カテゴリ:日常
一昨日、渋谷の文化村で公開したばかりの映画、『ベルリン、僕らの革命(The Educators)』を見てきた。 金持ちばかりが優遇される社会に反逆し、主義や理想を追求するため、二人の若者ヤンとピーターは金持ちの家に侵入する。家の中の家具を荒らして「ぜいたくは終わりだ!」っていう警告を残し、家主に恐怖を与える(ただし、何も盗まない)。そんな事件を繰り返し、世間を騒がせる彼らはEducators。ピーターの彼女のユールは、労働搾取に反対する活動をしながらも、借金を返すために一生懸命働く毎日。それも、金持ちの乗るベンツを事故で傷つけてしまったためだった。金持ちにとっては、お小遣い感覚で買うことのできるベンツを自分が弁償しなければならなくなったために、自分の人生をめちゃくちゃにされてしまった彼女。金持ちを憎みつつ、お金を稼ぐために金持ちの奴隷となって働かなければならない現実。そんな中、ひょんなことからユールもヤンとともに、金持ちの家へ侵入に参加。その家は、自分が借金を負っているベンツの持ち主の家だった。 というのが、大雑把なあらすじ。 これが、すっっごく面白かった☆☆ なんといっても、ラストがよくできている。うん、できすぎ。物語の終わり方がなんとも爽快!!なんだよね。私的にはかなりヒットの映画でした。 テーマは考え始めたら重いんだけど、ストーリーは軽く展開するし、ラブストーリーや男同士の友情もかなり描かれていて、終わり方はまるでブラックジョーク。 誘拐した金持ちのおじさんと彼ら若者3人とのやり取りがとにかく面白かった。 金持ちのおじさんも今は体制側にいる人間だけれども、昔は彼ら若者のような理想を持ち、共済主義、学生運動のリーダーだったらしい。だから、ヤンたちと心が通じる部分もあった。体制側の人間と反体制側の人間が仲良く共同生活するところがなんか、ほほえましかった。 若者が社会を変えようと革命や理想を純粋に追い求め、逆境にいながらもしたたかに生きる姿がなんともいえずかっこいい。 それに、ヤン役のダニエル・ブリュールがめっちゃかっこよかったなぁ(>_<)彼、さわやかすぎ。そんなわけで、次は見逃した『グッバイレーニン!』と秋公開の『青い棘』を観ようと思う。社会派の映画ってやっぱりいいなぁー(^-^)でもこういう映画を面白いと思う人ってやっぱり少ないのかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 2, 2005 11:40:25 PM
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