迷宮の女
Yahoo!動画で配信中の "迷宮の女" を観ました。有能な心理カウンセラー、ブレナック(ランベール・ウィルソン)の元に女性患者クロード(シルヴィー・テスチュー)が預けられる。彼女はパリで起きた連続殺人事件の容疑者で、しかも多重人格者だという。彼女の中のどの人格が殺人を冒したのか? そもそも彼女が本当に多重人格者なのか?それを見極めるため、ブレナックは彼女をカウンセリングしはじめる。一方、物語は並行してクロードの逮捕につながる、刑事マチアス(フレデリック・ディーファンタール)の捜査を描いていく。共通点のない被害者、どこかに運ばれ見つからない死体、犯人は男だとか、女だとか、少年だとか、バラバラの目撃証言。捜査は難航を極めていくのだが・・・。クロード役のシルヴィー・テスチューは現れるそれぞれの人格に応じて演技するのだがフランスのアカデミー賞といわれるセザール賞の常連らしい。アタシは、彼女の中性的な感じに、ちょいとグッときましたフレンチ・ミステリーの鍵はギリシャ神話にありギリシャ神話に名高いダイダロスの迷宮牛頭人身の怪物ミノタウロスを閉じこめた迷宮が物語のモチーフとなっている。カウンセリングによって次第に明らかになってゆく容疑者クロードの心の闇。テゼ(テセウス)、アリアンヌ(アリアドネ)、デダル(ダイダロス)・・・7つの人格がひとつ、またひとつと姿を現しダイダロスの迷宮を明らかにしてゆく。だが、どうしても姿を現さない謎の人格ミノトール(ミノタウロス)他の人格たちが最も恐れる狂暴なボスが、ミステリーを深める。いったいミノトールとはどういう人格なのか?人格を統合するためにブレナックはクロードにすべてを説明し最後の別れの挨拶をする。ついに、過去の経験を己の中で追体験させ、7つの人格を統合し主人格が現れた。以下ネタバレ 注意!!(ドラッグして読んでネ)クロードの主人格それは、ブレナックだったのだ。院長の発案で精神科医であるブレナック自身に自分の鑑定をさせていたのだ。そして、刑事のマチアスもデダルもすべてブレナックの中に存在する人格だった。興味のある方は機会があれば、鑑賞して下さいね。 迷宮の女監督・脚本: ルネ・マンゾール出演: シルヴィー・テスチュー ランベール・ウィルソン フレデリック・ディーファンタール ミシェル・デュショーソワ2003年/フランスシルヴィー・テスチュー 出演映画迷宮の女 [ シルヴィー・テステュー ]価格:3,693円(税込、送料込)サガン -悲しみよ こんにちはー [ シルヴィ・テステュー ]価格:4,568円(税込、送料込)ルルドの泉で [ シルヴィー・テステュー ]価格:4,263円(税込、送料込) 壁紙素材 カワイイダケジャ