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カテゴリ:教授の雑感
まあ、どうしてそうなるのかさっぱり分からないんだけれども、年々、学生の質というのは落ちるもんだねえ。
それは、特に「文章を書く」という面で特に顕著。 で、ゼミというのは、卒論を書かせる場だから、とにかく文章を書かせないわけにはいかないんだけど、この頃、本当に文章が書けない学生が増えましたわ。 私としては、一章は少なくとも10頁は書いてもらいたいわけ。ところが、半ページ書けないという学生がいるのよ。半ページっていうと、600字くらいかなあ・・・。それしか書けない。 私は小学生の頃、悪いことばっかりして、よく放課後に「反省文を原稿用紙10枚書け!」とか命じられたものですけど、ものの30分で書いて鼻歌交じりで家に帰ったもんですわ。原稿用紙10枚って4000字だよね。600字しか書けない今時の大学生より、よっぽどすごかったわ。 で、「君たちだって大学4年生になるまでに随分沢山、レポートを書かせられたんじゃないの?」と尋ねるのですけど、彼ら曰く、「1600字のレポートがマックスで、それ以上の文章を書いたことがない」と。 ん? 1600字がマックス? そんな感じ? ほう。そうですか。 これも「卵が先か、鶏が先か」の話で、学生が文章書けないからマックス1600字のレポートしか課すことができないのか、それとも1600字マックスの課題しか課さないから、学生が長い文章を書けなくなったのか。どっちか分からないけどね。 しかし、この調子だと、学生の学力低下には歯止めが効かないよね。どげんかせんといかんのじゃないかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 4, 2024 11:42:00 PM
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