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カテゴリ:カクテル,ワイン,エトセトラ
先週のフストカーレンで、食後のデザートのようなリキュールを、という注文で出てきたのがこれ、
シャルトリューズ V.E.P.である。シャルトリューズ自体はメジャーなリキュールだし、たまには居酒屋でもみかけることがある。でも、V.E.P.がいきなり出てくるとはなあ。そこがフストカーレンがフストカーレンたるゆえん。 香りは、あらゆるトイレの芳香剤の匂い。一種類ではないよ、あらゆるだ。正確に言えば、トイレの芳香剤がナチュラルなミントや花や柑橘類やハーブの匂いを模しているわけで、順序が逆である。 飲んでみれば、口中そして食道から香りが再び噴きあがり、体のまわりを漂う。それは、 おばあちゃんの部屋の匂いであり、 酒をある一つのタイプの女性にたとえることはあるけれども、このV.E.P.はあらゆる世代の女性が入れ替わり立ち代わり現れる。度数も高いし、すごい酒だ。 また、酒というジャングルの奥深さを垣間見た気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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