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カテゴリ:時評
一頃「ホタル族」と呼ばれたベランダ喫煙人類、最近喫煙者が減少した所為か、そんなに目撃しなくなった。
あれは、蛍が可哀そうな命名と思える。吸い込む際に先端の明かりが増し、吸い終わると鈍くなる、蛍の呼吸の様な光の点滅を連想しての命名だろう。 でも、蛍の優雅な光とは程遠い、妖気漂う感じの光が煙草の光、蛍はとんでもない迷惑だ。 それにあれはどう見ても、素敵な光景ではない、なんだか陰鬱な、気持ちが良くない光景だ。 夜が明けたベランダの喫煙者は、なんと呼ぶのだろう?多分名前が付いて居ない。 「夜明けのヤニ族」とでも名付けてはどうか? 煙草を吸う人には嫌味だろうが、吸わない者にとっては大迷惑、ベランダで煙草を吸うのは、その住人の家族にとっては優しい行為だろう、しかし他家にはいい迷惑だ。 キッチンスモーカーも、ほぼ同罪であろう、喫煙する人の家の中には、煙は充満せずとも、ダクトから排出されて屋外に出た煙と臭いは、間違いなく他家を襲う。 何故こんなに、ベランダの煙を攻撃的に書くか?と言えば、早朝に、煙草の臭いにおいに遣られて、おちおち寝て折れなくさせられたからで、予定より1時間早く起きだす羽目になった。 くさいっ!と大声とともに窓を閉めたシルビア、どうせなら外へ向かってより大声で怒鳴らんと、聞こえまい!と助言するも、そこまで遣るシルビアでもない。 知らぬ間に、人に迷惑をかけている、それを皆自覚してほしいと、つくづく思った。 毎朝遣られていた1年前、隣の住人だったようで、その住人が転出してからは被害がなかったのだが、今度は誰だ?時々臭いが来る。 化粧品の臭いも来る、これとて来ない方が好いが、煙草よりはましだ。 ヘビースモーカーだったミヒャエル、20本入り2箱という時もあったが、シルビアが「子供によくない!」と言ったのをきっかけに止めて、もう30年になるのではないだろうか? 止めた後10年は、夢でしょっちゅう吸っていたが、徐々にそれもなくなり、今ではめったに夢に出てはこない。 交友状態になると、嫌煙も極端に強くなる、今では駅のホームも全面禁煙で助かるが、風上に居てもホームの端の煙草を感じた。くわえ煙草とすれ違ってもだめだ。 バス停で煙草を吸う5メートル隔たった所でもだめだ。 バス停も禁煙にしてほしい。 その点、レストランで全面禁煙店舗が増えてきて、その動きが加速しているのは、ミヒャエルにとってはありがたい。勿論愛煙家には煙たい話だろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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