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カテゴリ:教授の読書日記
随分前に買って積読になっていた黒沢哲哉さんの『ぼくらの60~70年代』という本をチラ読みしたらとても面白くて、サクッと読んでしまいましたので、心覚えをつけておきましょう。
これこれ! ↓ ぼくらの60~70年代熱中記 [ 黒沢哲哉 ] 著者の黒沢さんは1957年生まれですから、私より6歳ほど年長ですが、まあ、実質同世代と言ってもいいかなと。だから黒沢さんが若かりし頃に夢中になった事々というのは、私もすべてはっきりとした記憶があるし、同じように懐かしいものばかり。同年代のおっさんが「昔こういうのあったよね~!」という話題で盛り上がる的な感じで一気に読んじゃったというね。 たとえば黒沢さんが小さかった時、写真に写る時は常に「シェ―!」のポーズをとっていたそうですが、私もまったく同じ。同世代あるあるですわ。あと、子供の頃よく見た『チャコちゃん、ケンちゃん』の話題とかね。チャコちゃんを演じた四方晴美さんなんて、私の姉の同級生だったしね。 あと、日曜の夜は『日曜洋画劇場』を淀川長治さんの解説で楽しんだとか、「帰って来たヨッパライ」を最初に聴いた時は驚いたとか、土曜の夜は『キイハンター』を見て大人びたとか、『小さな恋のメロディ』が上映された時は胸キュンしたとか、NHKの若者向けドラマ『タイム・トラベラー』は超面白かったとか、ポール・モーリアの「エーゲ海の真珠」に痺れたとか、『飛び出せ! 青春』にグッと来たとか、ノストラダムスの大予言に震え上がったとか、ブルース・リーに驚愕したとか、篠山紀信の激写に理性を失ったとか、谷村新司の「天才・秀才・ばか」に笑い転げたとか、『ぴあ』と『シティロード』だったら『シティロード』派だったとか、薬師丸ひろ子が出てきた時は萌えたとか、まあ、そういう話が畳み掛けられるのですが、読んでいると、自分自身のその時代の頃のことが鮮やかに蘇ってきて、楽しい、楽しい。 もう還暦過ぎると、未来の話より過去の話が楽しいね! まさか自分がそうなるとは思わなかったけど、実際その年齢になるとそうなるね。 ということで、若い人が読んでも何のことやら、だろうけれども、還暦以上の人が読んだら感涙もののこの本、初老の人向けに熱烈おすすめ!です。 ぼくらの60~70年代熱中記[本/雑誌] (単行本・ムック) / 黒沢哲哉/著 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 4, 2024 09:45:48 PM
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