論文を書く
このところ少しずつですが、論文を書いております。 昨年の今頃、新書本の原稿を書いていた際、各章のコンセプトを図にし、それをフローチャートに組み替え、そこから一気に文章化する一連の流れ作業を確立し、それがあまりにも上手く行ったので、今後はこの方法でなんでも書けるじゃん!と思ったわけよ。で、今回もこの方法で書けば論文の1本や2本、簡単に書けるだろうと思っていたのよ。 ところが。 やっぱりそう上手く行くわけじゃないのね。上のような流れ作業がうまく機能しないケースもあると。 つまりね、一つの論文の中に詰め込むべき情報があまりにも多岐にわたっているので、フローチャートが上手に組めないんですわ。 で、フローチャート作成に時間がかかって、なかなか論文を書く作業まで到達しなかったんですが、このままこの方法論に執着していたらいつまで経っても書けないということにハタと思い至り、もう自分で自分の足を縛るようなことはやめて、とにかく頭から順に書いていくことにしました。 要するに、無手勝流で行くってことね。出たとこ勝負、英語でいう play it by ear という奴ですな。 そしたらね、これが割と上手く行くんだなあ。 で、私も悟りました。一つ一つの論文はそれぞれ性格の違う生き物だと。ある生き物には草を与えないといけないし、ある生き物には肉を食わせないといけない。ある生き物は水を与えてはいけないし、ある生き物にチョコレートや玉ねぎを食わせてはいけない。それぞれに応じた育成法というのがあるわけで、こちらの勝手でどうなるものでもないと。 ということで、一日わずか半ページというようなスローペースですけれども、今のところは日数分だけ進んで行くので、どこかで詰まるまではこのやり方で行こうかなと。 ちなみに、この論文のテーマソングは決まりました。やはりプリンスの『One Nite Alone』というアルバムにしました。中でも「Pearls B4 The Swine」という曲がお気に入り。私もできる限り頑張って、ふさわしき読者に楽しんでいただけるよう、いいものを書きたいと思います。これこれ! ↓Prince, "Pearls B4 The Swine"