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テーマ:頼むよ日本政府!(787)
カテゴリ:政治経済
現在の日本は、長年、デフレを放置したことによる供給能力の毀損を受け、コストプッシュでもデマンドプルでもなく、「サプライロス(供給能力喪失)」型のインフレに陥りつつあります。 つまりは、発展途上国化のゴールに到達しようとしているわけです。 もちろん、すでに物価は多少上がっていますが、これは輸入物価上昇に起因するコストプッシュ型インフレです。輸入物価上昇の影響を完全に排除してしまうと(そういう統計はないのですが)、物価上昇率はゼロに近づくか、恐らくはマイナスに突っ込むでしょう。 輸入物価上昇の影響の、売価への転嫁(やらなければなりません)が進んだという話で、別に需要が増大したわけではありません。 土木、建設を例にとると、建築資材価格は2011年平均を100とすると、140にまで上昇しています。資材(ほとんどが輸入でしょう)が1.4倍になっているわけです。なかなか、洒落になりません。
建設技能労働者の労務単価を対2021年1月と比較すると、鉄筋工が5.1%上昇、溶接工が7.3%上昇、型枠工が5.8%上昇、鉄骨工が3.1%上昇、防水工が9.7%上昇、左官が6.5%上昇、塗装工が10.6%上昇、内装工が7.6%上昇、特殊運転工が14.5%上昇、とび工が9.5%上昇、普通作業員が11.2%上昇となっています。
http://mtdata.jp/data_85.html#syuugyou 【2023年7月時点 日本の有効求人倍率】 http://mtdata.jp/data_86.html#yuko 建設躯体工事従事者の有効求人倍率が9.8倍! とんでもない状況になっているわけです。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆続く◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 記事タイトル: 大阪万博とサプライロス型インフレ ▼ブログの続きを見る https://ameblo.jp/takaakimitsu =============================== お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.19 07:25:26
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