現代人の肥満は、食べすぎ、運動不足に加え、
食べ方の異常、(摂食パターンの異常)、遺伝的体質、
さらに食事や運動をした後や体温を一定に保つために、
体は生理的に熱を発生しますが、この働きが低下している場合(熱産生障害)
などが原因になっています。
さらに、最近のライフスタイルの急激な変化が、
大きく影響しているのはいうまでもありません。
食べすぎると、当然のことですが、
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回って、残りは貯蔵に回ってしまいます。
イライラしたり、いつも不安感がある場合、
それから逃避したいために、つい食べすぎてしまいがちです。
運動が不足すれば、消費エネルギーが減り、
普通量の食事でも太る原因になります。
肥満者の食事回数は、必ずしも多いというわけではく、
むしろ回数が少ない方が、太りやすいこともわかってきました。
“至適体重”になるには、
朝食を抜いて、夜間にたくさん食べる“まとめ食い”や、
1日の食事の半分以上を夜間にとる“夜食症候群”などが問題です。
夜間は消化管の吸収機能が昼間より高まりやすく、
エネルギーが貯蔵に回りやすいからです。
肥満者の行動パターンには、
なにかをしながら無意識のうちにたくさん食べてしまう“ながら食い”のほか、
“早食い”のため満腹感を覚えにくい、
いつも手の届くところにお菓子などを置いている、
・・・といった特徴があります。
大切なことですから覚えておいて下さいね。
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