まずは、症状を列挙してみたいと思います。
・朝、以前と比べて寝起きが悪くなった
・生理不順がよくある
・気分がめいったり、落ち込んだりする
・不安感・恐怖感がある
・イライラしたり、怒ったり落ち着かないことが頻繁に起こる
・頭痛が起こる
・目が疲れる
・耳鳴りが起こる
・寝付かれないことがある
・顔の火照り、のぼせなどがおこる。
・発汗がひどくなった。
・めまいや吐き気がよく起きる
・手足が冷えやすくなった
・動機が激しくなることがある
・息切れがする
・血圧が高くなった
・肩こりや腰痛がよく起こる
・足の痛みやふくらはぎの痛みが起こる
・疲労感・倦怠感がある
・脱力感・憂鬱感がある
・記憶力の減退がある
思い当たる項目があるでしょうか?
たくさんある方は、そろそろ更年期かもしれません。
では、このよく話題になる言葉、
「更年期」って何でしょうか? いつでしょうか?
更年期と呼ばれる女性特有のカラダの変化は、
心身の不調として現れます。
若い人達には理解できない体の不調は、
時として「怠け病」の様に誤解されてしまいますが、
更年期を迎えた女性にとっては「カラダが崩れていく」ような、
過去に経験のない身体的異変によって、
身体的苦痛と自信喪失の連鎖に苦しむ状態が続くようです。
(最近では、男性の更年期障害も話題になっていますね。)
医学的には更年期のこの時期に起こる身体的症状を
「更年期障害」と呼んでいますが、
その症状や訴えは人それぞれのようです。
冒頭に列挙したような、様々な症状があるわけです。
更年期は通常閉経を挟んだ10年間を指しますが、
環境や社会生活の背景によって個人差が生じる場合があります。
またカラダの変化だけに限定されず、
家庭内の特に子供の成長やご両親の老齢化など、
生活のサイクル変化によって
ココロとカラダのバランスに変調を来たします。
日本人女性の閉経が49歳~51歳とされていますから、
この前後10年間が更年期の期間にあたります。
このため、おおよそ40歳を過ぎた辺りから
更年期に対処する準備が必要です。
つまり生理のサイクルが終わることによって、
ホルモンバランスが
新しく作り直されるためにこれに伴う
いろいろな症状が出ることになると
考えられています。
しかし更年期を経験せずに済ます人たちもいます。
欧米化され他先進諸国では
ごくあたりまえの「更年期現象」ですが、
第3世界ではあまり知られていない現象とのことです。
日本の女性にとっては「不快の10年間」ですが、
原因は体内にあるのではなくて、
体内に摂り入れたものによって
作られたものかも知れません。
自然環境の変化・食物の劣化・ジャンクフードの普及・
不健全な食生活・糖質と脂質の異常な摂取など複合的な原因で、
更年期をより複雑なものにしているようです。
更年期を迎える前準備をよりよく整えることで、
不快な症状から開放されることになるのではと考えられます。