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カテゴリ:なんちゃって星と嵐
今日も4時起き、朝日がきれい。
昨夜は雲に覆われていた大天井も朝にはすっきり晴れ渡っていました。山頂まではごろごろの岩場を登って10分です。雲海から登る御来光を眺め、振り返るとピンクに燃える穂高、槍の上にはまんまるのお月さま。うーん、ステキっ! 日が徐々に高くなるにつれて、朝と夜との境界ラインが下がっていきます。影は今いるこの大天井の影です。 今日は最終日。燕岳を経由して、中房温泉に降りて、風呂に入って帰る予定です。 大天井から降りて大天井ヒュッテからの道との交差点で、みたことのある人が立ってました。あれっ、京・晴夫妻じゃありませんか。昨日別れる時に、明日も会えるといいね、なんて冗談のつもりで言ってたのが、ほんとに早朝から会えちゃうなんて楽しい偶然だね。この日も、燕山荘でほんとのお別れをするまで、越したり越されたり、一緒に歩いたりできて楽しかったですよ。 途中の大下りの頭という景色の良いところで、休憩がてらに絵を描きました。槍ヶ岳とそれに続く東鎌尾根、大天井、さらに今日降りてきたここまでの尾根道。すべてが見渡せます。 ああ、名残惜しいなあ。山を歩いていると、苦しくてもう来なくていいやなんて思うこともあるけれど、いざ降りる段になると、降りたくなくなります。 北アルプスは、今まで登ってきた低山とは景色がまるで違っていました。山は高く谷は深く空は広い。雪渓がいたるところに残っていかにもアルプス的な雰囲気を盛り上げています。 「北アルプスは、八ヶ岳や富士山ともまるで違う、一度来たら止められない」誰かが言ってました。僕は八ヶ岳も富士山もまだ出会ったことはありませんが、「北アルプス、君に決めたっ」ってくらいに惚れました。 燕山荘にたどりつくとビックリ。5-60人くらい小屋の前で休んだり、話したり、おやつを食べたりしています。すでにテントが10張以上張られています。燕岳を見上げれば、ぞくぞくと人が登って降りてきます。さらにひっきりなしに燕山荘に向かってグループ登山者が登って来ます。合戦小屋も大混雑で、種が飛ぶほどスイカが売れてました。 混雑時の山小屋では一畳に二人寝ることもあるって聞いてたけど、今夜はそんな感じになるのでしょうか。おぞましい光景ですね。そんな混雑も台風の心配もなく過ごせてナイスなタイミングだったなあ。 右手の傷もずいぶん癒えて、左手のプロトレック周辺は皮がむけてきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月22日 22時01分55秒
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