，いかんだろう。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。とにかくまたねじを巻き直して一戦必勝。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/03

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  バカバカバカ，メグのバカ。

  そりゃ相手あることだから，そんなに簡単に同一カードのスウィープなんてできないことは百も承知である。交流戦の第一カードをアウェイでキープしたのであるから，結果だけ見れば文句なしだ。しかし，負け方が非常に悪い。これが連打を喫しておかわり君やメヒアにどかんと長打を浴びたとでも言うのなら諦めもつくのだが，ファーボールファーボールの負の連鎖でランナーを積み上げてちまちまと点を取られるという最悪の展開。これはいかんだろう。本当に，メグというのは機を見るに鈍，その言葉がぴったりと来る。昨日の試合でライオンズを攻略しとどめを刺したのは，會澤であり，堂林であったはずだが，彼らの名前はスターターになかった。まあ十亀キラーの松山がでるので堂林のスターターの余地は少なかったかもしれないが，その松山にして7番。本当に流れを読むということがメグという人には出来ないのだろう。そこにあるのはただただ形へのこだわりである。要するに，采配で責任を取りたくないというのが見え見えなのだ。こういうのを見せられたら，まあしらけ鳥が南の空へ飛んでいく，である。愚痴を言えば今日の試合について言えばキリがないところであるが，言いたいことは椰子の実の中にしまっておくとしよう。本当に冒頭の言葉をもって今日のすべてに代えることとしたい。奇しくも今日の試合が終わった直後から，当地は雷鳴とともに堰を切ったかのごとく土砂降りの雨が降り出した。このところの勝ちぶりがまあまあよかったので別にケチを付ける理由もなくホメホメモードにはいっていたところであるが，どうやらまだ早いという天の啓示だったのかもしれぬ。やっぱり，まだまだ気合を入れていかなければいけないと言うことなのだろう。それにしても，勝てる試合だっただけに，ちょっぴり腹立たしさが残る。こういう試合を正面突破で取れるようにならないと，連覇なんてまだまだだぞ。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。明日からまたねじを巻き直して一戦必勝。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/06/01

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  この勢いを，繋げ続け。

  失点の仕方がつまらないことを差し引くとしても，今日の勝ち方は実によろしい。こういう勝ち方が出来るということが，強いというものなのである。4月の10連勝の時にも同じことを言ったような気がするし，その後の負けっぷりでずいぶん騙されたような気もしたものだが，とにかく勝てば官軍であるから，細かいことは言わないとする。何がいい勝ち方かと行って，菊池以外全く捉え切れていなかったガルセスを，しかも田中のつまらないミスで失点した直後に，會澤の一発でひっくり返したことである。もちろん會澤はスタンドに放り込むくらいの力は優に持っているのだが，それでもチームの中の位置づけからしたら伏兵，といって失礼ならまあ脇役である。それが，主役クラスがいまひとつ結果を出しきれない展開で堂々大仕事をすることが出来るのである。こういうチームは，間違いなく強い。結果として，すぐにひっくり返すことが出来たことから，ガルセスを一気に攻略することが出来たと言っていい。まあ所詮役者不足であったと思うのだが，それでもカープがお膳立てをしてしまえばするするするといつの間にかそれなりの見得を切られてしまうことがあるから勝負事は怖い。それを許さなかったことが，5回の6点に繋がったと言うべきだろう。もちろんライオンズサイドの継投の隙につけ込んだというところもあるのだが，さしもの辻発彦もガルセスを辛抱できるほど信頼していなかったと言うことに違いない。あとは，とにかく堂林である。ようやく，価値ある仕事が出来た。これは喪失しかけていた自信を取り戻すには十分である，と信じたい。とにもかくにも，毎年なんやかやで引っかかる交流戦を連勝スタートできたということはまさしく僥倖である。そして7連勝。ようやく風に乗ったと言うべきかもしれない。そうなったら，明日も勝たなきゃ嘘だ。そもそも論として岡田明丈を押し立てる以上は負けられない。特に9回の失点の仕方があまりにも悪すぎたから，しっかりと締めていきたい。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。明日も一戦必勝。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/05/31

