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カテゴリ:教授の読書日記
新井一樹さんの書かれた『物語のつくり方』という本を読んだのですが、これがまた非常に良い本でした。
これこれ! ↓ プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方 [ 新井 一樹 ] これ、プロの脚本家養成所たる「シナリオ・センター」の開発したシナリオの執筆法を、紙上講座風に本にしたものなのですが、驚くほどシンプルかつ必要十分な感じで、物語の作り方が伝授されている。 実はワタクシ、この手の小説家養成本が大好物で、これまでにも随分読んできたのよ。 かつて斎藤美奈子氏が世に数多ある文章読本の類をバッタバッタと切り伏せた『文章読本さん江』という本を出したことがありましたが、あれの「小説家養成本版」を出そうかな、なんて下心もあったりして。 これこれ! ↓ 文章読本さん江 (ちくま文庫) [ 斎藤美奈子 ] だから、この手の本は大分読んでいるつもりなのですが、新井一樹さんのこの本は、他の類書とは異なって、本当に役立ちそうな本だったので、ちょっとビックリした次第。確かに、この本が3万部も売れるのは納得だわ。 どこがどう優れているかを説明し出すと長くなるので書きませんけど、これを読むと、シナリオとか小説とか、要するに物語を作る、ということの実際がよく分かる。 で、逆にそれが分かると、小説を読む場合にもすごく役に立つんですわ。書く側の意識で読めるので、理解が余計に深まるわけ。 ということで、別にシナリオ・ライターになるつもりはなくても、小説の愛好家であるならば、この本は読んでおいて損はないと思います。教授のおすすめ!です。 シナリオ・センター式物語のつくり方 プロ作家・脚本家たちが使っている/新井一樹【3000円以上送料無料】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 3, 2024 09:41:18 PM
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