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カテゴリ:教授の読書日記
夕方、姉から電話があり、老人ホームに入っている母の具合があまり宜しくないと。明日、とりあえず病院に担ぎ込んで、どうやらそのまま入院という運びになるらしい。
こちらも体調悪くて、すぐに応援に駆け付けられないのが申し訳ないですけど、すぐにどうこうというわけではないでしょうから、とりあえずは様子見ですかね・・・。心配は、心配ですなあ。 私の方は、体調悪くて、このところ仕事から遠ざかっておりまして、横になって本ばかり読んでおります。1日1冊ペース。 ここ数日のうちに読んだものを列挙しますと・・・ ①和田芳恵『筑摩書房の三十年』 ②岸田今日子『妄想の森』 ③山田稔『特別な一日』 ④荒川洋治『忘れられる過去』 ①は、筑摩書房が創立三十周年の時に出した社史みたいなもので、これを読むと、同社の創立経緯や社としての哲学、それから戦中・戦後の一時期、筑摩書房が存続の危機に立っていたことなどがよくわかる。 ②は独自の存在感を放っていた女優のエッセイ集で、エッセイストクラブ賞受賞作。 ③は知る人ぞ知るフランス文学者・山田稔の非常に複雑な味わいのある読書エッセイ。 ④は詩人・荒川洋治さんの読書エッセイ集。 どれも面白かったけど、特に面白かったのは、山田稔さんの本でしたかね。エッセイ然としたエッセイではなく、本や思い出を軸に、山田さんの経験や思考がグルグルと渦を巻くような不思議な本。 まあ、こんな本を読みながら、時間を忘れれるのでなければ、不快な体調を乗り切れませんわ。 【中古】 筑摩書房の三十年 1940‐1970 筑摩選書/和田芳恵【著】 【中古】特別な一日 読書漫録 /平凡社/山田稔(仏文学)(文庫) 【中古】 忘れられる過去 / 荒川洋治 / 朝日新聞出版 [文庫]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】 仕事ばかりで本が読めない時は、本が読みたいと思いますが、本しか読めないとなると、それはそれで忸怩たるものがある。早く体調を治して、元気にならないとね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 12, 2024 10:04:57 PM
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