非常に興味深いのは、鈴木財務大臣が、
「国債は借り換えで処理されている」
という事実を繰り返し、認めている点です。まあ、本当にそうなのだから仕方がないのですが。
現実に借り換えしているに過ぎないにも関わらず、「将来は分からない」というレトリックで、財務官僚や財務大臣は「税金で返済しなければならなくなるかも知れない」と、緊縮財政を推進しようとしているわけです。
「月が落ちてきたら、日本列島は破滅する!」
というわけですな。
財務省の超絶的な出鱈目レトリックにより、日本は需要が抑制され、デフレが続き、供給能力の毀損が止まらない状況になっています。
実は、国家が需要を創るのは簡単です。
政府が国会で予算を通すだけ。衆参両院で予算が可決されれば、需要は産まれます。
需要とは、
「生産者が財やサービスを生産し、支出されれば、所得が産まれる」
という所得創出のプロセスにおける「支出」の合計です。より具体的には消費と投資です。
政府が公共事業費の予算を10兆円通せば、10兆円の需要(要するにGDP)が産まれます。これはもう、統計がそうなっているよ、としか言いようがない事実です。
需要創出が短期で済むのに対し、供給能力の方はそうはいかない。供給能力は、長年の資本蓄積(要するに投資)の結果として創出される。
貴方が、
「明日から農業に従事し、コメを1万トン生産しろ」
と、言われ、できますか?
―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: 需要は「判断」、供給能力は「蓄積」
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