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カテゴリ:教授の雑感
評論家の福田和也さんが亡くなりました。享年63。
この人は坪内祐三さんと親しかったようですが、坪内さんも4年半くらい前に亡くなった時、たしか61歳だったような。お二人ともまだまだこれからという年齢だったのに、残念です。 っていうか、福田さんって私と二つしか違わないんだ・・・。大学も同じだし、同時期に同じキャンパスを歩いていたことになる。なのに、福田さんには著書が100冊以上あるという・・・。何、この差は? どうしてそんなにたくさん、本が書けるの? アマゾンで、延々続く福田さんの著書の山を眺めながら、でも、一冊も読んだことないなと。これはいかん。とりあえず『悪の読書術』でも買って読んでみようかしら。この本にはヘミングウェイのことがあれこれ書いてあるらしいしね。アメリカ文学が専門じゃない評論家が、ヘミングウェイをどう読んでいるのか、ちょっと興味があるしね。 これこれ! ↓ 【中古】 悪の読書術 / 福田 和也 / 講談社 [新書]【宅配便出荷】 さて、そうは言っても、こちとらも現役。福田さんみたいに100冊もの著書をものすることはできそうもないけど、少しは見習って、頑張って著書を増やさねば。 今は、今年中に出る本の校正作業中で、この先さらにもう1冊、校正が回ってくる新書原稿があるのだけど、問題はこの先。 来年中に出す予定で、新書本を一冊、書き上げなくてはならないのですが、これの内容をどうしようかなと。いや、自己啓発本/思想に関することであるのは決まっているのだけど、具体的にね、どういうことを書こうかなと。 で、このところ、折りに触れて何を書こうか、ぼんやり考えていたんだけど、私も還暦を越えた頃から、自己啓発本/思想に助けられたことが多々ある。精神的な面でね。 だったら、『還暦から読む自己啓発』とか、そういう方向性で何か書いてみようかなと。どう? そういう本を出すとして、興味あります? で、そうと決まれば市場調査だとばかり、「60歳からの」とか「還暦からの」というキーワードで検索してみたのだけど・・・ 誰も考えることは同じだね。そういう類の本は既にごまんとありましたわ。 たとえば斉藤孝。たとえば和田秀樹。たとえば本田健。たとえば佐藤優。 もう、メンツが決まっているじゃん。福田和也さんもすごいけど、今挙げた先生方も、著書100冊どころじゃないんじゃない? 和田さんなんて300冊くらいありそうだ。 なんか、ヤダねえ、このメンツに交じって『還暦からの自己啓発』とかいう本を書くの。いかにも過ぎない? いや、そうでもないか。私だって、そろそろ定年も近いし、老後の生活に備えて、斎藤孝的な安易な本を量産するというのもあるか?! まあ、さすがにそれはないけど、人生の第4コーナーを回ったあたりで読む自己啓発本、というテーマ自体はそんなに悪くない。 福田和也さんを見習って、この路線で、学術的にも読む価値のある一般書を書いてみようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 22, 2024 11:55:56 AM
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