自民党が惨敗したので次の展開を解説します【三橋貴明】
https://youtu.be/rknbW7sZrA0
上記の動画を配信し、コメントを読んでいて気が付いたのですが、意外と皆さん、現在の状況を分かっていない。
特に、与党が衆議院で過半数を割った意味。
これは、予算を自分たちだけでは決められないという話なのですよ。
参院の過半数を割ったとしても、予算は衆院を通せば、30日で自然成立になります。つまりは、野党が参院で過半数を獲得するだけでは、与党側は予算が通せる。
それに対し、衆院の場合は違います。
予算を含む、全ての法案を通せなくなる。これが、重要なのです。
理由は、与党側が予算(だけではないですが)を通したいならば、野党と話し合わなければならないためです。ようやく、議論が始まる。
また、今回の議席配分について、わたくしが「最高の結果」と言ったことに反発が多いのですが、あのね。
わたくしは、「自公が過半数を大きく下回り、立憲民主党が比較第一党にならない」状況を望んでいたのですよ。そのまんまになった。
多くの視聴者の方々は、
「自民党はもっと減るべきだった」
「立憲民主党はここまで伸びるべきではなかった」
と、反発されていますし、わたくしもそう思いますが、これ以上は無理なのよ。理由は、衆議院選挙に立候補するためには、供託金が必要になるためです。衆院小選挙区で300万円。比例区は600万円ですよ。
供託金が高いと思っただろうし、わたくしもそう思うけど、それをここで吐き出しても意味がない。地元の政治家に言ってくれ。
供託金が高すぎるため、国民民主党、れいわ新撰組、参政党といった、まともな中小政党は、常におカネ(供託金)に苦労する羽目になる(議席が増えると、政党交付金が増えるため、少し楽になる)。
つまりは、今回の総選挙で国民民主党が数百人の候補を立てるなど、端から無理だったのですよ。実際、国民民主党は比例の議席数が増え過ぎたにも関わらず、比例名簿の候補者が足りず、三つの議席を他党に献上する羽目になった。とはいえ、三名を比例名簿に掲載するためには、1800万円(!)が必要なのだよ。
さすがに、解散時に国民民主の票がここまで伸びるとは誰も思っていませんでしたから、1800万円分の「追加コスト」を負担する判断は難しいよ。
というか、その判断を批判するのはおかしい。批判するべきは制度だ。
――――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
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