OECDが世界経済見通しの中間評価を公表しました。日本の成長率見通しは大幅に引き下げられ、G7諸国で唯一のマイナス成長(▲0.1%)になるとのことです。
OECDの見通しが当たるとは限りませんが、実はわたくしも今年はマイナス成長となると予想しています。
まずは、この状況で日銀が政策金利を引き上げ、かつ
「政策金利と国債金利は直接的には関係がない」
にも関わらず、財務省「金利ある世界」「国債金利が膨張する」プロパガンダを展開し、財政が緊縮気味になっている以上当然です。
実は、現在の日本経済は結構ヤバくて、ネットの資金需要がプラス化しているのです。
会田卓司先生によると、日銀資金循環統計(2024年4-6月期)の企業貯蓄率(GDP比)は+5.2%と、1-3月期の+4.5%から上昇。反対側で財政赤字が不足しているため、ネットの資金需要がプラス化してしてしまった。
つまりは、日本から貨幣(銀行預金)が「消滅」していっているのです。
本件は極めて重要なので、総裁選後の三橋TVで具体的な数字に基づき、解説します。
というわけで、現在の日本は補正予算必至。このタイミングで、自民党総裁選挙。
常識的に、新総裁、新総理大臣は補正予算をすぐに組まなければならないのですが、解散総選挙が先行する可能性もある。
解散総選挙となると、11月上旬に投開票になるため、12月に通常予算と共に1-3月期の補正予算を組むか? 第二次安部政権発足時と同様に、15カ月予算ですね。
いずれにせよ、補正予算を組むと、その瞬間に25年度のPB黒字化は不可能というか無意味になります(日本を恐慌に叩き込むつもりならば別ですが)。
そもそも、一年で18兆円のPB赤字圧縮が狂気の沙汰なのですが、その「狂気のシミュレーション」で25年度PB黒字化が既成事実化している。バカなのか!? できるわけがないだろ。やってはならないのはもちろんだけど。
ま、とりあえずはPB黒字化が「内閣の目標」になっている。となれば、そもそも政府が緊急で景気対策を打つことも、本来はアウト(さすがにやると思うけど)。
――――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: 文明の崩壊
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