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テーマ:ダイエット日記(22938)
カテゴリ:ダイエット
[その1] 減量には、入ってくるエネルギーをこれまでより減らし、 消費するエネルギーを増やすことが必要ですから、食事療法は欠かせません。 どれくらい摂取エネルギーを減らすのか。 それにはまず自分の標準体重を知っておかねば話になりません。 標準体重は<身長(m)×身長(m)×22> の式で求めることができます。 例えば身長1m70cmのBさんの場合<1.70×1.70×22>で、 63.6kgとなります。 次に表に示した「1日の必要エネルギー量」を見てください。 Bさんが一般事務のサラリーマンだとすると、 標準体重1キログラム当たりの必要エネルギー量は表から、 25~30キロカロリーですから、 1日の必要エネルギーは<体重63.6kg×25~30kcal>で、 1590~1908kcalになり、これが食事療法の目安となります。 しかし、摂取エネルギー量を極端に制限すると、 逆効果になることがありますから <男性では1600キロカロリー程度> <女性では1400キロカロリー程度> を限度にします。 次に、三大栄養素の割合を考えねばなりません。 まず、ご飯、パン、うどん、そばといった 炭水化物の必要量を決めます。 炭水化物は脳や腎臓のエネルギー源としても重要で、 制限しすぎて、体内のグリコーゲンの貯蔵量が減ると食欲がわきますから、 1日の摂取エネルギーの60%を炭水化物から摂取するようにします。 たんぱく質は、摂取エネルギーを減らすと、 その利用効率が低下しますので、 標準体重1キロあたり1.1~1.5グラム とやや多めにとるようにします。 ・1日のエネルギーの60%・・・炭水化物で ・たんぱく質は多目に ・脂肪は少な目に。極端な制限は禁物 ・ビタミン、ミネラルは十分に ●食事に栄養のバランスを 脂肪は制限しますが、ビタミンA、D、E、Kのような 脂溶性ビタミンは脂肪と一緒に吸収されますから、 極端な制限は禁物です。 脂溶性ビタミンが欠乏すると、夜盲症、骨粗しょう症などが 起こりやすくなり、皮膚の色つやがなくなることがあります。 代謝を活発にするためにビタミン、ミネラルを十分含んだ食品を バランスよくとるよう心がけてください。 さらに、食物繊維の豊富な食品には (1)消化しにくい (2)栄養素の吸収を遅らせる (3)そしゃくに時間がかかり、食欲をおさえる などの利点がありますので、 これも積極的にとるよう心がけてください。 食事療法にも短所があることが、最近わかってきました。 摂取エネルギーを制限すると、まず安静時の代謝率が低下します。 そして、食物を摂取した後、消化、吸収、貯蔵、 それぞれのプロセスで体は熱を発生しますが、 この食後の熱産生も低下します。 これらによって、減量のスピードが鈍ったり、 反対に体に脂肪が増えたりする“はねかえり現象”(反動)が 起こることがあるからです。 さらに、減量の目的である体脂肪が減らずに、 筋肉や骨の方が減りやすくなり、 やつれてプロポーションが悪くなる場合もあります。 筋肉が減るために、炭水化物の利用を高めるインスリン (インシュリン)の働きが低下することも、 食事療法のマイナス作用として知っておく必要があります。 [その2] 運動がいいのは、エネルギー代謝を確実に高めますから、 食事療法のように、安静時にも代謝率が低下しなくなる点です。 筋肉や骨が減る心配はなく、反対に強くし、 プロポーションはよくなります。 また、筋肉が増えると熱産生の良い体になり、 体脂肪の減少にもつながります。 さらに、体を動かすことで交感神経の緊張状態が適度に保たれて、 体脂肪が燃えやすくなり、効率よく減らすことができます。 肥満ではないが内臓に脂肪が蓄積した“かくれ肥満”では、 インスリンが働きにくくなります。 しかし、運動によって内臓脂肪を減らすことができます。 運動は食事療法の泣き所を補ってくれるのです。 運動療法は、歩く、自転車エルゴ、プールの中で歩く水中歩行などの 「有酸素運動」を適宜、組み合わせ、継続して行います。 ダンベル体操は場所をとらず手軽にでき、お勧めしたい運動の1つです。 さて、運動の回数や強度は、どれくらいを目安にすればいいのでしょうか? 一回に30分以上、週に3~6回、週に計3時間以上を目指してください。 運動の強さは血圧も脈拍もそれほど上がらない程度が望ましく、 たとえば、運動中の適正な心拍数を138から年齢の半分を引いた数 <138-(年齢の1/2)> で求める方法があります。 食事療法だけより、歩行を加えた方がはるかに効果的なのは当然で、 「1日1万歩以上」の歩行によって、肥満者に多く見られる、 インスリンが働きにくい状態も改善することができます。 活動的な日々にすることが、必要なことはいうまでもありません。 綺麗な脚に↓をクリック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.09 22:09:51
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