カテゴリ:社会・政治
今更ながら遅い話題なのですが、先週27日は知る人ぞ知る「無買日デー」でした。
各地でいろいろなイベントをやっていたようですが、私はバイトで疲れてしまって結局出かけずいつもどおり家でゴロゴロ。稽古でのどが渇いて、缶ジュース一本は買っちゃったけど…。結局代わり映えのしない一日でした。 「無買日デー」の存在は、私も今年ようやく知りました。簡単に言うと、無駄な買い物を控えよう、という日です。別に全く買い物をしちゃいけないとかそういうわけでも決して禁欲的になる日というわけでもなく、普段の買い物、更にはライフスタイルを見直してみよう!という日なんです。私たちはあまり考えずに普段買い物をしますが、その商品がどうやって作られたのか、どこから来たのか、ということにはあまり気に留めない。でもそれを考えてみよう、という日。 例えば、私は大手ファーストフード店には行きません(あえて名前はだしません。批判することが目的ではなくて、消費意識を変えることを目的としたいからです)。セットにオマケとしてついてくるぬいぐるみを誰が作っているのか?ということを知って、私は行けなくなりました。作っているのは中国の子どもたち。過酷な労働条件で搾取されて。だから、あんなに安い値段で売ることが可能なんですよね。以前読んだ記事の情報なので、現在どのような状況になっているのかは詳しくはわからないのですが・・・。とにかく、そういうことをするような企業を応援したくない。だから行かないんです。 あと、輸入牛肉はできるだけ買わない。なぜかというと、アマゾンでは牧場を作るためにたくさんの土地が切り拓かれていっています。そこで育てられた牛は先進国に輸出されています。輸入肉を食べることは、環境破壊につながっているんです。もちろん、そういう貿易の仕組みがすでに出来上がってしまっていることが問題なのであって、私たちが単に牛肉を食べることが悪い、というわけではないのですが、やっぱり私たちは消費者として間接的に責任があるわけです。輸入牛肉が売れるから、森もどんどん切り開かれてゆく。さらに、牛を育てるために大量の穀物が飼料になっているのだとか。飢え死にする人がいる一方で、余分な穀物が牛の飼料となり、肉となって私たちの口に入る。肉はそんなに食べなくたって生きていけるのに。 そういう例は他にもたくさんある。そんなふうに、普段買い物をするときに何を買うか選択するってことは、この世界のありようについても考えることにつながるんですね。消費者があって市場が成り立っているんだから、消費者の意識が変われば、市場、そしてほぼ現在それが支配している、世界も変わるはず。 …なんてエラそうなことを言っているけれども、私だって決して立派な消費者ではない。衝動買いしちゃうし、リラックマの魅力には負けてしまうし、全ての商品を必ずチェックしてから買ってるわけじゃない・・・。第一、どの商品がそのような背景でどこで作られて誰が作ってるのか、その全てを知ることなんてできない。もしかしたらリラックマのぬいぐるみだって搾取されてる誰かが作ってるのかもしれない。実際わからない。でももしそうなんだとしたら、私は涙を飲んで、リラックマ取るの止める・・・(;_;)だって、誰かが辛い思いをしながら作ったぬいぐるみなんて、欲しくないよ。それを持っている自分だって幸せになれない気がする。だからこれは、自分に対する戒め。どうせ買い物するなら、誰かのためになる買い物がいい・・・と思ってフェアトレードの商品を買い始めました。フェアトレードについてはまた後日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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