日本の総選挙やアメリカ大統領選挙が終わりました。いい機会なのでこの話を書いておこうと思います。
世界に対するアプローチは主に二つあります。ユートピアニズムとリアリズムです。
「世界はこうあるべきだ」
と考えるユートピアニズムは、グローバリズム、リベラリズム、均衡財政主義などに分かれます。
参考動画はこちら。
れいわ新選組が議論を巻き起こす!グローバリズムとリベラリズムは何が違うのか?分かりやすく解説します[三橋TV第936回]三橋貴明・saya
トランプ大統領はなぜ勝利した?リベラリズムの限界が来ているので解説します[三橋TV第938回]三橋貴明・菅沢こゆき
【ユートピアニズムとリアリズム】
ユートピアニズム系の思想にはまった人は、
「世界はこうあるべきだから、こうあるべき」
と思考するため、反論を受け付けません。現実に基づき「解決策」を「議論」しようとする人々を憎み(まさに「憎み」)、大抵は言論統制に走ります。
2020年の大統領選挙の頃、フェイスブックやTwitterなどがトランプ前大統領のアカウントを凍結するという暴挙に出ましたが、あれはリベラリズムとしては当然なのです。
何しろ、人道を守り、人権を守り、個人を尊重するリベラリズムを否定しようとするなど、言語道断。頭のおかしい男には、発言すらさせてはならない、というわけですね。
日本では選択的夫婦別姓、LGBT関連、同性婚、そして「女系」天皇論に象徴されるリベラリズムですが、やはり「ポリティカル・コレクトネス」という用語がパワーを持ち始めた2000年代初頭くらいから影響力が高くなったと思います。ちなみに、ポリコレという「政治手法」を最初に使ったのは、レーニンだったりします。知ってた?
リベラリズムは、
「人道に基づき個人の人権を尊重し、たとえ不法移民であっても彼らを保護しなければならない」
といった主張をしてくるわけです。それに反論しようとすると(つまりはポリコレ違反)、「レイシスト!」といったレッテル貼りでヒステリックに攻撃してくる。
いやまあ、落ち着けよ。そりゃあ、あんたが言っているのは正論だけど、現実はこうなんだぜ。不法移民のせいで俺たちの賃金が上がらず、治安が悪化し、皆苦しんでいるんだよ。しかも、そもそも「不法」なんだから、ご帰国頂いて当然だろ。
と、反論すると、
「黙りなさい! この人種差別主義者! キーッ!!!」
という感じでわめきたててくる。
しかも、この手のリベラルな主張をする者たちは大抵は勝ち組で、自分は安全な高みからムカつく正論を振りかざしてくるわけです。そりゃあ、一般のアメリカ国民が怒って当然だろ、というのが今回の大統領選挙の結果だったわけです。(もちろん、リベラリズムやグローバリズムの背後には「ビジネス」で利益を得る者たちがいるわけですが、今回は省略)
――――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: ユートピアニズムに食い荒らされた国々
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