さて、わたくしが最も愛する指標、内閣府の「中長期の経済財政に関する試算(令和六年七月版)」が経済財政諮問会議に提出されました。
因みに、すでに、
「2025年度にPB黒字化達成!」
的な報道が出ていましたが、わたくしは取りあげませんでした。
理由は、同試算は官僚が「鉛筆ナメナメ」し、2025年度にPB黒字化にするためには、どのように数字をいじくればいいかやってみた、でしかないためです。
「これこれこうだから、2025年度PB黒字化達成」
ではないのです。初めから、2025年度に「黒字化にしろ」という指示があり、そのために、
「う~ん・・・。ということは、ここをこうして、こうすれば、オッケーッ!」
とやっているに過ぎないのですよ。AだからB、ではなく、Bにするためには、Aをこうするというのが「中長期の経済財政に関する試算」の考え方というか、やり方なのです。
『国と地方の基礎的財政収支、税収増で「2025年度に黒字化」と政府試算…実現すれば34年ぶり
政府は29日、国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)が2025年度に黒字化するとの試算を経済財政諮問会議(議長・岸田首相)で示した。実現すれば1991年度(10・7兆円の黒字)以来34年ぶり。好調な企業業績による税収増が要因で、2002年に財政健全化目標として黒字化を掲げて以降で初めてとなる。(後略)』
実際には「税収増が要因でPB黒字化達成」なのではなく、「PB黒字化の数字を作るためには、税数増にしなければならない」ということで、官僚が鉛筆ナメナメをしたのでございます。
まずは「PB黒字化」があり、因果関係は逆になっているのです。だからこそ、わたくしは実際に数字を見る前には、コメントしないのですよ。
――――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: 「国民殺し」の妄想鉛筆ナメナメ
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