日経新聞の闇〜国債金利が高騰するという嘘に騙されてはいけません。
三橋TVなどで繰り返し解説していますが、日本銀行の政策金利とは、無担保コール翌日物金利です。金融機関同士が、
「明日返すので、貸して」
と、日銀当座預金を貸し借りする際の金利でございます。
不思議なことに、多くの無担保コール翌日物の説明を読むと、どこにも「日銀当座預金」の部分の説明が入っていない。(日銀の説明ページにはあった)
日銀当座預金の貸し借りなので、そもそもわたくしたちとは関係ない世界の金利なのです。
もっとも、無担保コール翌日物は短期プライムレートの基準金利となっており、短期プライムレートが住宅ローンの変動金利の基準金利。
7月31日の日銀による政策金利0.25%への引き上げを受け、各銀行が17年半ぶりに短期プライムレートを引き上げます(明日から)。というわけで、住宅ローンの変動金利も上がるでしょう。
ここまで「国債」という言葉が登場しなかったことにご注目下さい。
財務省は、日銀の政策金利引き上げを受け、
「金利ある世界! これからは国債金利が上昇していく!」
というキャンペーンを大展開していますが、国債金利は政策金利とは無関係に、基本的には市場で決まります。
一般的に、国債金利といえば、長期金利(十年物国債金利)を指します。日銀はその気になればイールドカーブコントロール(YCC)で、長期金利までもコントロールしてしまいます(していました)。
YCCは3月に終了しましたが、財務省にとっては、どちらかと言えば「こちら」が本命だったように思えます。YCCが終われば、国債金利が上昇していく! 金利ある世界! 金利ある世界!
と、期待していたのでしょうが、残念ながら上がっておりません。というか、直近では下がっております。
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記事タイトル: 政策金利と国債金利(長期金利)
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