カテゴリ:ポルトガルの医療事情
今日は面白いポルの女医さん達をご紹介。
一人は、婦人科のドクター。 先日、定期検診に行った時の事。 ポルでも大きな病院では電子カルテを使っている。 50代半ばと思われるそのドクターは、コンピュータ操作が得意ではないらしく以前も悪戦苦闘していたんだった。 最初、問診があって、その後ベテラン看護婦が診察台に私を促した。 私の診察はすでに2時間も遅れていたからね。 早く回転するように、ベテラン看護婦が仕切るのだ。 もちろん「下半身は全部脱いでね」と。 は~い。 診察台に上がっても、そこに居るドクターが来ない。 コンピューターを前に、電子カルテに悪戦苦闘中。 仕舞いには、「システムがおかしい!」て言い出した。 看護婦「情報管理室の人を呼びましょうか?」 ドクター「きゃー、ダメよ。すでに患者がいるんだから。だって情報管理室の人は男性なんだもの。」 看護婦「それでは、若いコンピューターの事を良く知っている看護婦を呼びましょう!」 ってことで、私の前をドタバタ診察室を出たり入ったり。 もちろん私は下半身何もつけず、しかも足は開脚状態。(女性の皆さんなら分かるポーズです) エアコンの風を感じるわ~。 かなりの時間、そのまま放置されていた私。 皆のドタバタを、そんな状態で眺めている自分がおかしくなってひとり笑い出してしまった。 その笑いに気付いた看護婦が「まあ~、可哀想に。忘れてたわ。」ってカーゼをポンと置いてくれた。 これで隠せ、ってことねー。 その後、電子カルテが使える様になり、ドクターが戻って来て、無事内診終わり。 ドクターがビスケットの袋を取り出して、ムシャムシャ食べ始めたの。 「あー疲れちゃった。あなたもひとつ食べなさい。」とドクター。 ちょっとびっくり。 私も医療従事者だったから、患者の入る場所で飲み食いはしたことないので、躊躇っていたら。。。 看護婦「そうよ、小町は今日の一番の被害者なんだから。甘いものでも食べなさい。」と勧めて来た。 え~、いいんですか? それでは、ひとつ。。。 再び電子カルテに記入し始めたドクターを覗き込んだ看護婦が「先生、先程記入した部分が、上書きにより消えています」と叫んだ。 ドクター「私は知らないわ~♪ちゃんとやってるのに。。。」と。 看護婦は「オーマイゴット」って頭を抱えていた。 次回行った時には、私の記録は無いものと思われる。 私の後の患者も同じなんだろうなー。 もう一人の女医さんは、ファミリードクターのような存在。 私が前に入院した時もお世話になった。 アンソニーは、昨年のチェックアップ時にメタボを指摘されて、1年間ダイエットに励んで来た。 減量の結果をみせてやるー、と鼻息が荒かった彼。 ドクターとアンソニーは同じ歳。 気さくな性格のドクターは、アンソニーとポルの経済の話や教育の話等するのが好きでいつも話題をふって来る。 健康と関係無い事はなしたら、その後の患者の予約に影響が、、、って思うのは私だけみたい。 今回、アンソニーを見て「まあ、痩せたわね。驚き。何をしたの?」ってビックリしたドクター。 体重を量ったら、昨年より17キロも減量だったので、更に驚き。 実はそのドクター、かなり肉がついていて恰幅がいい。 おっぱいもおしりもスゴいボリューム。 去年よりボリュームアップした事は間違いない、と私は思っているんだけど。 彼女こそダイエットが必要なんじゃないかしら。 アンソニーのダイエットに感心した彼女は、「ねえ、どうやってダイエットしたの?教えてよ~。」だって。 大笑い アンソニーは「僕にコンサルタント代を払うんなら、ダイエット方法を教えてあげるよ。」ってかわしていた。 次はドクターがダイエットに励んで下さーい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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