三橋TV第818回の冒頭で話している、
「人間は単方向の思考しかできない。結果、財政破綻プロパガンダに引っかかる」
は、かなり重要です。最近、講演が増えてきて、懇親会で(ほぼ経営者さんと)話す機会が増えているのですが、昨日も、
「自分は輸出企業だが、日本の財政赤字はやはりどうしても問題だと思ってしまう」
と、言われました。
その際に、
「(講演で話したように)誰かの赤字は、誰かの黒字ですよね。日本の財政赤字が増えているということは、我々の黒字が増えているという話です。我々の黒字が増えているのが「問題」なんですか?」
と返すと、「う~ん・・・」と考え込んでいらっしゃいました。
単方向の思考をやめ、双方向で物事を考える「癖」を付けることが、財政破綻プロパガンダの洗脳から解き放たれる最も適切な手法なのかも知れません。貴方の支出は、誰かの所得です。貴方の資産は、誰かの負債です。貴方の純資産が増えるには、誰かの純負債が増えなければなりません。貴方の黒字のためには、誰かが赤字にならなければならない。
さて、実質賃金。
『23年の実質賃金2.5%減、2年連続減 90年以降で最低水準
厚生労働省が6日発表した2023年の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、1人あたり賃金は物価を考慮した実質で前年比2.5%減った。2年連続で減少した。マイナス幅は1.0%減だった22年からさらに大きくなった。
20年を100とした指数で見ると97.1で、唯一100を下回った22年からさらに低下した。比較可能な1990年以降で最も低かった。(後略)』
―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: 「賃上げしろ」と圧力をかけるのは、タダですから
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