カテゴリ:ポルトガルの人々
私の通うプールの隣りがスーパーなので、水泳の帰りに時々よるのだけど、今年に入ってから気付いた事がある。
私が行く時間帯に、いつも2、3人のおじいさん達がスーパーの中を買い物もせずにブラブラしていることを! しかも商品を手に取って、いろいろコメントをするのだ。 「その果物はスペイン製だよ。」 「このフライパンは良く無いねえ。。。」 そして散々、商品を評価しまくった後、毎回のごとく、何も買わずに出て行く。 もうお店でも顔みたいで、レジの横を係員に「よっ!」と手をあげて出て行くの。 毎度のことなのねえ。 私がそのスーパーに行くのは週に一回ぐらいなのに、ほとんど毎回会うんだから、おじいさん達は足しげくあのスーパーに通って、品評会をやっているのね。 このおじいさん達、ポルトガルで退職したお年寄り達にこよなく愛されているハンチング帽をかぶっている。
ハンチング帽って、日本ではオシャレなアイテムかもしれないけど、こっちでは退職したおじいさん達=ハンチング帽っていうイメージが私の中にある。 ポルトガルを旅行すれば、このハンチング帽をかぶったおじいさん達をみかけるだろう。 リスボンの公園では、ハンチング帽のおじいさん達がトランプで遊んでいる姿を見るし、車の運転だって、この帽子をかぶったままのおじいさん達が多いよ。 アンソニーに「退職したら、記念にハンチング帽を買ってあげようか?」と聞いたら、「嫌だ!」と拒絶されてしまった。 それにしてもあのおじいさん達、毎日スーパーに現れているのかしら? 今日も会っちゃった。 昼ご飯の後のお散歩の時間なのかも。 今度話しかけて、商品の批評を聞いてみようかしらん? ハンチング帽の二人のおじいさんはスーパーを出て、てくてく歩いて行った。 車で来ていないということは、近くの住人と考えられる。 これからカフェでコーヒーでも飲むんだろうな。 今日もこの田舎は平和みたいだわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ポルトガルの人々] カテゴリの最新記事
|
|