▼ 『体重調整に成功した人』160人にインタビュ-を行った、
Anne M. Fletcher 医師の著書『Thin for Life』
(生涯細身を保つには)では、
彼らが成功に至るまでの道のりが詳細に綴られている。
これから減量を試みる方には必見。
Get Realistic(現実的になること)
シンディ・クロフォードやブラッド・ピットみたいになりたい、
とか16才の時のボディに戻りたいとか。
そういった非現実的な考えは捨てる事。
そういった非現実的な目標を立てる事で、
せっかくの努力が水の泡となってしまうのです。
『私の経験から言うと、減量に失敗した患者さんの多くは、
実現不可能な目標を立てていた事が挙げられます。』と
Fletcher 医師は言います。
『そういった人達は、目標の半分までは達成するのですが、
半分達成しても、達成していないもう半分に嘆き悲しみ、
挫折してしまうのです。』
減量に成功した人たちは、世間一般で謳われている理想体重や、
保険会社のパンフレットなどに載っている背丈/体重表といった
既成概念には捕らわれず、
『自分』を中心に置いた目標を立てています。
自分の健康、幸せ、そして人生設計をよく考えて、
増えすぎた体重を落としていき、それが持続出来たなら
、数値に関係なくその達成に満足するのです。
健康数値内に体重を維持することがベストです。
自分に負担の掛かり過ぎない目標体重を設定する方が
成功率は遥かに高いのですから。
『夢物語の目標体重を実現する事は、
100メートルをダッシュするようなものです。
早いけど、あっという間に終わってしまいます。』
Gullo医師は言います。
『長距離走にするには、
細い体で健康に生きる事が大切なのです。』
貴方の目標設定のお手伝いに、Fletcher 医師とGullo 医師は、
以下のような事項を用意しています。自問自答してみて下さい。
●成人してから私が少なくとも一年間以上保っていたことのある
最小体重値はいくらであったか?
その値が健康範囲枠内であった場合、
そして精神的にもあまり無理がなかった場合、
貴方はそれを目標体重値として設定し、
維持することが可能なはずです。
●私の最も着心地の良い服の最大サイズはいくつか?
そしてその時の体重は?確かにお望みなのは10号サイズ
(アメリカ人の平均サイズ)かもしれませんが、
実際着心地が良いのは14号では?
●毎日の生活の中で、私はどの位習慣を変えられるのか?
維持可能な目標体重を設定した場合、
貴方の食習慣や運動習慣もそれに対応して
持続させなければならないのです。
よって、持続させたい目標体重はあくまでも無理のないもの、
精神的に大きな負担とならないものに設定して下さい。
Get Moving(体を動かしましょう)
ウェイト・ロスを成功させるには運動が不可欠です。
アメリカ癌ソサエティ-のもう一つの調査では、
週に4時間、もしくはそれ以上の散歩をしている人は、
ソファーに寝そべっている人よりも、
体重を維持出来ている事が明らかになっています。
ナショナル・ウェイト・コントロール研究所で
減量に成功した90%は規則的な運動をしていた人たちでした。
そして、 Fletcher 医師が160人の『減量成功者』対象に行った
質疑応答の中でも、やはり減量のポイントは
『規制的運動』にありました。
ですから、体重を減らしたい方はまず身体を動かしましょう。