カテゴリ:日常
今日は自分にとって一つの節目、区切りの日。
最後のテスト&卒論報告会を終え、あとは卒業を控えるのみ。そんな今日は、勉強からの解放とも言える日。解放感。でもそれと同時に寂しさを感じる日でもあった。 自分なりに一生懸命書いた卒論。効率的に働かない頭をフル回転させて、論じた。でも実際報告してみて、足りないところを先生に鋭く指摘される。そして、みんなの卒論の出来のよさに感嘆。まあ比べたって仕方ないんだけど、自分のはやっぱりまだまだダメだなー、と痛感。でもこの卒論は、拙くても今の自分の力で書ける限りを尽くしたもの。その意味で、満足している。ただ、もっと勉強したいなって気持ちが沸々とまたわいて来た。勉強したくても、これからは個人的に勉強するしかない。そしてこの卒論の課題となったものをこの先書く場はもうないんだな、と思ってなんとなく寂しくなった。でも、これからは自分なりに勉強していこう!と決意(^-^) 話は変わって、今日の報告の際に友達の卒論を読んだ。その内容がとても面白かった。惹かれたのは、大雑把に言って「越境者」。私の関心は、少なからず「境界線」や「カテゴリー」というものにもあった。世界の紛争、民族問題を考える際に、「自分たち」と「あいつら」を分けてしまうものは何なのか、という問は自分の中に漠然と存在した気がする。そのときに目の前に立ちはだかってくるものが、その自分たちと他人を分けてしまうものとしての「境界線」や「カテゴリー」。争いの根源の原因のひとつがここにあるのだとしたら、いかに自分たちはこの境界線やカテゴリーから自由になれるんだろう? 越境者。国境だけではない。複数のカテゴリーを横断する存在。あらゆるものに引かれる境界を越える。私は、越えたい、と思った。越境者になりたい。なれるものなら。 そんなことを考えさせられた、論文だった。 これは私の論文ともつながるところがある。私は、人々の変化していくアイデンティティを捉えようとした。そのことで、ある可能性を見出せると思った。自分たちが持つアイデンティティもまた複数のカテゴリーの重なるところに位置するものなら、きっと精神的にその境界を越えることも可能なんだろう。でも、その手段はまだわからない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 11, 2005 01:45:22 AM
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