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カテゴリ:教授の雑感
勤務先大学を定年で辞めた先生方が、いつの間にか他大学に再就職していたという話を、このところ続けざまに聞いて、ふーん、と思うことが多い今日この頃。
でまた、今日聞いた話が、これまた興味深かった。 とある先生が、定年後、さる大学に再就職されたのですが、実はその先生は、その大学の付属校の出身だったと。 ところが、その付属校というのがとってもレベルの低い高校だというのですな。で、そのレベルの低い高校を出て、その先生は某有名国立大学に進学されたのですが、その高校からその大学に進学したのは、その先生が初めてだったと。つまり、その先生はその高校開闢以来の秀才という位置づけになったわけ。 ということはつまり、その先生は有名国立大学に進学できるほどの頭脳を持ちながら、敢えてその低レベル高校に行っていたということになりますよね? で、そういうことがあったものだから、その先生は晩年になって、いわば母校に戻るような形で再就職できたわけ。 ふうむ! これがもし、遠い未来の再就職を計算に入れて、わざわざその低レベル高校に入っていたのだとしたら、すごい話ですな。 自分の頭で行ける最もいい高校、最もいい大学に行くのではなく、敢えてレベルの低いところに行って、そこで圧倒的な好成績を取り、そのことで得られるあらゆるメリットを享受するという作戦、すなわち「鶏口牛後作戦」というのは、実はすごく戦略的に優れているのではないかと私は思うのですが、この先生のやられたことは、まさにそれだよね! まあ、色々な人生航路があるなと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 23, 2023 02:27:47 AM
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