久里浜海岸 平作川沿いを歩く
発電所の煙突がないと久里浜かどうかわからない。暑いくらいの日だった。散歩中のしばわんこがすごくかわいかった。平作川をとりあえず北久里浜まで歩こうということに。この景色は大好き。私にはここが日本のベニスだけどな。思い出をたどって北久里浜まで話しながら歩く。「まだあるね。ジョリーパスタ。」住んでいたころにはなかったニトリでちょっと休憩。北久里浜駅到着!!「アパートを見に行こうよ。この階段で」「え?いいけど・・」「階段で来てみたかった。」そうなんだ・・アパートを見に行くならさっきの踏切から行ったほうが近かった気がするもの。駅の裏をちょっと行ったところにある階段を上っていく。「こんなに階段まで距離あったっけ?」「そうだね・・」200段くらいの階段は50歳と44歳になった私たちにはとてもきつかった。「こんなに辛かったんだね。」「あの頃二人とも20代だったから。」「もう住めないね・・」二人で呟いた。上ったところでへとへと。アパートが建て替えられたのは前に車で二人で見に来た。もう一度懐かしい場所を見て・・「あの山の中を抜ける道が通りたい。まだあるかな?」「きっとあるよ。」そっちのほうへ歩いていくと道はあったけど山は切り開かれて抜けて出た隣の町の丘とほぼ繋がっていた。主人はかなりがっかりして「僕はあの山の中の自然いっぱいの薄暗い道が通りたっかったんだ。」と、何度もつぶやいた。「道はあったじゃん。」違うんだ。・・もう来ない・・もう来ない。何度も言った。なんかさみしくなっちゃったみたい。そのまま隣の新大津まで歩く。