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カテゴリ:母性愛/Maternal Love
2015年7月26日午前11時頃、調布の一般民家に飛行機が墜落した。
そうとは知らず、その日の午後 東京から高知に飛行機で保護猫のティアラと桜を連れて行くために、 調布経由で羽田空港に向かうリムジンバスに乗った。 バスの運転手さんが、午前に発生した調布の飛行機墜落事故のため、 ルートを変えると言っていたが、無事到着時刻より早めに着いた。 (バス到着の予定時間は、渋滞を見込んでかなり遅めに見ていることが多い。) 後から、墜落され燃え上がった家の2階で、 犬を助けていてトリマーの女性が死んだと聞いた。 1階ではこの人の母親が、「娘がまだ中にいる!」と言って、 炎の中に飛び込もうとして、近所の人々に制止されたとのこと。 この母親は炎に飛び込めば自分の身がどうなるかなど咄嗟に考えなかった。 おそらく、ただただ娘を助けたかったのだ。 自分の身など考える余裕はなかった。 この人は母親だった。母親の本能が作動した。 おそらくトリマーの娘さんも咄嗟に犬を助けたのだろう。 自分の身が危ないと考える余裕もなく。 「熱い」という声が聞こえたそうだから、爆風で即死したのではなかった。 2階のケージの中の10匹の犬をそのまま放っておいて、 猛スピードで窓に向かって階下に飛び降りていれば、火傷や骨折だけで助かっただろう。 この人は咄嗟にそれができなかった。 2階から階下に犬を投げて助けていたそうだ。 咄嗟に自分がどうなるのかを考えず、犬を助けようとしてしまったのだ。 咄嗟に犬を助けて死んだ人。 この人は犬たちの母親だった。 この女性のご冥福をお祈り申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.11.23 10:00:19
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