1、よく噛んで食べましょう。
噛む刺激で、満腹中枢が刺激され、早く満腹感を得られ、
食べすぎ防止になります。
2、満腹感の得られやすい汁物から、先に食べるのも手です。
3、テレビを見ながらの「ながら食い」は、やめましょう。
食事の充足感が得られず、間食の原因となります。
4、一般的に太った人は、主食や甘いものを食べ過ぎる
傾向があります。
おかずをしっかりとって、主食を減らします。
5、パンにつけるバターやマーガリンは、極力減らしましょう。
6、ゆっくり食べることが大事。
満腹中枢が働くのに20分かかるからです。
箸置きやフォーク置きを用意して、一口ごとに箸を置くと、
ゆっくり食べられます。
7、揚げ物は控えめに。天ぷらやフライは衣をはずして食べましょう。
<良いモノ悪いモノ>
1、海藻、きのこ、こんにゃく、などの
低カロリー食品を上手に取り入れましょう。
2、マグロは赤身を。脂ののったトロは脂肪が多いのでNG。
3、野菜は低カロリーと思いこんでいませんか。
かぼちゃや、さつまいもは注意。
4、肉も部位によってカロリーに差があります。
脂の多い部位は避けて 赤身の部位を。
5、鶏肉の中では、ささみが一番ローカロリーです。
<調理方法のポイント>
1、味付けが濃いと、つい、ご飯の量が増えてしまいます。
だしのうまみを利用するなど、うす味で美味しく。
2、見た目におかずの種類が多いと、たくさん食べた気になります。
少量ずつ並べていただくと、栄養のバランスもよくなり、
一石二鳥です。
3、肉は、一度さっとゆでると、脂が落ちカロリーダウンに。
4、油は1gで9カロリーもあります。
いためものは、樹脂加工のフライパンを使って
油の量を減らしましょう。
<生活の中でのポイント>
1、のどが渇いたら、ノンカロリーのお茶や、水を飲みましょう。
缶ジュース類は避けて。
2、偏食する人ほど空腹感を訴えます。
栄養のバランスがよければ、エネルギー代謝の効率もよく、
空腹も覚えません。
3、夜食はやめましょう。睡眠中は、脂肪を合成しやすいのです。
どうしてもお腹が空いて眠れないときは、
ホットミルクやコンソメスープを。
4、カロリーの高いものは午前中に食べましょう。
午後の活動でカロリーが消費されます。
5、ごはんの量をコントロールするために、
ひとまわり小さいお茶碗に変えるのも手です。
<なぜ太る・なぜ痩せる>
遺伝体質、運動不足、偏食、ストレスなどが原因となる肥満を
一般的に単純性肥満といいます。
他にもさまざまな要因がありますが、
多くはこの要因が重なりあっています。
しかしすべての原因は摂取エネルギーと
消費エネルギーのアンバランスにあります。
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る(食べ過ぎる)と
余分なエネルギーが脂肪として蓄積され太るのです。
反対に摂取エネルギーより、消費エネルギーが上回る(よく運動する等)と
蓄積された脂肪を燃焼させるコトになり痩せていきます。