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2024.03.08
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カテゴリ:政治経済

さて、実質賃金。
 24年1月の実質賃金(現金給与総額)は、対前年比で▲0.6%となりました。


 これで、22カ月連続で減少となります。実質賃金が落ち続け、間もなく2年。


 春闘で一部の大手企業の名目賃金が上がったとしても、それは4月以降となるため、今月(3月)まで、二年連続で毎月、実質賃金が対前年比で下落するという結果になるのは間違いないでしょう。

『実質賃金1月0.6%減、22カ月連続マイナス 減少幅は縮小
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA06BUJ0W4A300C2000000/
 厚生労働省が7日発表した2024年1月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、1人あたりの賃金は物価を考慮した実質で前年同月比0.6%減った。マイナスは22カ月連続。物価高に賃金上昇が追いつかない状況が続いている。(後略)』

 

【日本の実質賃金指数の推移(現金給与総額、対前年比%)】

http://mtdata.jp/data_88.html#RI24Jan

 実質賃金のマイナス幅が縮小したのは、実質賃金計算時の物価(持ち家の帰属家賃を除く総合)の上昇率が、+3.0%から+2.5%に下がったためです。


 持ち家の帰属家賃を除く総合、は、一年前は+5・1%でございましたから、上昇率が半分となったわけでございます。


 物価上昇率が落ち着いたとして、こうなると問題は4月以降に「全体で」(せめて)3%超の名目賃金の上昇があるかどうかです。


―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――

記事タイトル: 実質賃金22カ月連続マイナス

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Last updated  2024.03.10 05:12:04
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