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2024.09.08
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カテゴリ:政治経済

さて、昨日も解説した通り、財務省は、今回の自民党総裁選挙において、
減税はタブー(絶対に言ってはいけない)」
増税しない、は認める
積極財政的な抽象論はOK
 という方針を貫いてるように見えます。同時に、「ステレス増税の推進」は評価し、「財政は経済に優先する」は最高評価、という感じなのではないかと思います。


 お分かりでしょうが、
「減税ゼロ(増税はしない)」
 は茂木幹事長、
「経済は財政に優先する(抽象論)」
 は、小林元・経済安全保障担当相
「ステルス増税」は、「年収の壁」を問題視している小泉元・環境相


 小泉氏は、年収106万円を超えない場合、厚生年金を支払わなくても構わないという素晴らしい制度を、「年収の壁」として批判しています。何でも、年収の壁があるから、女性が106万円までしか働かない、という話なのですが、ならば厚生年金免除の水準を年収500万円に引き上げればいいんじゃない?
 

 となれば、年収が500万円に達するまで、既婚女性は厚生年金を払わなくて済む(第三号被保険者扱い)。既婚女性がガンガン労働市場に入ってくるよ。


 なんて話は、現在の日本ではありえず、第三号被保険者が少しでも働いていたら、年収がいくらであっても、厚生年金を払わせたいだけなのです。


 最終的には、第三号を廃止したいのでしょうが、簡単にはいかないため、まずは、
「少しでも働いたら、第三号の対象外」
 とやってくるわけですね。これが、ステルス増税

――――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: 自民党の革命派たち

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Last updated  2024.09.09 07:02:12
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