足の浮腫み解消です。
1) 就寝時ふとんの下に台を置いて、
足の方を心臓より高い位置に保つ(10cm弱で十分)。
*上げ過ぎると臀部にむくみの液が溜まってしまうので注意する。
また、片脚だけでは不自然な体勢となり、
腰が痛くなるので両足を上げた方が良い。
2) 椅子に座っている時は、
足が下にならないように向かいの椅子に足を投げ出す。
3) 和室では足を投げ出す。
4) 立ち仕事は避ける。
5) 手足を遠心力で放り投げるようなスポーツは
あまり好ましくない。
リンパ管の動きを活発にするには、
自分自身で動かす他に、いわゆる
マッサ-ジも効果があります。
(前項の動かすことは生活の中でできるマッサージとも言えます。)
マッサ-ジは足または手の先端から付け根(心臓に近いほう)
に向けて行うのがより効果的ですが、
順序としては、
まずそけい部(脚のつけ根)、
または腋の下のマッサ-ジが重要です。
なぜならリンパ浮腫の出来かたで説明した通り、
特に二次性リンパ浮腫ではそけい部または
腋の下のリンパ節を切除してあり、
この部分のリンパ液の流れが悪いことが
根本的な原因となっていますから、
その部分のリンパ液の流れを良くしてあげると
当然全体のリンパ液の流れは良くなります。
逆に、その部分の流れが悪いままで
リンパ節までのリンパ管の流ればかり活発にしますと、
リンパ液はすべてそけい部
または腋の下のリンパ節の手前で溜まってしまい、
かえって流れが悪くなってしまうことがあります。
従って、まずそけい部または腋の下の部分を
中心部(心臓)へ向けてマッサ-ジし、
その上で、全体のマッサ-ジを行うことが大切です。
さらにリンパマッサージの基本から考えると、
リンパ管が最終的に静脈に合流する左鎖骨上窩から始める
とされていますが、ここでは省略します。
二次性リンパ浮腫では、下肢なら下腹部、臀部、
腕なら肩、腋の下、胸にもむくみが広がっていることがあり、
その部分のむくみの排除も必要となります。
特に手術した部分の付近は硬くなり易いので、
入念にマッサ-ジをして軟らかくします。
リンパ浮腫のマッサージでは一般的なマッサージとは異なり、
軽く擦るように行います。
皮膚表面をずらすような感覚で、ゆっくり優しく行います。
マッサ-ジは一日3回
朝、昼、夕、15分~20分ずつ位が適当です。
特に入浴後など暖まり、血管が拡張している時がより効果的です。
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