ぷりんは、私たちが初めて飼った犬です。5歳と3ヶ月です。ふたりの子どものように大事に育てています。
小さいころは、お散歩が大の苦手でした。
ある朝、いつものように歩いていると、突然大きなゴールデンレトリーバーがぷりんをひっくりかえして上に乗っかってきました。そのゴールデンはマックスと言って、おじさんがバイクで伴走しながらリードをつけずに散歩をしている犬でした。マックスは、気のいい犬で「あそぼ~」と言ってきてくれたに違いないのですが、小さなぷりんにしてみれば、なにがなんだかわからず、ただただ恐ろしかったことでしょう。
それからというもの、バイクの音がしたり、ゴールデンがやってきたりすると、異常に怖がるようになってしまいました。散歩の時はいつもしっぽをまいて、後ろから誰か来ないか心配しながら歩いていました。私たちは、それがかわいそうでなりませんでした。
でも、近所の犬友達の方々が、逢うたびにかわいがってくださったおかげで、少しずつ、少しずつお友達が増え、大好きなおばちゃんやお姉ちゃんと会うのが楽しみになって、今では、うるさいほどお散歩の催促をするようになりました。
天気の良い休みの日には、近くの里山へハイキングにも出かけます。にいちゃん(ぷりんはキッとそう呼んでいる)とふたりで、手をつないで歩いているように見えます。私はその姿を後ろから見ているのが、大好き・・・幸せを感じます。