子ザル飼育日記

風邪をひいたプレです。おはようございます。

５人家族中、４人が風邪引き。
しかもそのうち１人が飼育係。
群れの全滅は近い。。。


では、本文です。


先日の夕方、飼育係は１人で買い物に行きました。

すっかり日暮れも早くなってあたりは真っ暗。

そんな中、スーパーの前の通りは

夕飯の支度に急ぐ主婦の車や自転車と

家路に向かう人の車で多少なりともごった返していました。


飼育係は店内で一組の親子連れに目が行きました。

三歳くらいのお兄ちゃんと一歳くらいの弟君の兄弟とママ。

弟君はカートに座り、お兄ちゃんは一生懸命ママを手伝って…

いるつもりでママをてんてこ舞いにしています＾＾；


((。_。)((。_。)ウンウン　お兄ちゃんは一生懸命なんだよね。

ママが忙しそうだから、何とかお手伝いしてあげたい。

「いつも買う牛乳が見えたから取って来て上げよう！」

「美味しそうなパンだからママに教えてあげなきゃ！」


でも、ママからすれば。今日は牛乳は買わないし、パンはまだあるし

何より早く買い物を終わらせて家に帰りたい。

お兄ちゃんがチョロチョロしたら危ないし

お店にも他のお客さんにも迷惑になっちゃう。

弟君とカートを放り出して追いかけるわけにも行かないし

そうこうしてる内に肝心の物を買えないままに

時間ばかり経ってしまう。

慌しいやら落ち着かないやらで気持ちもささくれ立ちそう。


飼育係もそうやっていつも買い物してました。

だからすっごく気持ちがわかる。


気になって見ていると、ママさんは根気良くお兄ちゃんに声をかけ

何とか買い物を終えて飼育係の前に並びました。

でも、お兄ちゃんは納得が行かない。


ボクはお手伝いしたいのに。できるのに。助けてあげたいのに。


なんだかちょっとグズグズ言いたくなってきた様なので

飼育係、思わず声をかけちゃいました。


「うわ～。お兄ちゃんがお利口に並んでるから

　弟君もいい子にしてられるのね～」


これ、結構効くんですよ♪

次郎といる時の太郎、三郎といるときの次郎

それぞれに非常に聞き目があった魔法の言葉。


「さすがお兄ちゃんだね～。

　お兄ちゃんがしっかりお手本になってくれるから

　ママも助かるよね！」


お兄ちゃんは恥ずかしそうに、でも誇らしげに　

ママの影に隠れつつにっこり笑ってくれました。


で、袋に荷物を詰めてお店を出るタイミングも同じになったらば。

ママさんはお兄ちゃんに「先に走って行っちゃダメよ。」

「ママの隣にいてね」としっかり言い聞かせていました。

で、ドアが開くと同時に走り出したお兄ちゃん。＿｜￣｜○…ｶﾞｯｸﾘ


((。_。)((。_。)ウンウン　今まで狭いお店の中に居たんだもんね。

走りたいよね。((。_。)((。_。)ウンウン　

でも、危ないってばよ。


何とかママの呼びかけに戻ったお兄ちゃん。

思わず、また話しかけちゃいました。


「お兄ちゃん、ママと弟君が危なくないように

　隣で見張っててあげなきゃね！」

「ママが車の方に転ばないように、手をつないであげたら？」


お兄ちゃん、「ハッ！」とした顔で急いでママの顔を見て

しっかりとママと手を・・・つなげないので（苦笑）

カートの端をしっかり握って飼育係に手を振ってくれました。



小さな小さな背中は、「ママと弟を守る！」の心意気のせいか

ピンと張って誇らしげで可愛らしくて

とってもかっこよかったです。

小さいけど、まだまだワカランチンだけど

ママが君を守りたいように

君もママを守りたいんだよね。



「アレは危ない」「コレはいけない」

そうやって教えることはとても大切で

飼育係も口が発酵するほどいつも言っています。

でも、それと同時進行でこんな魔法の言葉も使ってみると

親子共々楽しくお買い物できるかもしれません。



↓そうだよね。押したいんだよね。
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