【A4.】 体重を落とすのではなく、
筋肉や骨を維持しながら体脂肪をできるだけ落とすことが
正しい減量です。
運動の分類には、
無酸素運動と有酸素運運動という分け方がありますが、
短距離の全力疾走のような無酸素運動は
エネルギー源としては糖分が主に利用され、
脂肪を効果的に減らす運動としては不適切です。
一方、有酸素運動は長時間行えば脂肪が
優先的に利用され、体脂肪の減少に効果的です。
とくに、歩行は効果的な有酸素運動の代表ですから、
運動不足の人や肥満の人に最適です。
走っている時は、体重の3、4倍の衝撃が足首、
ひざ、腰にかかり、体重の多い人には不向きですが、
歩行だと、その衝撃が体重の1.2倍ですから比較的安全で、
いつでも、どこでもできるというメリットがあります。
ところで、脂肪によるエネルギーは筋肉で利用されますので、
筋力トレーニングを併用させることで、
有酸素運動の効果が高まります。
また、筋肉量が増えると基礎代謝が増加し、
太りにくい身体になります。
さらに、筋力トレーニングはシェイプアップ(引き締め)
にも効果的です。
運動習慣がない方などは、ウォーキングのような
軽い有酸素運動から始めて、身体が徐々になれてきたら、
筋力トレーニングと併用して、両方行うことが望ましいでしょう。
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