カテゴリ:診療
前回、腸内細菌、フローラの話を書きました。
腸内細菌のテレビ番組を見て、私も可能な範囲で腸内細菌を使って症状の改善を目指そうと考えました。 それで、保険処方できる腸内細菌を幾つか選び、気当て診断をして、その人に合った腸内細菌を処方しようと考えました。 まだ日が浅いのですが、これまでの経緯でちょっとした事が分かってきました。 このトライをする前は、腸内細菌処方は一つで良いと思っていました。文献にも書いているし、 ビフィズス菌なら良いだろうと思って、そればかり処方していました。 先日、ビフィズス菌を処方した方が再診されました。 便は固くなりました 胃が痛いです と。 身体のエネルギーも落ちています。 気当てチェックしてみると良くない、合わない反応が出ます。 今回、新たにいろいろな菌をトライする前の最後の患者でした。 まるで、ビフィズス菌だけだと良くないよ、とでも言わんばかりのタイムリーな症例です。 早速、気当てして別の腸内細菌に変更しました。 今回から始めたトライアルで、気当てして、最適な腸内細菌をチェックしてみると、ビフィズス菌に合わない人も結構居ることに気がつきました。 ビフィズス菌のRタイプやミヤBMが合う人も多いのです。 アレルギー疾患の人には、トライし始めてから、5人続けてミヤBMが合うと判定して処方しています。 いやー、たかが腸内細菌、ビフィズス菌さえ出しておけば、と以前は思っていましたが、どうも奥が深そうです。 ちなみに、ビオチンも併用して処方します。 (写真はミヤリサン菌) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年03月26日 18時29分14秒
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