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カテゴリ:まいうーなお食事
先週、久しぶりにJAZZ BAR LEWISに行き、酔ってマスターにそそのかされて、色々と語らんでもいいことを語ってしまいました。
ちぇっ、ネタは小出しにしないともったいないのに。 で、ママから院展の特別招待券をもらったので、昼ごろから東京都美術館に行ってきました。 院展って名前はよく聞くけれども、いったい何なのか知らなかったのですが、日本美術院という団体の展覧会だったのですね。公募作品と同人作品(院に所属している人)から成っているそうで、ぜんぶ日本画です。 春の院展は小品が多く、秋の院展は再興院展といって大きな作品が多く、秋の再興院展がメインみたいです。 日本画といっても、洋風なのから和風なの、アジアン風なの(平山郁夫とか)など多彩でした。 一番の印象は、どの絵もでかいってことです。 規定は225cm x 180cm以内(縦横自由)らしいのですが、それよりどう見てもでかいものがたくさんあります。同人にはその既定はないのかもしれません。 以内なんだから小さいものがあってもいいと思うのですが、短辺1m以内なんて作品はありません。 そしてどの絵も徹底的に緻密に手を抜かず描いています。この一枚の絵を描くために、どれほどの時間と手間と金をかけたのか。毎年この展覧会に出すために一枚を徹底して描くのだなあ。 その情熱というか執念というか閑さというか、そこに圧倒されます。 絶対かなわない、あと何十年描き続けても僕には無理だ。当り前だけど。 ステキとかカッコイイとか印象的とか、成り上がりのゲージツ家が通用する展覧会ではないのでした。たゆまぬ努力が必要とされるアートなんです。絵というより工芸品に近い。 でもね、僕が勝ってるかもしれないと思うことが一つだけありましたよ。 みんなタイトルのセンス悪すぎ。 冬山の三匹の猿を描いて「生きる」って、何それ? 生きることの厳しさを描いたんでしょうか。これは単に「冬の猿」とか「山猿の家族」とかの方がいいと思います。 すぐに読めない漢字検定的な熟語も多いです。 具体的なもの描いて、「ほのか」とか「やすらぎ」とか、そんな感じの抽象的なタイトルをつけてるのが多く、その絵は僕的にはそんな印象があまり感じられなくてとまどったりしてしまいます。 個人的には夜のバスを描いた「夜のバス」、こんなんがいいね。 日本画というのはよくわからない分野ですね。使う材料や技法が独特で、どうやって描いたのかじーっと目をこらしてみてもわかりません。 上之在住の大野百樹画伯の絵もありましたよ。すごかったっすねー、人一倍でかかったです。 ぐるり回って目と頭と首が疲れました。 小腹が減ったので、公園内で開催されていた北海道物産展の屋台でラムチョップを買いました。 うまい・・・肉を噛むことで現実に戻れたような気がしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月13日 18時42分01秒
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