全身を整えるストレッチです。
1、仰向けに寝て両ひざをそろえて立てる。両手は自然に。
2、両手で支えながら腰をゆっくり持ち上げる。
つま先を頭上のなるべく遠い所に伸ばすつもりで。
3、できるなら、つま先を床につける。
両手で足首をつかんでもよい。20秒静止。
10回~20回しましょう。
●肥満の原因は単純――摂取エネルギーより
消費エネルギーの方が少ない・・・である。
しかし肥満は,別の意味では,体重,主に体脂肪の調節と関係する,
とらえどころがないものでもある。
どのようにして調節されているのか,まだ完全にわかっていない。
体重は非常に精密に調節されている。例えば,一生を通して,
平均的な人は少なくとも6000万kcalを摂取する。
9kgの増加あるいは減少は72,000kcalに相当し,
0.001%以上の誤差はない。
体重の調節は,正常体重の人々においてだけでなく,
体重調節の設定値の上昇が原因となっている,
多くの肥満の人々においても行われていると信じられている。
肥満の決定因子は,遺伝的,
環境的および調節的なものに分けられる。
環境的決定因子:遺伝的影響が体重変化の原因の
わずか33%しか占めていないという事実は,
環境が及ぼす莫大な影響を意味している。
こうした影響は,過去10年間における肥満罹患率の
著しい増加によって,劇的に例証されている。
社会経済的地位は,特に女性の間で,
肥満に対する重要な影響を与える。
社会経済的地位と肥満の間の,負の相関関係は,
根元的原因を反映している。
長期的な研究により,比較的低い社会経済的地位に育つことが,
肥満の強力な危険因子であることが明らかになった。
社会経済的因子は,エネルギー摂取とエネルギー消費の
どちらに対しても大きな影響力をもっている。
大量の食物摂取は肥満と関係がある。
長年,よく知られていない代謝障害が肥満を引き起こし,
食物摂取は正常と考えられてきた。
西洋社会に非常に一般的にみられる
座りがちのライフスタイルは,肥満を促進する
もう1つの環境的影響である。
肉体的活動はエネルギーを消費するだけでなく,
食物摂取制御の一助ともなる。
動物研究は,肉体的無活動が,
食物摂取に対する矛盾した効果により,
肥満の原因となることを示唆している。
エネルギー消費量の増加につれて食物摂取量は増加するが,
肉体的活動が最小限のレベル以下に低下しても,
食物摂取量は比例して減少しないので、
一部の人にとって,活動の制限は,実質的に
食物摂取量が増加したことになる。
心理学的要因は,以前は肥満の重要な決定因子とみられていたが,
現在では大きく2つの偏食的な食事パターンに
限定されると考えられている。
むちゃ食い性障害は,短時間に大量の食物を消費し,
むちゃ食いしている間はコントロールを無くしている
という自覚があり,後で悩む,というのがその特徴である。
神経性過食症の患者とは異なり,これらの患者は,
嘔吐などの代償行為を行わないしたがって,
むちゃ食いは過剰なカロリー摂取の原因となる。
むちゃ食い性障害は,減量プログラムに加入している人の
10~20%に起こるとみられている。
夜食症候群は,朝の食欲不振,晩の過食,そして不眠から成る。
これは,肥満の治療を求めている人の約10%に起こる。
なんか難しい文章ですが、
アメリカのダイエット専門誌に掲載された、
アメリカの肥満学会の論文訳です。