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  いいスタートを切れたねえ。

  昨年も交流戦は初戦で躓いてしばらく苦労したから，まずはこの第一戦を取れるかどうかというのがかなり大事になってくるだろうとは思っていたが，終わってみたら５－０。しかもスコア以上に内容は申し分ない。まあ文句はあるまい。序盤だけ見たら野上亮磨にずいぶん手玉に取られていたので，やはり交流戦は厳しいかなあと思っていたのだが，先制の一点が流れを変えた。いくら「逆転のカープ」とはいえ，やはり野球はさきに叩いた方が圧倒的に有利なのである。そして，チャンスは少なかったがそのチャンスを確実にものにしたし，ちゃんと先制中押しだめ押しの形も出来ている。こういう勝ち方ができたことで，交流戦の呪縛から解き放たれて明日以降にいい流れを持ってくることができるのではないか。いや，今日はやはり褒めるならば薮田だろう。本来なら野村祐輔の順番のところで回ってきたチャンス，いや客観的に見れば緊急先発というべきなのだが，実に堂々としたピッチングだった。内容もそうだが，クオリティスタート云々よりもとにかく点をやらなかったんだから，まさに中心投手としての役割を果たしたと言っていい。結果が最大限に求められるシチュエイションで，一発回答を出したのである。おそらくチーム事情から当分の間先発に回るかもしれないが，そのほうがやはり合っているのかもしれない。と，いうわけで，今日はもう何も言うことはない。あとは，明日明後日に今日のような試合を継続できるかということにかかってくる。それが出来さえすれば，この交流戦に関して特に必要以上に恐れるものはないし，結果いかんによっては今シーズンのペナントをぐっと引き寄せることが出来るものとなるかもれない。で，その明日だが，ライオンズ先発はガルセス。左の変則派である。おそらくはデータもそうそうあるまい。彼をどう攻略できるかと言うことがひとつの山だといって差し支えないだろう。メグの差配が見物である。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。一戦必勝。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/05/30

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  交流戦を勝ち抜くために。

  明日から，リーグ戦を勝ち抜くための胸突き八丁である交流戦が始まる。昨年は，あのライオンズ戦のCollisionサヨナラ勝ち以降の6連勝が効いて11勝6敗1分けでフィニッシュすることが出来たが，今年も少なくともそれに近い成績は残さねばならないだろう。そのためには，単にシーズンの一環として戦うのではなく，チームとして確固たるStrategyをもって臨まないとなるまい。もちろん本当に力があるチームであればリーグ戦の延長で戦ってそれなりに勝てるのかもしれないが，はっきり言って今のカープがそれほどのチームであるとは思えない。加えて，これまでの交流戦のトレンドから見れば，明らかに交流戦というのは全く別の短期決戦というべきであるから，36試合をのんべんだらりと戦うのでは，痛い目に遭うことは請け合いである。その意味でカープを見るならば，やはりジョンソンがどの段階で復帰できるかというのがひとつポイントになることは間違いない。加えて言うならば，これまでの公式戦では目だっていなくても交流戦から頭角を現す選手，いわば「交流戦男」というべき存在がほしい。そうなれば，もちろん選手層が厚くなるし，今後の戦いが有利になりさえすれども悪いことは全くないと思う。ところが，どうもカープというチームは，交流戦もリーグ戦の延長という頭が強いのか，交流戦で目立った活躍をする選手というのがでてこない気がする。それが過去交流戦で勝てないことが続いた原因であるように思う。それでは，今年はどうか。残念ながら，ウェスタンで今ピカイチというべき選手はいない。それどころか，一軍のベンチ入り枠ですら持て余して野球やってるような状態だから，交流戦のニューヒーローが出てくる気配すらなかなか見えてこない。メグは自分の贔屓にしている選手を使えればそれで満足しているふしがあるからどうでもいいのかもしれないが，本来それではいかんと思う。おそらく今一番「交流戦男」になり得る存在は，バティスタでありメヒアであろうことは今のウェスタンの結果からしても間違いないところなのであるが，外国人枠，そしてなぜかなかなか結果を出しても支配下登録にしないという不可解さもあって，いくら待望しても夢物語でしかないのが残念だ。特に指名打者制が使えるという絡みでは格好の存在だと思うのだが。と，いうところで，まだ現時点では未確認情報であるが，どうやらカープがフィラデルフィア・フィリーズ傘下のAAA， Lehigh Valley IronPigsに所属するEdward Bennett Lively投手を獲得するらしいというWEB情報が流れた。スタッツ等詳細はこちらをごらんいただきたい。まだ若くメジャー経験はないが，193cmの長身パワーアームで，三振奪取能力の高い投手であるらしい。うまく嵌まればそれこそ「交流戦男」になり得る存在なのかもしれない。最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。驕らず，しかし大胆に戦え。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2017/05/29

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